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アンリツ、NEC、TDKなど

2019/1/31 15:45 FISCO
<6754> アンリツ 1928 +299大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は77.2億円で前年同期比2.9倍、10-12月期も42.3億円で同2.0倍と収益の急拡大が続いた。通期予想は従来の70億円から110億円に上方修正、80億円程度の市場予想も大きく上回った。半導体メーカーによる5G開発需要が想定以上に増加、スマホメーカーの開発需要も立ち上がってきており、5G関連の中心銘柄としてあらためて今後の期待も高まる形に。 <6762> TDK 8570 +640大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は328億円で前年同期比1.0%増、上半期の同40.6%増から鈍化、市場予想も約10億円下回るも、足元の外部環境悪化から想定範囲内との受け止め。通期予想は1200億円から1100億円に下方修正も、修正幅は限定的にとの見方。粗利益率は四半期ベースで過去最高を更新するなど収益性の高まりも確認され、当面の悪材料出尽くしと受け止められた。 <6701> NEC 3650 +240大幅反発で年初来高値。前日に第3四半期決算を発表。10-12月期営業利益は29億円で前年同期比大幅減益の形だが、構造改革費用250億円を計上したため、実質的には市場予想を上回る大幅増益となった。パブリック部門やエンタープライズの堅調推移が背景。第3四半期累計では従来計画を190億円上回っているようだ。通期計画の上振れ期待に加えて、構造改革費用一巡による来期の大幅増益期待などが高まる格好に。 <8114> デサント 2271 +400ストップ高比例配分。筆頭株主である伊藤忠商事<8001>がTOBを実施すると発表、TOB価格2800円にサヤ寄せを目指す動きとなっている。買付予定数は上限721万株としており、TOB成立後の伊藤忠の保有比率は40.0%となる。買付期間は1月31日から3月14日までを予定。TOB成立でも上場は維持されることになり、伊藤忠主導での今後の業容拡大期待なども反映される形に。 <2335> キューブシステ 744 +100ストップ高比例配分。前日に発表した第3四半期決算内容、並びに自社株買いの実施が好感されている。累計営業利益は6億円で前年同期比36.6%増益、上半期の同17.3%増から増益率は一段と拡大している。製造業やサービス業からの受注拡大が好業績の背景に。また、発行済み株式数の2.80%に当たる40万株、3億円を上限とする自社株買いも発表、取得期間は2月6日から3月29日としている。 <7735> スクリーンHD 4635 -535前日比変わらずを挟んで大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は37億円で前年同期比46.2%減益、市場コンセンサスは80億円程度下回った。通期予想は従来の435億円から290億円に、増益予想から一転して2ケタ減益見通しに修正。半導体製造装置事業が大きく下方修正されている。下振れは想定線であったとはいえ、修正幅は予想を上回る大きなものに。 <4751> サイバー 3500 -655大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は53.5億円で前年同期比35.2%の大幅減益となった。主要セグメントが揃って大幅な減益となっている。通期予想は従来の300億円から200億円、前期比33.7%減益に下方修正。インターネット広告、ゲーム事業の見通しを下方修正している。業績伸び悩みは想定されていたものの、第1四半期決算時点からの下方修正にはネガティブなサプライズ。 <6857> アドバンテス 2473 +181大幅反発。前日に発表した決算への評価が高まる形に。10-12月期営業益は207億円で前年同期比6.4倍、第1、第2四半期に続く大幅増となり、市場予想も100億円近く上回った。受注高も前年同期比10%増と好調持続で通期計画も上方修正、SoCテスタが拡大しているもよう。つれて、通期営業利益は従来予想の530億円から630億円に引き上げ、会社計画をやや上回る水準であった市場予想を大きく上回った。 <2491> Vコマース 1687 +300ストップ高。前日に12月期の決算を発表、営業利益は37.5億円で前期比68.9%の大幅増益となり、従来計画の32.7億円を大きく上回る着地となった。期末配当金も14円から18円に引き上げている。今12月期計画も41.3億円で同10.0%の増益予想。増収率に対して増益率は小さく、保守的な予想ともみられているようだ。サイバーAG<4751>など同業他社比での相対的な好業績に評価が高まる展開。 <3744> サイオス 560 +80ストップ高比例配分。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は0.7億円から2.9億円、前期比9.4%減益に引き上げ。10-12月期において、オープンシステム基盤事業の主力製品「LifeKeeper」の販売が計画を上回ったようだ。10月末には3.3億円から0.7億円に大幅下方修正していただけに、上方修正には意外感も強いようだ。 《DM》
関連銘柄 11件
2335 東証プライム
1,077
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 16,963百万円
独立系SIer。業務アプリケーション管理やインフラソリューションを手掛けるエンハンスビジネスが主力。金融、流通向けに強み。野村総合研究所などが主要取引先。配当性向50%目安。受注規模の拡大などに注力。 記:2024/08/02
2491 東証プライム
1,150
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 39,642百万円
アフィリエイト広告等のマーケティングソリューションズ事業、ECモール向けクリック課金型広告等のECソリューションズ事業が主力。アフィリエイトサイト数は78万件超。金融カテゴリーの売上構成比率が高い。 記:2024/10/27
3744 東証スタンダード
383
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 3,399百万円
HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」等を手掛けるオープンシステム基盤事業、システム開発・構築支援等を行うアプリケーション事業を展開。SaaS・サブスク事業の拡大、新規事業領域の取組みを強化。 記:2024/06/24
4751 東証プライム
1,008.5
11/22 15:30
-4.5(%)
時価総額 510,648百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8114 東証プライム
4,335
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 333,466百万円
総合スポーツ用品メーカー。デサントやルコックスポルティフ、アリーナ、アンブロ等のブランドを展開。アスレチックウェア、ゴルフウェアが柱。日本市場では正価販売による量的拡大、大型商材の開発等に取り組む。 記:2024/07/29