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ファナック、任天堂、京セラなど

2018/4/27 17:19 FISCO
<6954> ファナック 23560 -2425大幅に3日続落。前日に決算発表しており、今期の大幅減益見通しがネガティブサプライズとなった。18年3月期営業利益は2296億円で前期比50%増と従来予想を上回って着地したが、19年3月期は1517億円で同34%の減益見通し。2350億円レベルの市場予想を大きく下回っている。スマートフォン関連特需の反動などを想定しているようだ。また、一部では自社株買い発表への思惑も高まっていたもよう。 <6770> アルプス電 2428 -210大幅反落。前日に発表した決算が嫌気されている。18年3月期営業利益は719億円で前期比62%増と、従来予想をやや上回って着地した。一方、19年3月期は600億円で同17%減の見通しとしている。市場コンセンサスは750億円程度とみられ、大きく下回る格好となった。為替の前提は1ドル=107円のもよう。ハイエンドスマートフォンの影響を大きく受けやすい体質などが改めて警戒される状況にもなっている。 <6146> ディスコ 19280 -2940大幅反落。前日に18年3月期業績の修正を発表。営業益は従来予想の501億円から510億円に引き上げた。一方、19年3月期の第1四半期見通しは158億円から98億円に下方修正。メモリ関連での装置納期遅延要請などが見られるもよう。業績計画は保守的とのイメージが強いこと、東エレク<8035>が強気の業績見通しを打ち出したことなどから、想定外の下方修正が嫌気されたもよう。 <4751> サイバー 6040 +750一時ストップ高。前日に上期決算を発表している。営業利益は197億円で前年同期比38%増、1-3月期を見ると同44%増と増益率が拡大。市場予想も20億円強上回ったとみられる。2月に配信開始の「プリンセスコネクト!Re:Dive」や4周年を迎えた「グランブルーファンタジー」が予想以上に好調に推移するなど、ゲーム事業がけん引する形になっている。通期業績の上振れ確度は一段と高まったとみられている。 <7974> 任天堂 46170 +740切り返して反発。前日に18年3月期決算を発表。営業益は1775億円で前期比6倍となり、市場予想(100億円程度)を上回る着地に。一方、19年3月期計画は2250億円で同27%増と、3000億円超の市場予想を大きく下回る予想。ただ、「Nintendo Switch」ソフトの販売計画が保守的など、上振れ余地が大きいとの見方が優勢に。また、次世代の事業形態に備えるトップ人事にも期待が。 <6857> アドバンテス 2620 +313大幅に3日続伸し年初来高値更新。前日に18年3月期決算を発表している。営業利益は245億円で前期比76%増と、従来予想の200億円を上回った。1-3月期は139億円で前年同期比3倍と増益率が拡大し、テスター受注も同54%増と大きく拡大。19年3月期営業利益は345億円で前期比41%増の見通しと、300億円程度の市場予想を上回っている。初めて公表した中期経営計画に対する評価も高いようだ。 <6971> 京セラ 6998 +783急伸。18年3月期営業利益は956億円で前期比9%減と従来予想1350億円を下回ったが、引当損失計上を考慮すれば実質的には市場コンセンサスを上回る着地だった。19年3月期は1540億円で同61%増の見通し。IFRSへの会計基準変更を考慮すればコンセンサス比でほぼインラインといった状況。順調な決算に加え、発行済株式数の1.96%に当たる720万株の自社株買い実施を発表したことも評価されている。 <6754> アンリツ 1440 +119大幅反発。一時1490円まで上昇して年初来高値を更新。前日に決算発表しており、18年3月期営業利益は49.1億円で前期比16%増と、市場予想を5億円ほど上回る着地となった。19年3月期計画は1ドル=105円前提で66億円、前期比34%増と市場予想線上になっている。また、新中期経営計画では21年3月期営業利益145億円を目標としており、今後の5G向け需要の本格化に対する期待へとつながっている。 <6796> クラリオン 308 -38急落。18年3月期営業利益は73.5億円で前期比35%減と、従来予想の75億円をやや下回って着地した。19年3月期は30億円で同59%の大幅減益見通し。市場予想の95億円程度を大きく下回っている。OEM主力顧客向けの売上減少、販売単価の下落などが今期の減益要因とみている。注目度の高い車載カメラ関連の成長期待は残るものの、想定以上の収益悪化に対するネガティブな反応が優勢となっている。 <6753> シャープ 3215 -125安値引け。前日に決算を発表。18年3月期営業利益は901億円で前期比44%増となったが、市場予想を60億円強下回った。1-3月期が前年同期比54%減と失速した。10円の復配が発表されたほか、19年3月期は市場予想を上回る増益計画が発表されているが、足元業績モメンタムの失速を嫌気する動きが優勢となっている。今期計画達成に向けても、原材料高や大手顧客の動向が気掛かりとの見方があるようだ。 《FA》
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6754 東証プライム
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8035 東証プライム
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07