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TOWA、アンリツ、富士通など

2021/7/30 15:58 FISCO
<6315> TOWA 2388 +346大幅続伸。前日に業績予想の大幅上方修正を発表。上半期営業利益は従来の27億円から53億円に、通期では50億円から91億円、前期比2.5倍の水準にまで引き上げた。半導体製造装置の良好な市場環境のなか、同社のモールディング装置に関しても、想定以上の受注推移が続いているもよう。もともと保守的な要素も強かったとみられるが、修正幅の大きさがインパクトになっている。下期の上方修正もポジティブ視。 <6754> アンリツ 1910 -186大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は30.8億円で前年同期比39.8%の大幅減益、市場予想も15億円程度下振れている。半導体不足による売上の下振れも影響したもよう。5G関連として業績期待の高い銘柄でもあり、大幅減益決算をネガティブ視する動きが先行。なお、通信計測事業の受注高は前四半期比で1.7%増と順調、下期に向けてさらなる増加見通しなども示されてはいるようだ。 <2737> トーメンデバ 5060 +700ストップ高比例配分。前日発表の第1四半期決算がポジティブサプライズに。営業利益は31.4億円で前年同期比2.9倍へと急拡大、通期予想の43億円、前期比14.0%減は据え置いたものの、進捗率は73.1%に達し、大幅な上振れが期待される状況に。データセンターストレージ向けおよびPC向けにDRAM、NAND FLASH製品の売上が拡大したほか、海外市場では高精細カメラCISが引き続き堅調のようだ。 <6967> 新光電工 3700 -280急落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は139億円で前年同期比3.7倍となり、市場予想も50億円近く上振れた。通期予想は従来の334億円から406億円、前期比74.0%増に上方修正。主力のPCパッケージやリードフレームなどが好調に推移したもよう。ただ、期待先行で株価は前日にかけて大きく上昇。また、業績上振れは在庫増なども要因となっていることから、短期的な出尽くし感が先行した。 <3092> ZOZO 3725 +280大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は126億円で前年同期比20.8%増益、市場予想を10億円以上上回る着地になっている。通期計画478億円、前期比8.3%増と比較しても順調なスタートになっている。PayPayモールの商品取扱高、広告事業売上などが想定以上に好調なもよう。業績上振れ確度の高まりから、見直しの動きが進む形になっているようだ。 <6702> 富士通 18565 -1805大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は337億円で前年同期比51.5%増益となり、コンセンサスを50億円強上回る好決算に。子会社の新光電工<6967>の好業績が上振れの主因となっている。ただ、第1四半期のウェイトは高くなく、インパクトは強まっていない。一方、主力のソリューション・サービスの受注は低水準だった前年同期比と比較して一段と減少しており、ネガティブな反応が強まる格好に。 <6723> ルネサス 1181 +7続伸。前日に第2四半期決算を発表、4-6月期Non-GAAPベースの営業利益は614億円となり、前年同期の302億円、前四半期の526億円、従来計画479億円をそれぞれ大きく上回っている。7-9月期見通しは、売上収益が2360-2440億円、営業利益率29.0%を予想、粗利益率は前四半期比で一段の上昇を見込んでいる。受注残高も積み上がっていると想定され、当面の業績安心感も強まる形のようだ。 <6981> 村田製 9040 -60反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1051億円で前年同期比2.0倍、市場予想を200億円強上回っている。通期予想は従来の3200億円から3650億円、前期比16.5%増に上方修正、コンセンサスを150億円程度上振れる水準だが、製品値下げなども織り込んでおり、依然保守的な見通しともみられている。全体地合い悪化の中も、想定以上に底堅い業績推移をポジティブに捉える動きが優勢となっている。 <6861> キーエンス 60740 +2750大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は934億円で前年同期比80.7%の大幅増益、市場予想も100億円超上回る好決算となっている。引き続き業績予想の開示はされていないが、先行発注も限定的との見方が示されており、コンセンサスの切り上がりにつながる形のようだ。地域・業種とも幅広く需要が回復しているもよう。営業利益率も前四半期並みの高水準を継続している。 <6954> ファナック 24380 -1615大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は521億円で前年同期比4.7倍となり、通期計画は従来の1484億円から1944億円にまで上方修正した。第1四半期受注実績は2245億円、前四半期比で一段と拡大したが、FA受注には先行発注、ロボマシンには一時的な需要も含まれているもようで、今後の反動減リスクが意識されたもよう。通期上方修正値はコンセンサス水準にとどまり、一旦は出尽くし感が先行。 《ST》
関連銘柄 10件
2737 東証プライム
6,710
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 45,641百万円
豊田通商グループの半導体商社。サムスングループの半導体、電子部品を国内外メーカーに販売。日本、アジア圏中心にビジネス展開。サーバー・ストレージ、車載等が注力事業。26.3期売上高5000億円目指す。 記:2024/06/03
3092 東証プライム
4,751
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 1,427,552百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
6315 東証プライム
1,600
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 120,226百万円
半導体製造装置メーカー。京都府京都市に本社。半導体モールディング装置で世界トップシェア。超精密金型の製造・販売等も行う。海外売上比率は8割超。開発リソースへ積極的に資源投入。半導体事業の収益力強化図る。 記:2024/08/09
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6967 東証プライム
5,255
11/22 15:30
-22(%)
時価総額 710,329百万円
半導体パッケージメーカー。フリップチップタイプパッケージが主力。長野県長野市に本社。海外売上比率が高い。セラミック静電チャック等も。プラスチックBGA基板は生産能力増強図る。光電融合デバイスの開発に注力。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04