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テイカ、オルガノ、ぐるなびなど

2023/11/2 15:27 FISCO
<4027> テイカ 1407 -309急落で下落率トップ。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は従来予想の19億円から14億円、前年同期比49.0%減に、通期では48億円から24億円、前期比43.2%減にそれぞれ引き下げ。中国など海外需要の低迷、原燃料価格の高止まりによるコスト増に加えて、ICT機器需要低迷に伴う導電性高分子薬剤の販売低調などが背景に。特に下半期の下振れ幅が大きく、ネガティブインパクトが強まる展開に。 <4911> 資生堂 4708 -181大幅反落。同社のほか、コーセー、ファンケル、花王などの化粧品関連が全般低調な動きになっている。米化粧品大手のエスティローダーが業績見通しを引き下げ、前日の株価は約20%の急落となっており、国内関連銘柄にもその影響が波及しているようだ。エスティローダーでは、中国本土での高級化粧品市場の回復の遅れ、並びに、中東情勢の緊迫化も影響などを下方修正の背景としているもよう。 <8591> オリックス 2629.5 -176.5大幅反落。前日に上半期決算を発表、純利益は1281億円で前年同期比4.7%増にとどまり、据え置きの通期予想3300億円に対する進捗率は38.8%の水準に。キャピタル損益の進捗が低くとどまっているもよう。会社側では、下期に不動産、PE投資、再生エネルギー設備売却などを検討し、計画達成を目指すとしているが、タイミング次第では、下方修正を余儀なくされる可能性もあるとしているようだ。 <8282> ケーズHD 1321 -90大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は従来予想の163億円から108億円に、通期では305億円から255億円にそれぞれ引き下げた。生活防衛意識の高まりに伴う消費マインドの低下、買い替えサイクルの長期化などで売上高が計画を下振れたようだ。第1四半期の状況から下振れへの警戒はあったものの、通期では市場予想を25億円程度下回っており、想定以上の下方修正と捉えられた。 <6368> オルガノ 5590 +595急伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は78.6億円で前年同期比20.7%増となり、10月25日の修正計画水準で着地。当時上方修正していた通期予想200億円は今回据え置いた。修正計画発表後に株価は大きく上昇したが、決算を受けて本日は一段高の展開に。上半期受注高は前年同期比2.7%減となったが、第1四半期の同35.3%減から大きく改善していることなどが評価材料ともなったようだ。 <8056> ビプロジー 3995 +263大幅反発。前日に上半期決算を発表、営業利益は166億円で前年同期比21.9%増となっている。第1四半期の同22.0%増に続き、7-9月期も同21.8%増と順調な収益拡大傾向が続く形に。通期予想は325億円、前期比9.5%増を据え置いているが、上振れへの期待感が優勢となっているもよう。主力のシステムサービスの販売増が収益拡大を牽引、ソフトウェアなども好採算品の計上で順調推移となっている。 <2440> ぐるなび 294 +31急伸。前日に上半期の決算を発表、営業損益は0.7億円の赤字となり、従来予想の5億円の赤字を大きく上回る損益改善となっている。前年同期は16.1億円の赤字であった。飲食店販促サービス売上がネット予約手数料を中心に想定を上回って進捗し、採用の厳格化によって人件費及び人員関連費用の低減も図れているもよう。通期は7億円の赤字予想を据え置いているが、赤字幅は大幅な縮小が期待できる状況に。 <7951> ヤマハ 3730 -350大幅反落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は86億円で前年同期比37.3%減となり、130億円程度の市場予想を大きく下振れた。また、通期計画は従来の500億円から420億円に下方修正し、第1四半期決算時に続く下方修正となる。中国経済の低迷に伴う需要減少で、工場操業率が悪化するもよう。一転減益見通しへの下方修正に加えて、自社株買いなどへの期待も後退しているようだ。 <4751> サイバー 863.7 +56.1大幅続伸。前日に23年9月期決算を発表、営業利益は246億円で前期比64.5%減となり、コンセンサスを10億円強下振れた。「ウマ娘」の減収が大幅減益の主因。また、24年9月期は300億円で同22.2%増の見通しで、380億円程度の市場予想を大きく下回る。ただ、会社計画は保守的な傾向が強く、ガイダンスリスクなども株価には織り込み済みとみられる。安値圏で推移していた株価には目先のアク抜け材料に。 <7203> トヨタ自 2760 +48大幅続伸。前日の取引時間中に第2四半期決算を発表。一時上げ幅を広げた後に伸び悩む動きとなったが、本日はあらためて買い優勢の展開となった。7-9月期営業利益は1兆4384億円で前年同期比2.6倍、通期予想は従来の3兆円から4兆5000億円に上方修正した。円安効果が大きいものの、市場コンセンサス4兆1000億円程度を大きく上回る水準で、相対的な利益創出力の高さに対する評価が優勢となった。 《ST》
関連銘柄 10件
2440 東証プライム
330
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 18,778百万円
国内最大級の飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」を運営。楽天グループが筆頭株主。訪日外国人向け観光情報サイト「LIVE JAPAN」の運営等も。楽天ID連携会員数は870万人超。飲食店運営のDX支援強化図る。 記:2024/08/02
4027 東証プライム
1,579
11/22 15:30
+9(%)
時価総額 38,550百万円
1919年設立の化学メーカー。酸化チタンや微粒子酸化亜鉛等の機能性材料事業、界面活性剤や圧電材料等の電子材料・化成品事業が柱。総還元性向40%以上目標。化粧品原料は機能性微粒子製品の生産能力拡充図る。 記:2024/08/02
4751 東証プライム
1,008.5
11/22 15:30
-4.5(%)
時価総額 510,648百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6368 東証プライム
8,710
11/22 15:30
+280(%)
時価総額 403,796百万円
総合水処理エンジニアリング会社。純水・超純水設備、排水処理・回収設備等を手掛ける水処理エンジニアリング事業が主力。水処理薬品、イオン交換樹脂等の製造・販売も行う。大型プロジェクトの受注活動を推進。 記:2024/08/27
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7951 東証プライム
1,090.5
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 592,142百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
8056 東証プライム
4,318
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 434,667百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
8282 東証プライム
1,401.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 266,285百万円
郊外大型店中心の家電量販店。北関東地盤。店舗数は550店舗超。家電の取り扱いに特化。現金値引、長期無料保証などが特徴。配当性向40%目標。25.3期は直営店11店の出店計画。既存店効率の再点検等も図る。 記:2024/08/09
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07