マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/27 1:08:26
9,999,764
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~内需グロース株への押し目買いを注視

2019/11/14 12:49 FISCO
*12:49JST 後場に注目すべき3つのポイント~内需グロース株への押し目買いを注視 14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、内需グロース株への押し目買いを注視 ・ドル・円はもみ合い、米中協議に思惑交錯 ・値下がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はファミリーマート<8028> ■日経平均は続落、内需グロース株への押し目買いを注視 日経平均は続落。55.91円安の23263.96円(出来高概算6億9646万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、注目されていたパウエル議長証言では市場想定通り当面の金利据え置きを示唆した一方で、農産物購入を巡って米中交渉が難航していることが伝わったことで、主要3指数は高安まちまちとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の23330円、円相場は1ドル=109円を割り込んだことから、本日の東京市場にもいったん利食い売りの動きが先行した。朝方の売り一巡後は押し目買いの動きもみられたものの、前場取引時間中に発表された10月の中国経済指標が弱含んだことで、短期筋による指数先物や中国関連株への売りに繋がり、日経平均は前引けにかけてマイナス圏での推移となった。 セクターでは、繊維製品やパルプ・紙が2%安となったほか、ゴム製品、鉱業、海運業などがさえない。売買代金上位銘柄では、ZOZO<3092>が8%安になったほか、楽天<4755>、ソニー<6758>、アドバンテスト<6857>、三菱UFJ<8306>などメガバンク、日産自動車<7201>などがさえない。一方で、LINE<3938>とZホールディングス<4689>が経営統合することで最終調整に入ったと報じられ、LINEはストップ高買い気配、Zホールディングスが15%高となった。そのほか、ソフトバンクG<9984>やソフトバンク<9434>も上昇。決算関連では、ヤマハ発動機<7272>、トリドール<3397>、エンジャパン<4849>、リクルートHD<6098>が上げた。 上下両院合同経済委員会で行なわれたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて、米国における金利低下局面の継続が改めて認識される格好となった。足元で米金利低下の一服感から世界的にもグロース株からバリュー株にシフトする動きがみられ、割安感のある銘柄やセクターへの資金流入が目立っていたが、本日は減益決算を発表したメガバンク株をはじめとしてその動きは一服しているもようである。これにより、前日の米国市場でも、S&Pグロース指数の方が同バリュー指数に対して強い動きをみせ、本日の東京市場でもTOPIXグロース指数が同バリュー指数に対して底堅い動きとなっている。 他方、中国で発表された10月分の鉱工業生産や小売売上高などの経済指標は総じて市場想定を下回ったものの、同国内での景気刺激策などに対する期待感から、上海総合指数が値崩れには至っていない点はひとまず東京市場においても安心感に繋がろう。 物色としては、本日引け後まで決算ラッシュが続くことから、日替わりで関心が移りやすく、資金の逃げ足の速さには引き続き注意しておきたいところではある。また、外部環境としても米中摩擦や香港デモなど引き続き不透明感が続いていることから、外需株は手がけにくいだろう。これらを踏まえ、前述した地合いから後場にかけては直近で下落基調であった内需グロース株の一角に対する押し目買いの動きに注目しておきたい。 ■ドル・円はもみ合い、米中協議に思惑交錯 14日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。米中貿易協議の行方に思惑が交錯し、狭いレンジ内で方向感の乏しい値動きとなった。 米中貿易協議に関し過度な進展期待は後退する一方、中国側の冷静な対応が注目され、リスクオンのムードは弱まった。ただ、ドルは108円台で国内勢の押し目買いが続き、日本株は軟調地合いでも下げは小幅にとどまった。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安継続を警戒した円買いは続きそうだ。中国の低調な経済指標も嫌気されよう。一方、上海総合指数はプラス圏だが、米株式先物は弱含みドル買いは入りづらい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円72銭から108円86銭、ユーロ・円は119円67銭から119円79銭、ユーロ・ドルは1.1004ドルから1.1011ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・マーケットエンタープライズ<3135>、サイバー・バズ<7069>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はファミリーマート<8028> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が討論会参加(経済見通し関連) 「現時点で政策金利は据え置きを支持、推移を見守るべき」 「インフレ率は今後18-24カ月で2%に到達を予想」 「景気は堅調だが、世界の成長減速、低インフレ、貿易などが脅威」 【経済指標】 ・日・7-9月期GDP1次速報:前期比+0.2%(年率予想:+0.9%、4-6月期:+1.8%←+1.3%) ・豪・10月失業率:5.3%(予想:5.2%、9月:5.2%) ・豪・10月雇用者数増減:-1.90万人(予想:+1.50万人、9月:+1.47万人) ・中・10月鉱工業生産:前年比+4.7%(予想:+5.4%、9月:+5.8%) ・中・10月小売売上高:前年比+7.2%(予想:+7.8%、9月:+7.8%) <国内> ・13:30 9月第3次産業活動指数(前月比予想:+1.1%、8月:+0.4%) <海外> ・16:00 独・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+0.8%、4-6月期:0.0%) 《HH》
関連銘柄 17件
3092 東証プライム
3,400
4/26 15:00
+43(%)
時価総額 1,059,590百万円
日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
709
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 3,774百万円
買取サイト運営会社。自社運営の買取サイトを通じて買い取った中古品をネットで販売。農機具リユース等も。ネット型リユース事業は堅調。個人向けリユース分野では商品の取扱量が増加。24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/04/09
3,828
4/26 15:00
+64(%)
時価総額 336,206百万円
セルフうどん店「丸亀製麺」を全国展開。国内ではハワイアンカフェ「コナズ珈琲」や天ぷらの「まきの」など、海外では「雲南ヌードル」など、計21ブランドを運営。全セグメント好調で、3Q累計売上高は過去最高更新。 記:2024/03/27
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4689 東証プライム
378.8
4/26 15:00
+4.8(%)
時価総額 2,890,683百万円
ヤフー、LINEなどの再編により誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。コマース事業は堅調。アスクルグループ、ZOZOグループが売上増。戦略事業は売上伸長。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/22
4755 東証プライム
737.8
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 1,520,613百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4849 東証プライム
2,657
4/26 15:00
+11(%)
時価総額 132,095百万円
大手求人情報サイト運営会社。「エン転職」や「エンミドルの転職」、「エンバイト」等を運営する。人材紹介や採用支援等のサイトも手掛ける。今期3Q累計は堅調な国内が海外をカバーも、人件費や広告宣伝費が増加した。 記:2024/04/16
6,641
4/26 15:00
+125(%)
時価総額 11,262,870百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6758 東証プライム
12,770
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7069 東証グロース
2,864
4/26 14:59
+41(%)
時価総額 11,218百万円
マーケティングサービス会社。インフルエンサーサービスやインターネット広告、SNSアカウント運用代行等のサービスを広告主や広告代理店の提供する。今期1QはインフルエンサーサービスとSNS広告販売が伸長した。 記:2024/03/10
7201 東証プライム
549
4/26 15:00
+2.3(%)
時価総額 2,317,173百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7272 東証プライム
1,406.5
4/26 15:00
-20(%)
時価総額 1,477,742百万円
輸送機器大手。二輪で世界2位、船外機やウォータービークルでは世界トップ級。産業用ロボット、ゴルフカー、発電機なども事業領域。水素エンジン搭載ゴルフカーを開発。出荷増で23.12期営業利益は過去最高益更新。 記:2024/02/23
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
1,552.5
4/26 15:00
+1(%)
時価総額 20,620,297百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9434 東証プライム
1,878.5
4/26 15:00
+29(%)
時価総額 8,992,652百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10