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トヨタ自、ファナック、SBIなど

2018/6/4 15:58 FISCO
<6954> ファナック 22905 -210続落。UBS証券では投資判断を「バイ」から「セル」に2段階格下げ、目標株価も34000円から19000円に引き下げている。工作機械業界では受注がピークアウトの兆し、シクリカルな調整局面をカバーできないとみているもよう。こうしたなか、重い固定費負担の影響で来期は2期連続の減益を予想としており、アップサイクル局面と同水準のPERは割高と判断のようだ。Japan Key Callからも削除している。 <2212> 山崎パン 2681 +322急反騰。食パンと菓子パンの一部製品を7月1日から値上げすると発表している。これまで値上げには慎重な姿勢を示していたことから、ポジティブなサプライズとなっている。食パンで前期売上高の60%に相当する製品群を平均3.1%値上げ、菓子パンで同20%に相当する製品群を平均4.5%値上げする予定。値上げ効果による業績の上振れを織り込む動きが強まっている。 <2593> 伊藤園 4875 +315大幅続伸。先週末に決算を発表、前4月期営業利益は220億円で前期比1.2%増益、従来予想通りの着地となった。また、今4月期は230億円で同4.3%増益の予想で、ほぼコンセンサス水準に。決算インパクトは乏しいものの、同時に発表した自社株買いが評価材料に。発行済み株式数の0.25%に当たる22万株を上限に、6月6日から6月29日までの期間で実施する。優先株を対象とした自社株買いも実施する予定。 <8473> SBI 3065 +138大幅反発。仮想通貨交換事業を展開するSBIバーチャル・カレンシーズにおいて、正式に仮想通貨の現物取引サービスの提供を開始したと発表している。7月からは一般向けに口座開設を受け付けるもよう。交換業者としての登録は昨年9月に実施済み。スプレッドは業界最低水準を目指しているほか、ネット証券最大手という顧客基盤などから、今後の業容拡大に大きく寄与するとの期待感が先行へ。 <5713> 住友鉱 4382 +203大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を5690円から6060円に引き上げている。リチウムイオン電池正極材とニッケル製錬の有機的融合による戦略効果が着実に現れる方向にあり、多様なビジネス展開への可能性が出てきていることを高く評価としている。なお、銅市況など先週末の資源価格の上昇なども支援材料となっている。 <7203> トヨタ自 7401 +279大幅続伸。欧州情勢の落ち着きを受けて円高進行が一服、見直しの動きに。先週末にはデンソーとエコカー向けの電子部品事業集約を検討と発表するなど、技術開発に向けた積極的なグループ再編の動きなども評価されて材料となっている。また、大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げで8700円目標に、ゴールドマン・サックス証券では「中立」から「買い」に格上げで8500円目標など、アナリストの高評価も刺激に。 <9424> 日本通信 219 +50連日の急伸で上昇率トップ。同社のフィンテックプラットフォームが、金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の支援案件として決定されたことが引き続き材料視されている。2営業日での上昇率は一時84%にも達している。値頃感の強さから短期資金が流入しやすい中、日証金が1日に貸借取引の申込停止措置を実施すると発表したこともあり、短期的な需給妙味が一段と強まる状況にもなっているもようだ。 <8848> レオパレス21 691 -54大幅続落で5月30日の安値を更新。SMBC日興証券では業績予想を下方修正して目標株価を950円から720円に引き下げている。界壁工事の不備の問題に関して、建築基準法違反の可能性が高く、中期的にレピュテーション毀損による業績への影響が生じる可能性があると考えているもよう。物件オーナーへの追加補償、訴訟リスクなども否定できず、当面は不透明感が残ることから、株価の戻りを期待するのは時期尚早との見方。 <6723> ルネサス 1143 +63大幅反発。子会社が保有する滋賀工場の一部ラインと山口工場を閉鎖すると発表している。11年3月末で22あった国内工場は、今回の閉鎖で8拠点に減少することになる。生産拠点の集約化による資産効率の向上などを期待する動きが先行へ。また、自動運転を巡る陣営作りの動きが加速化などと報じられており、あらためて自動車電装化進展による車載用半導体の今後の需要拡大期待を織り込む動きにも。 <7640> トップカルチャ 416 -63大幅反落で下落率トップ。後場に入って発表した業績下方修正が嫌気されている。10月期通期営業損益は4.3億円の黒字から3.5億円の赤字に、最終損益は2.4億円の黒字から8.7億円の赤字に修正している。主軸である蔦屋書店事業において、書籍やレンタルなどの売上が下振れるもよう。また、繰延税金資産の取り崩しによって税金費用が増加する見通し。最終赤字に伴い、15円を予定していた年間配当金は無配となる。 《DM》
関連銘柄 10件
2212 東証プライム
2,765
11/27 15:30
-32(%)
時価総額 609,082百万円
国内最大の製パン会社。1948年設立。菓子パンに強み。コンビニ「デイリーヤマザキ」の運営等も。不二家、東ハトなどを傘下に持つ。配当性向30%目標。食パン部門は主力の「ロイヤルブレッド」などの販売が順調。 記:2024/06/25
2593 東証プライム
3,123
11/27 15:30
-37(%)
時価総額 278,609百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
5713 東証プライム
3,728
11/27 15:30
-37(%)
時価総額 1,084,155百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
1,961
11/27 15:30
-39.5(%)
時価総額 3,668,276百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6954 東証プライム
3,973
11/27 15:30
-205(%)
時価総額 3,954,800百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,571
11/27 15:30
-96.5(%)
時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7640 東証スタンダード
136
11/27 15:30
-3(%)
時価総額 2,205百万円
書籍やCD・DVD、文具等の販売を行う「蔦屋書店」を展開。新潟県新潟市に本社。ゲーム・トレーディングカード事業、スポーツ関連事業等も展開。グループ店舗数は100店舗超。トーハンとの連携強化に取り組む。 記:2024/10/21
8473 東証プライム
3,623
11/27 15:30
-56(%)
時価総額 1,096,816百万円
ネット証券で国内トップ。SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、SBI生命保険、SBI損害保険など証券関連、銀行、保険をコアに多様な事業展開。フィンテック、バイオ等に投資も。証券は口座数増。銀行テコ入れへ。 記:2024/08/19
8848 東証プライム
557
11/27 15:30
-4(%)
時価総額 183,470百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸等を行う賃貸事業が主力。管理戸数は55万戸超。介護施設「あずみ苑」の運営等を行うシルバー事業も展開。物件メンテナンスなどに積極投資。入居率、稼働家賃単価の向上を図る。 記:2024/07/07
9424 東証プライム
136
11/27 15:30
-3(%)
時価総額 22,566百万円
MVNO事業者。2001年に世界で初めてデータ通信MVNO事業を開始。SIM事業、FPoS事業、ローカル4G/5G事業を手掛ける。日本通信SIMの契約回線数は順調増。FPoSの評価定着、事例拡大図る。 記:2024/07/05