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日経平均は続落、押し目買い意欲は強く底堅いが、為替の円高には警戒

2024/2/29 12:15 FISCO
*12:15JST 日経平均は続落、押し目買い意欲は強く底堅いが、為替の円高には警戒  日経平均は続落。前日比254.54円安(-0.65%)の38953.49円(出来高概算8億4000万株)で前場の取引を終えている。  28日の米国市場は下落。ダウ平均は23.39ドル安(-0.06%)の38949.02ドル、ナスダックは87.56ポイント安(-0.55%)の15947.74、S&P500は8.42ポイント安(-0.17%)の5069.76で取引を終了した。10-12月期国内総生産(GDP)改定値が予想外に下方修正され景気への楽観的見方が後退し、寄り付き後、下落。同時に長期金利の低下が安心感につながり下値を支えた。終日軟調に推移も、重要インフレ指標の発表を翌日に控えた調整で終盤にかけた買戻しに下げ幅を縮小し終了。  米国株が弱かったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は39000円台を割り込んでスタートしたが、短期筋とみられる先物を中心とした売りが一巡したことなどから39000円前後では下げ渋る展開に。引き続き下げ局面では押し目を狙う買いも入っており、前場のプライム市場の売買代金は2.3兆円と2兆円台を維持している。  日経平均採用銘柄では、三菱電機<6503>が保有株を全て売却すると発表したことでルネサスエレクトロニクス<6723>が売られた。このほか、住友鉱<5713>、神戸製鋼所<5406>、日立造船<7004>、味の素<2802>が売られた。日経平均採用以外では、約730億円の新株予約権付社債発行で将来の希薄化リスクが嫌気されてイビデン<4062>が弱い。  一方、旧村上ファンド系が5.42%保有と公表されたことで、あおぞら<8304>が大幅高となったほか、セブン&アイHD<3382>が、一部報道を材料に買われた。このほか、アルプスアルパイン<6770>、川崎汽船<9107>、HOYA<7741>、コニカミノルタ<4902>が買われた。日経平均採用以外では、ビットコインの価格上昇を受けて、マネックスG<8698>が大幅高。  セクターでは、電気・ガス業、鉄鋼、非鉄金属、ゴム製品、繊維製品などが下落した一方、海運業、小売業、精密機器、鉱業の4セクターのみ上昇した。  アジア株式市場は、香港ハンセン指数、上海総合指数ともに前日比プラス圏で推移しており堅調な様子。一方、為替市場では1ドル149円80銭台と前日大引け時点との比較では80銭ほど円高ドル安が進行している。午前中に滋賀県で開催された金融経済懇談会で、日本銀行の高田創審議委員が「長短金利操作の枠組みの解除、マイナス金利の解除の在り方など出口への対応も含め機動的かつ柔軟な対応に向けた検討も必要」と「タカ派寄り」な発言を行ったことから、日銀の早期政策正常化が意識されたもよう。  後場の日経平均は前日比マイナスながらも底堅い展開が続くと想定するが、こう着感が強まっていた為替が円高に振れていることは警戒したい。一段の円高ドル安という展開となれば、日経平均の一段安も想定されよう。 《AK》
関連銘柄 14件
2802 東証プライム
5,759
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+7(%)
時価総額 3,092,560百万円
調味料国内最大手。うまみ調味料やコンソメでシェア8割超。スープや合わせ調味料でも3割強のシェア。冷凍食品や医薬品も手掛け、半導体パッケージ用層間絶縁材料「ABF」を育成。3Q累計売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/27
2,014.5
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時価総額 5,357,212百万円
国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
4062 東証プライム
5,413
5/9 15:00
-208(%)
時価総額 762,481百万円
ICパッケージ基板で世界トップ。プリント配線板、自動車排ガス浄化装置でも高シェア。環境用途向けに強み。24.3期3Qはセラミック事業が堅調。ディーゼル・パティキュレート・フィルターは価格転嫁等で売上増。 記:2024/02/10
4902 東証プライム
525.6
5/9 15:00
+15.9(%)
時価総額 264,200百万円
大手複合機メーカー。情報機器に加え、印刷機、電子材料、光学製品、感光材料、照明、計測機器、医療機器などを製造、販売する。今期3Q累計はオフィス機器や機能材料が増加した。生産や物流のコスト削減も寄与した。 記:2024/02/24
5406 東証プライム
1,843
5/9 15:00
-26(%)
時価総額 730,466百万円
高炉国内3位。建設機械にも強い。アルミや素形材、機械、エンジニアリングも。配当性向は30%程度目安。鋼材は自動車向け需要が増加。価格改善等でアルミ板は販売価格が上昇。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/11
5713 東証プライム
5,074
5/9 15:00
-139(%)
時価総額 1,475,590百万円
大手非鉄。銅、ニッケル、金を手掛け、事業連携による材料調達や製品開発に特徴。大電流・大面積仕様にも応用可能なプリンテッドエレクトロニクス用の厚膜導電性インクを開発。車載用電池材料の増販で、3Q累計は増収。 記:2024/02/23
6503 東証プライム
2,766
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-50.5(%)
時価総額 5,939,161百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
2,503.5
5/9 15:00
-18(%)
時価総額 4,897,917百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6770 東証プライム
1,540.5
5/9 15:00
+11.5(%)
時価総額 337,802百万円
電子部品のアルプスとカーナビのアルパインが経営統合して発足。センサ・コミュニケーション事業を成長領域に位置付け。モジュール・システム事業は増収。インフォテインメントの新製品等が貢献。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/10
7004 東証プライム
1,222
5/9 15:00
±0(%)
時価総額 208,003百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
7741 東証プライム
18,050
5/9 15:00
-125(%)
時価総額 6,517,422百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
8304 東証プライム
2,409
5/9 15:00
-57.5(%)
時価総額 284,958百万円
旧日本債券信用銀行。個人富裕層や中小企業を中心に金融商品を販売。企業再生や不動産関連のファイナンスに強み。資金運用収益、その他経常収益などは増加。顧客関連ビジネスは順調。24.3期3Qは大幅増収。 記:2024/02/22
8698 東証プライム
775
5/9 15:00
-1(%)
時価総額 207,271百万円
大手ネット証券会社。マネックス証券を中核に、株式や先物・オプション、投信、債券、FXのオンライン取引サービスを提供する。NTTドコモと資本業務提携。今期3Q累計は国内と米国が堅調、増収、大幅増益となった。 記:2024/03/03
9107 東証プライム
2,158
5/9 15:00
-36.5(%)
時価総額 1,542,383百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10