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三菱自、東製鉄、信越化など

2020/1/22 16:09 FISCO
<5423> 東製鉄 824 +25続伸。前日に第3四半期決算を発表。累計営業益は143億円で前年同期比28.7%増、上半期の同7.6%増に対して10-12月期は同66.8%増と増益幅が拡大、通期予想も従来の140億円から170億円に上方修正し、年間配当金の増配も発表。スプレッドの拡大が好業績の背景で、ひとまず評価される形に。ただ、鉄スクラップ価格の底打ちによって、今後はマージンが悪化する可能性も高いとの見方も。 <7211> 三菱自 435 -19大幅安。同社製ディーゼル車を巡って、排ガス試験で不正な操作が行われていた疑いがあるとして、ドイツ捜査当局が関係先を一斉に捜索と報じられている。搭載されている1.6リットルと2.2リットルのエンジンについて、禁止されている装置を使って有害物質の排出が不正に低く抑えられていた疑いがあるもよう。対象車両は30-40万台程度との見方もあり、リコールなどの費用増を懸念する動きが先行へ。 <5301> 東海カーボ 1018 -17続落。20年12月期営業利益は400億円程度となり、前期推定比約3割減になりそうだとの観測報道が伝わっている。世界経済の成長鈍化で電気炉製鋼向け黒鉛電極の需要が低迷し、在庫調整の長期化によって価格も下落すると見込んでいる。19年12月期は前期比21%減の580億円という従来計画に沿った水準で着地したもよう。連続減益の可能性は織り込まれていたが、減益幅は想定よりも大きいと捉えられる形のようだ。 <6235> オプトラン 3520 +360急騰。光通信用DWDM真空成膜装置を全面的に刷新、新型装置を開発完了して受注・出荷を開始したと前日に発表している。今回の見直しに伴い、超多層光学薄膜のコーティングを歩留まり高く高精度に行うことで、5Gで求められる光通信向け狭帯域フィルターの効率生産が可能になるもよう。5G市場の本格的な拡大が想定される中で、活躍余地の広がりが期待される状況に。 <4364> マナック 1274 +126急伸で連日の昨年来高値更新。中国武漢で発生した新型コロナウイルスの対策関連銘柄として、本日も上値追いの動きが継続する形に。同社は抗菌スプレーの主成分を開発・供給するメーカーとして、関連銘柄に位置付けられている。なお、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染者が米国でも初めて確認されており、感染の広がりが一段と深刻化する状況になっている。 <6058> ベクトル 1223 +37大幅続伸。決算発表を受けて急伸後は利食い売りに押される展開となっていたが、前日からは切り返し、再度上値追いの展開になっている。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価は1500円としている。今回の決算においては、懸念材料であった「あしたのチーム」が広告宣伝費と拠点の適正化により四半期で黒字転換した点は好印象と評価。今期以降は営業2ケタ増益基調が続くと予想している。 <3825> REMIX 175 -9大幅続落で昨年来安値を更新。前日に第12回新株予約権の発行を発表している。割当予定先はリバイブ投資事業組合で、調達資金は最大で約40.3億円となるもよう。調達資金は、財務基盤強化やシステムインフラの増強などに充てるもよう。当初行使価額は167円、行使価額修正条項付きとなる。希薄化率は最大で41.0%の水準に。潜在的な希薄化や当面の需給悪化につながるとの見方が優勢に。 <4902> コニカミノルタ 720 -6続落。クレディ・スイス証券では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を810円から770円に引き下げている。株価は収益低下を受けて底ばいの状態で、ダウンサイドは限定的とみられるが、ボトムアウトには、MFPやプロダクションプリントなど基盤事業の収益安定化が必要と指摘している。20年3月期営業利益は485億円から、会社計画線である203億円まで下方修正、来期以降の水準も引き下げている。 <4063> 信越化 12760 +345反発。5G向けの半導体に使う高機能のウエハーを開発したと報じられている。窒化ガリウムを使う製法で、従来よりも4倍の面積にウエハーを大型化できるようだ。2020年中にサンプル出荷を開始し、5G対応の基地局や電子部品への採用を目指すとされている。今後の市場拡大が想定されている5G対応製品の投入で、製品の付加価値化やシェアの拡大期待などが優勢になっているようだ。 <1890> 東洋建 597 +41急伸。特に新規の材料は表面化していないが、ここ3営業日で一時19%の急伸となっている。前田建設<1824>による前田道路のTOB実施発表が物色の手掛かりとされているようだ。同社は前田建設と協業関係にあり、現在、前田建設は同社株式の20.1%を保有する筆頭株主になっている。今回の前田道路の子会社化をきっかけに、同社を含めたグループ再編の流れが強まるとの思惑も先行しているもよう。 《US》
関連銘柄 11件
1824 東証1部
899
9/28 15:00
+8(%)
時価総額 174,953百万円
ゼネコン準大手。脱請負に向けインフラ運営に力注ぐ。昨年3月に前田道路をTOBで連結子会社化。22.3期1Qは受注堅調。6月末単体受注残は6855億円(前年同月末比16%増)に。10月に持株会社制に移行へ。 記:2021/08/16
1890 東証プライム
1,297
11/22 15:30
+9(%)
時価総額 122,399百万円
海上土木に強みを持つ総合建設会社。1929年設立。陸上土木や建築工事、不動産事業等も。中部国際空港などで施工実績。フィリピンなど海外でも実績多数。成長ドライバーに位置付ける洋上風力建設事業に注力。 記:2024/08/02
3825 東証スタンダード
416
11/22 15:30
+80(%)
時価総額 51,055百万円
電力小売りが柱。住宅用蓄電池の販売や省エネコンサルも。仮想通貨関連、中古車販売から撤退の一方、歯科・医科特化のコンサル会社を取得。電力小売りは卸市況安定し採算改善。蓄電池は小型機拡販へ代理店増やす。 記:2024/08/06
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4364 東証2部
727
9/28 14:56
-2(%)
時価総額 6,270百万円
難燃剤や機能材料、人工透析用薬剤などが主力。臭素化・ヨウ素化技術を用いた高次化合物に強み。22.3期は抗菌剤が好調維持。難燃剤や機能材料も上向く見込み。償却費増だが利益続伸を計画。今秋に持株会社化を予定。 記:2021/05/18
4902 東証プライム
685.8
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 344,727百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
5301 東証プライム
933.9
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 210,074百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
5423 東証プライム
1,470
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 161,794百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6058 東証プライム
942
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 44,193百万円
大手PR会社。PR戦略の立案・実行、コンサル等を行う。ダイレクトマーケティング事業、プレスリリース配信事業等も。PR TIMESを傘下に持つ。配当性向30%以上基準。26.2期EBITDA109億円目標。 記:2024/10/29
6235 東証プライム
1,871
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 82,994百万円
光学薄膜装置メーカー。埼玉県鶴ヶ島市に本社。イオンアシスト蒸着装置、半導体光学膜用スパッタ装置、ALD量産装置等を手掛ける。輸出売上高は米ドル建て依存度が高い。半導体光学融合、電子デバイスを育成。 記:2024/08/09
7211 東証プライム
439.3
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17