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日経平均は大幅反発、後場もプラス圏での堅調推移続くか

2023/7/24 12:12 FISCO
*12:12JST 日経平均は大幅反発、後場もプラス圏での堅調推移続くか  日経平均は大幅反発。396.46円高の32700.71円(出来高概算6億3817万株)で前場の取引を終えている。  前週末21日の米国株式市場のダウ平均は2.51ドル高(+0.01%)と小幅高。景気見通しへの楽観的な見方を背景とした買いが続いた。ただ、ナスダックは大型ハイテク株の優位性を低下させることを目的としたナスダック100指数のリバランスを24日に控えていることや大口オプション期日を迎えたことで、終盤にかけ調整的な取引が強まった。ナスダック指数は小幅安、もみ合い展開となった米株市場を横目に、7月24日の日経平均は前週末比343.89円高の32648.14円と3日ぶりの大幅反発でスタート。その後は堅調に推移している。  個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>、アドバンテ<6857>などの半導体関連株が上昇。JR東<9020>やJR西<9021>などの鉄道株、出光興産<5019>やENEOS<5020>などの石油関連、三井物産<8031>や三菱商事<8058>などの商社株も堅調に推移した。また、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、日本製鉄<5401>、ソニーグループ<6758>なども上昇した。そのほか、通期業績予想が想定以上の上方修正となった東京製鐵<5423>が急騰、自社株買い発表で需給下支え期待が先行した技研製作所<6289>も急上昇、合同製鐵<5410>、RPAホールディングス<6572>、そーせい<4565>などが値上がり率上位に顔を出した。  一方、金融政策維持の見方が強まって三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの銀行株が軟調に推移、川崎船<9107>や商船三井<9104>などの海運株の一角も下落した。みずほ<8411>、ダイキン<6367>なども下落。ほか、前週末急騰した宮越ホールディングス<6620>が利食い売り優勢から値下がり率トップに、業績予想の上方修正を発表したものの材料出尽くし感が優勢となったISID<4812>が大幅下落、ネクステージ<3186>、JCRファーマ<4552>、芝浦メカトロニクス<6590>などが値下がり率上位に顔を出した。  セクターでは、鉄鋼、鉱業、輸送用機器が上昇率上位となった一方で、銀行業、海運業が下落率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の84%、対して値下がり銘柄は13%となっている。  本日の日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行、その後はプラス圏で堅調に推移している。ただ、ナスダック100先物のリバランス影響を見極めたいとの向きもあると見られ、積極的に買い進む動きにはなりにくいとの声もきかれている。  新興市場は堅調な展開となっている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、じりじりと上げ幅を広げている。前週末に大幅下落となった分の押し目買いが優勢に。ただ、為替の円安が再び進行するなか、決算発表が本格化するため東証プライム銘柄中心に注目が集まっており、新興株は相対的に冴えないパフォーマンスになっている。前引け時点での東証マザーズ指数は0.66%高、東証グロース市場Core指数は0.90%高。  さて、今週は注目イベントが多数ある。24日に米国のナスダック100指数のリバランス実施、25日に米FOMC(米連邦公開市場委員会)やIMF(国際通貨基金)の世界経済見通し、26日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見、米国の6月新築住宅販売件数、27日に米4-6月期GDP(国内総生産)速報値、28日に米国の6月個人所得、などの発表が予定されている。国内では、27日-28日に日銀金融政策決定会合、28日には植田日銀総裁の会見が予定されており、明日以降のイベントに備えて様子見姿勢を強めている投資家が多いだろう。  ナスダック100指数のリバランスでは、アップルやテスラなど大型ハイテク株7銘柄の構成比を見直す。構成比は、現在の56%弱から約44%程度に下がるようだ。ナスダックのウェブサイトに掲載された文書によると、指数の最大構成銘柄群の割合があらかじめ設定された基準値を超えた場合、特定の状況下で特別なリバランスが実施されるという。JPモルガン・チェースのストラテジストによると、リバランスにより中小型の構成銘柄の存在感が高まる見込みで、双方向の取引は600億ドル(約8兆4000億円)に達する可能性があるようだ。今週は、大型ハイテク株よりも中小型の構成銘柄の値動きに注目が集まりそうだ。  話は変わって、米FOMCと欧州中央銀行(ECB)はいずれも政策金利を0.25ポイント引き上げると予想されている。CME FedWatch ツールでは、25日開催の7月FOMCでの0.25ポイントの利上げがほぼ100%織り込まれている。ただ、FRBは6月FOMCで公表した政策金利見通し(ドットチャート)で年内2回の追加利上げを示したほか、パウエル議長も度々年内残り2回の追加利上げを主張していた。実際、パウエル議長とECBのラガルド総裁はいずれも、インフレは依然として高過ぎるとこれまで警告していた。  今回の会合後は、追加利上げを実施する可能性が高いか、はたまた長期の利上げ休止を計画しているか、政策当局者からのシグナルに大きな注目が集まっている。現状、次回9月FOMCでは据え置きが8割以上の確率で織り込まれている。仮に、パウエル議長が従来からの姿勢を維持して年内最後の利上げ可能性を示唆した場合にはタカ派サプライズとなり、株価にネガティブな影響があることは頭の片隅に置いておきたい。  そのほか、日本取引所グループが前週20日に発表した投資部門別売買動向によると、海外投資家は7月第2週(10~14日)に現物株を2793億円買い越しており、3週連続で買い越したことが明らかになった。一方、個人投資家は1801億円の買い越しで2週連続の買い越し。年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は2603億円の売り越しだった。国内では主力企業の決算発表を控える中ではあるが、引き続き海外勢の動きに加えて個人投資家の動向にも注意しておきたい。  さて、後場の日経平均はプラス圏での推移を継続できるか。前述のように今週は注目イベントが多いほか、国内外の企業決算が本格化することから、積極的な買いを手控える向きもありそうだ。(山本泰三) 《AK》
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大手中古車販売会社。総合店「ネクステージ」に加え、SUV専門店「SUV LAND」や中古輸入車大型専門店「UNIVERSE」などを展開。店舗数は320店舗超。計画出店継続による市場シェア獲得などを図る。 記:2024/07/05
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時価総額 88,186百万円
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時価総額 106,254百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4812 東証プライム
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時価総額 364,367百万円
SAPソリューションの導入等を行うコミュニケーションIT部門が主力。金融、製造業向けITソリューションの提供等も。電通グループ傘下。旧社名は電通国際情報サービス。無借金経営。事業領域の拡張等に取り組む。 記:2024/08/26
5019 東証プライム
1,027.5
9/27 15:00
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時価総額 1,530,280百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5020 東証プライム
787.6
9/27 15:00
-19(%)
時価総額 2,544,171百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5401 東証プライム
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-22(%)
時価総額 3,084,742百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5410 東証プライム
4,230
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5423 東証プライム
2,023
9/27 15:00
-40(%)
時価総額 222,659百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6289 東証プライム
1,786
9/27 15:00
-14(%)
時価総額 50,356百万円
油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」の製造・販売等を行う建設機械事業が主力。油圧式杭圧入引抜機は世界トップシェア。圧入工事事業も。硬質地盤対応機「サイレントパイラーF112」など一般機は販売順調。 記:2024/06/11
6367 東証プライム
20,550
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空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6572 東証プライム
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時価総額 12,943百万円
RPAサービス「BizRobo!」や業務自動化クラウドサービス「RoboRobo」等のロボットアウトソーシング事業が主力。ロボットトランスフォーメーション事業も。BizRobo!などは導入企業が拡大。 記:2024/05/12
6590 東証プライム
8,270
9/27 15:00
-190(%)
時価総額 115,548百万円
半導体製造装置やFPD製造装置、真空応用装置等を手掛ける製造装置メーカー。研磨後洗浄装置、高温リン酸エッチング装置などで高シェア。配当性向35%目途。次世代・先端半導体対応装置の開発・販売などに注力。 記:2024/07/28
6620 東証プライム
1,989
9/27 15:00
-16(%)
時価総額 79,590百万円
中国・深センで不動産の賃貸管理、開発事業を展開。深センでワールド・イノベーション・センタープロジェクトを進める。深セン市政府の委嘱を受けて企業誘致を行う。不動産賃貸管理事業の収益基盤強化などを図る。 記:2024/07/28
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世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
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時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
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時価総額 2,473,593百万円
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7203 東証プライム
2,751.5
9/27 15:00
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時価総額 44,890,687百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8031 東証プライム
3,269
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+30(%)
時価総額 9,896,528百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
27,475
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+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
3,082
9/27 15:00
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時価総額 13,291,070百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
1,451
9/27 15:00
-30.5(%)
時価総額 19,272,175百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
2,954.5
9/27 15:00
-6,219.5(%)
時価総額 4,061,525百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
2,818
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時価総額 7,155,607百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9020 東証プライム
2,917
9/27 15:00
+23.5(%)
時価総額 3,309,080百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9021 東証プライム
2,772
9/27 15:00
+18.5(%)
時価総額 1,352,744百万円
大手鉄道会社。近畿、北陸、中国、九州北部が鉄道営業エリア。山陽新幹線、北陸新幹線などを運行。流通業、不動産業、旅行・地域ソリューション業も展開。高付加価値の不動産アセット拡充など不動産事業の拡大図る。 記:2024/08/01
9104 東証プライム
5,063
9/27 15:00
-59(%)
時価総額 1,832,862百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,258
9/27 15:00
+23.5(%)
時価総額 1,613,856百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
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49,110
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時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
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時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17