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藤商事、冨士ダイス、協栄産など

2023/2/28 15:23 FISCO
<7182> ゆうちょ銀行 1176 +20続伸。日本郵政による株式売出を前日に発表。売出株数は最大で10億8900万株となり、出資比率は現在の89%から60%程度にまで低下するもよう。売出価格の決定期間は3月13日から16日まで。一方、立会外取引で8000万株、市場買付で9000万株をそれぞれ上限とした自社株買いを実施するとも発表している。なお、日本郵政による保有株の売却は先に観測報道が伝わっており、織り込みは進んでいたとみられる。 <2593> 伊藤園 4590 +50もみ合い。5月1日出荷分から、一部製品の出荷価格を改定すると発表している。缶製品42品は改定率4-26%、業務用のリーフ・飲料製品18品は改定率8-18%としている。収益改善につながるとの見方は強いとみられる。一方、本日の終値を基準にMSCIから除外となり、110億円程度の売り需要が発生すると一部試算されている。短期的な需給動向は重しとなっているようだ。 <5803> フジクラ 966 +14大幅反発。将来の脱炭素電源として期待される「核融合発電」向けに、主要部材となる超電導線材を増産すると報じられている。増産する部材は、核融合炉の超電導コイルに不可欠なもので、化学分野で使う核磁気共鳴装置などにも使われるもよう。23年度にも千葉県佐倉市の工場に10億円を投じて生産設備を増強し、年間生産量は従来の2倍以上になるようだ。数年間で計1000km以上を供給できるようになるとされている。 <4044> セ硝子 3345 +290急伸。前日に23年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の130億円から155億円に引き上げた。原燃料上昇分の価格転嫁が進んでいるもよう。また、固定資産の譲渡に伴い、譲渡益128億円を特別利益に計上するとして、純利益は290億円の従来予想から370億円にまで上方修正している。第3四半期までの進捗から本業ベースでの上振れ期待はあったとみられるが、素直に好反応みせる。 <3863> 日本紙 1089 +37大幅続伸。新聞用紙の価格を4月1日納入分から引き上げると発表。値上げは10%強の水準となるもよう。現在交渉に入っているようだ。資源価格の高騰や円安を背景とした石炭の輸入コスト上昇などに対応。製紙各社は2022年末から23年初めにかけても新聞用紙の値上げを実施していたが、改めてコスト増を転嫁して採算を改善する方針。国内トップの同社の値上げ表明で、今後は他社も交渉を加速させる可能性とされている。 <2146> UTグループ 2480 +141大幅続伸。23年3月期の株主還元方法を決定したと発表。同社では、「総還元性向30%」を基準として、配当金及び自己株式取得を通じた利益還元を実施する方針を定めているが、23年3月期は、株価が極めて割安な水準にあるとして自己株式の取得が妥当と判断した。株式報酬費用影響を除いた当期純利益の30%相当規模の自己株式取得を実施するとし、結果的に公表済みの当期純利益予想値に対して総還元性向は約82%に。 <6257> 藤商事 1353 -221急落。自己株式を活用した第三者割当による新株予約権の発行を発表している。新株予約権発行による潜在株式数は150万株となる。調達資金は約22.8億円で、資金使途はスマートパチンコ・パチスロの研究開発投資に充当するもよう。希薄化を抑制するため、本日の立会外取引で150万株の自社株買いを行っている。1株当たりの価値に変化は生じないものの、今後の需給面での重しになるとの見方が優勢のようだ。 <3393> スターティアH 1356 +91大幅続伸。配当方針の変更に伴う増配を発表し、先週末から株価急伸の展開となったが、本日は、新サービスの開始を発表しており追加の支援材料につながった。連結子会社クラウドサーカスが、PowerPointファイルでWebサイトが簡単に作れる「エルピー ビルダー パワーテッド バイ スライドフロー」のサービス提供を開始する。人手不足や外注費負担などの問題解消につながり、需要の拡大が期待されたようだ。 <6167> 冨士ダイス 680 +81一時ストップ高。前日に業績修正、並びに配当予想の引き揚げを発表している。23年3月期営業利益は従来予想の11.4億円から11.1億円に若干下方修正しているものの、固定資産の譲渡益5.1億円を特別利益に計上することで、純利益は8.2億円から12.8億円にまで上方修正している。これに伴い、年間配当金は22円から32円にまで引き上げ、前日終値ベースでの配当利回りは5.3%の水準にまで上昇する形に。 <6973> 協栄産 2257 +258急伸。株主優待制度の導入を前日に発表している。3月末100株以上の株主に対して、クオカード1000円分を贈呈する。これにより、配当・優待利回りは4%の水準となる。また、28年3月期までの中期経営計画も発表しており、数値目標として、28年3月期売上高750億円、営業利益21億円(23年3月期見込みは、600億円、16億円)などを掲げている。プリント配線板製造事業からの撤退も発表している。 《ST》
関連銘柄 10件
2146 東証プライム
2,014
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 80,254百万円
製造業中心に人材派遣・請負等を行うUTエイムなどを傘下に収める持株会社。半導体、自動車関連企業などが取引先。構造改革ソリューションの提供等も。技術職社員数は5万2000名超。製造派遣分野に経営資源集中。 記:2024/08/13
2593 東証プライム
3,140
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 280,126百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
2,254
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 23,081百万円
法人向けトータルサポートサービス「ビジ助」などのITインフラ関連事業が主力。デジタルマーケティングSaaS「Cloud CIRCUS」の提供等も。ITインフラ関連事業のストック商材取引社数は2.4万社超。 記:2024/08/30
3863 東証プライム
848
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4044 東証プライム
3,335
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 86,710百万円
電子材料や医療化学品などを手掛ける化成品事業、建築用・自動車用ガラスなどを手掛けるガラス事業を展開。パターン倒壊防止剤、吸入麻酔薬で世界トップシェア。25.3期は半導体特殊ガス製品の販売増を見込む。 記:2024/07/01
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6167 東証プライム
771
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 15,420百万円
超硬耐摩耗工具メーカー。超硬耐摩耗工具市場で国内トップシェア。創業来黒字経営。輸送用機械業界など取引先は約3000社。DOE4%目途。車載用モーターコアの抜き金型向け新素材(VG48)の販売拡大等に注力。 記:2024/07/02
6257 東証スタンダード
1,307
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 29,925百万円
パチンコ・パチスロ機の中堅メーカー。1958年創業。無借金経営。「とある」シリーズなどアニメジャンルが主力商品。パチスロ遊技機の新製品「スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒」は24年8月上旬から導入予定。 記:2024/06/11
6973 東証スタンダード
2,209
11/22 15:16
+10(%)
時価総額 7,056百万円
半導体、電子デバイスなどを扱うエレクトロニクス商社。三菱電機が筆頭株主。プリント配線板事業、産業機器システム事業、システム開発事業等も展開。新規事業開発力等が強み。プリント配線板事業では海外製品を拡販。 記:2024/09/02
7182 東証プライム
1,445
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 5,418,093百万円
日本郵政グループの銀行。全国の郵便局ネットワークを通じて金融サービスを提供。邦銀最大級の顧客基盤が強み。通常貯金口座数は約1.2億口座。総資産は238兆円超。中計では26.3期純利益4000億円以上目標。 記:2024/09/03