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サンセイ、シンシア、長野計器など

2020/12/21 16:13 FISCO
<5707> 東邦鉛 2657 +195大幅続伸。本日は非鉄金属株が業種別上昇率のトップになっている。先週末の報道では、商品市場の上昇に対して、再生可能エネルギーや電気自動車の普及で金属の需要が増え、長期の相場を持ち上げる「グリーンサイクル」を先取りする動きになっているとの見方も伝わっている。世界的な「脱炭素」の流れは今後も本格化が予想され、長期的な金属市況の上昇も想定される状況になっている。 <3040> ソリトン 1922 +39大幅反発。先週末に立会外取引による自己株式の取得を発表したが、本日の立会外取引で、発行済み株式数の2.0%に当たる38万株の自己株式を取得したとしている。取得価額は1883円となる。機動的な資本政策を遂行することを取得目的としている。今後の需給面でのプラスインパクトにはならないが、1株当たりの価値向上にはつながり、株主還元姿勢を評価する流れとなっているようだ。 <6307> サンセイ 556 +80ストップ高。先週末に独立委員会から大規模買付行為に関する勧告書を受領、これに伴い、光通信<9435>による大規模買付行為が、同社及びグループの企業価値や株主共同の利益を著しく毀損するものであると認められないとして、大規模買付行為に対する対抗措置を不発動とすることを決定と発表している。光通信は最大50万株の市場内取得を予定していた。今後の需給改善が意識される展開になっている。 <7715> 長野計器 1004 +94大幅続伸。7月以来の株価4ケタ回復となっている。特に目立った材料は観測されていないが、水素関連の中小型株として個人投資家を中心にあらためて関心が高まっているもよう。同社は燃料電池自動車のタンクや水素ステーションの水素充填設備に使用する圧力センサで特許を取得しているなど、燃料電池自動車市場の拡大による恩恵が期待されている。 <1911> 住友林 2215 +146大幅続伸で連日の高値更新。収益の柱となっている米国住宅市場の好調が買い材料視されているもよう。17日に発表された米国の11月住宅着工、許可件数は、ともに前月から増加して市場予想も上回っている。FRBでは12月のFOMCにおいて、低金利継続と量的緩和の長期化を示しており、米国の住宅市場にとっては今後も良好な外部環境が続くとの見方が強まっている。 <4519> 中外薬 5010 +102大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も4600円から6500円に引き上げた。19年のHemlibraに続き、20年にはEnspryngが承認されたことで、同社の抗体改変技術を用いた抗体医薬を再評価とした上、抗体改変技術は複数新薬を創製する基盤となりつつあることを再認識と。業績予想も上方修正、21年12月期営業利益は2996億円から3226億円に引き上げ。 <7816> スノーピーク 1848 +70急反発。東海東京証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を2300円と設定した。これまでも日本のキャンプ人口は緩やかな増加傾向にあったが、新型コロナの拡大で、7月以降新規キャンパーが増加していることを評価と分析する。同社製品はデザインの統一性や機能の連動性から、キャンパーが「スノーピーク」ブランドで統一する動きがあるとも指摘。また、海外でも米国市場の伸びが続く見通しとしている。 <7782> シンシア 461 +61急伸。先週末に発表した配当予想の引き上げが買い材料視されている。20年12月期末配当金を従来予想の4円から10円に増配、普通配当4円は継続だが、特別配当金6円を実施する。発表した自己株式の取得ができなかったことで、取得価額の一部を原資に配当を実施するようだ。先週末終値基準での配当利回りは2.5%となる。会社側の株主還元意識の高さなどが認識される形に。 <9843> ニトリHD 21875 -120反落。第3四半期累計営業利益は前年同期比約4割増の1200億円弱になったもようとの観測報道が伝わった。新型コロナウイルスの感染長期化により巣ごもり需要が拡大しているようだ。通期予想の1329億円、前期比24%増に対する進捗率は9割弱に達することになる。ただ、業績好調は想定線、9-11月期は3割増益程度になったようだが、6-8月期は7割超の増益であったため、短期的な出尽くし感などが先行する形に。 <7448> ジンズメイト 335 +31大幅反発。RIZAPグループは傘下3社の経営統合を発表している。同社、ワンダーコーポレーション、HAPiNSが21年4月1日付で経営統合、共同株式移転によって統合会社のREXTを設立する。割当比率はワンダコーポ1に対し、HAPiNZ0.44、同社が0.52となるようだ。割当比率にかかわらず3社ともに買いが先行、3社統合によるスケールメリットやシナジー効果の拡大などを期待する動きが先行へ。 《ST》
関連銘柄 11件
1911 東証プライム
5,444
11/25 15:30
+38(%)
時価総額 1,121,829百万円
米国の戸建分譲住宅事業などの建築・不動産事業、戸建注文住宅やリフォーム等の住宅事業が柱。1691年創業。木材建材事業、資源環境事業等も展開。戸建注文住宅事業ではZEH仕様住宅の受注拡大、施工効率化を図る。 記:2024/10/07
3040 東証プライム
1,167
11/25 15:30
-8(%)
時価総額 23,035百万円
情報漏洩対策やサイバーセキュリティ対策製品の開発・販売等を行うITセキュリティ事業が主力。映像コミュニケーション事業、人感センサーの販売等も。サイバー防衛研究所を設立。自社製品・サービスの販売に注力。 記:2024/07/01
4519 東証プライム
6,497
11/25 15:30
+227(%)
時価総額 10,908,840百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
5707 東証プライム
809
11/25 15:30
-3(%)
時価総額 10,991百万円
1937年創業の非鉄金属メーカー。鉛で国内トップシェア。亜鉛は国内シェア3位。環境・リサイクル事業、電子部材・機能材料事業、資源事業等も。鉛事業ではリサイクル原料比率の引き上げによる生産増強を図る。 記:2024/07/26
6307 東証スタンダード
359
11/25 15:30
-9(%)
時価総額 3,227百万円
大手ゴンドラメーカー。ビル窓拭き用ゴンドラや舞台装置、清掃用足場移動装置等の製作・販売、船舶の建造・修理、漁礁の製作・販売などを手掛ける。海洋関連では積極的な営業活動により、新規顧客の開拓を継続。 記:2024/06/04
7448 東証1部
243
3/29 15:00
-26(%)
時価総額 3,913百万円
RIZAP傘下で再建中のカジュアル衣料量販店。21.3期上期はEC伸長。だがコロナ禍で店舗販売が苦戦。販管費を抑制するも利益水面下に。通期計画は未定。21年4月にRIZAPグループの小売2社と経営統合へ。 記:2020/12/24
7715 東証プライム
2,570
11/25 15:30
-7(%)
時価総額 49,943百万円
圧力計・圧力センサ大手。機械式圧力計で世界首位。自動車中心に建機、プラント、FA機器、半導体製造装置向けを展開。海外売上高比率は50%超。圧力計事業は堅調。産業機械業界、空圧機器業界向け売上が増加。 記:2024/07/09
7782 東証スタンダード
506
11/25 15:30
-8(%)
時価総額 3,472百万円
使い捨てコンタクトレンズの製造・販売を行う。シンシアワンデーSが主力商品。コンサルティング事業やシステム事業も手掛ける。シンシアワンデーSは売上順調。ユーザー等からの高評価で取り扱い店舗数が伸びる。 記:2024/06/25
7816 東証プライム
1,246
7/8 15:00
±0(%)
時価総額 47,522百万円
アウトドア用品メーカー。オートキャンプ製品を中心に、高級アウトドア製品を製造、販売。全国で専門店を展開。販管費は増加。23.12期通期は業績苦戦。24.12期は大幅増益計画。MBO実施で非公開化図る。 記:2024/02/23
9435 東証プライム
32,800
11/25 15:30
+430(%)
時価総額 1,452,056百万円
電気、ガス等の販売・供給を行う電気・ガス事業が主力。通信回線サービス等の通信事業、宅配水等の飲料事業、保険事業、取次販売事業等も。顧客基盤や販売網が強み。ストック利益はM&A等で年平均成長率10%目指す。 記:2024/10/10
9843 東証プライム
18,320
11/25 15:30
+295(%)
時価総額 2,096,596百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13