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日経平均は大幅反落、14日の米CPI発表控えて売り優勢の展開

2023/2/13 12:14 FISCO
*12:14JST 日経平均は大幅反落、14日の米CPI発表控えて売り優勢の展開  日経平均は大幅反落。316.17円安の27354.81円(出来高概算6億1957万株)で前場の取引を終えている。  前週末10日の米株式市場のダウ平均は169.39ドル高(+0.50%)と反発。長期金利の上昇を警戒した売りが先行して始まった。一方、ミシガン大学消費者信頼感指数が予想以上に改善すると、景気見通し改善に伴う買いが再燃し、ダウ平均は上昇に転じた。ただ、金利高を警戒した売りから、ハイテク株は終日軟調に推移してナスダックは続落、まちまちな展開となった米株市場を横目に、日経平均は前週末比120.63円安の27550.35円と反落でスタート。朝方に下げ幅を広げた後はマイナス圏での軟調な展開が続いている。  個別では、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテ<6857>などの半導体関連株の一角が軟調に推移。キーエンス<6861>や信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、オリンパス<7733>、トヨタ自<7203>などの大型株も下落した。また、ソニーグループ<6758>、メルカリ<4385>、などのグロース株の一角、JAL<9201>やANA<9202>などの空運株なども軟調。ほか、業績・配当予想の下方修正をネガティブ視されたケイアイスター不動産<3465>が大幅に下落した。そのほか、フロンティアM<7038>、エル・ティー・エス<6560>、IBJ<6071>などが東証プライム市場の値下り率上位に顔を出した。  一方、郵船<9101>や川崎汽船<9107>、商船三井<9104>などの海運株、などが大幅に上昇。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、みずほ<8411>などの金融株も堅調に推移した。日本製鉄<5401>、ホンダ<7267>、INPEX<1605>、神戸製鋼所<5406>なども上昇した。そのほか、今期3度目の業績・配当予想を上方修正した三井松島HD<1518>が急騰、第3四半期好進捗や復配の発表を評価されたT&Gニーズ<4331>も大幅高、サクサ<6675>、電算システムHD<4072>、などが東証プライム市場の値上がり率上位に顔を出した。  セクターでは精密機器、繊維製品、化学が下落率上位となった一方、鉱業、石油・石炭、銀行が上昇率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の32%、対して値下がり銘柄は63%となっている。  本日の日経平均は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや売りが先行。日銀の金融政策修正への観測もくすぶるなか、米国市場はまちまちの状況である他、決算発表が一巡するまではポジションを大きく傾けてくる流れにはなりづらい。短期筋の売買に振らされやすい需給状況になりそうとの指摘も一部市場関係者から聞かれている。  新興市場も軟調な展開が続いている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタートした後、日経平均と同様に朝方から下げ幅を広げてマイナス圏で軟調に推移。米ハイテク株安を嫌気するなか、米長期金利が3.74%まで上昇しており、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株の重しとなっている。前引け時点での東証マザーズ指数は2.16%安、東証グロース市場Core指数は2.40%安。  さて、14日に発表される米消費者物価指数(CPI)の結果発表に注目が集まっている。1月の総合CPIは、前年同月比で伸びがさらに鈍化する見通しだが前月比ベースでは3カ月ぶりに加速する見込み。具体的に、前月比では+0.5%(12月:+0.1%)、食品・エネルギーを除くコアCPIでは同+0.4%(12月:+0.4%)と加速が予想されている。  市場関係者は前月比での総合CPI加速を予想しているが、実際の伸びが予想よりも大きくなった場合は雇用統計に次ぐサプライズとなり、株式市場へのネガティブ影響は避けられない。ブルームバーグでは、ロックフェラー・グローバル・ファミリー・オフィスのジミー・チャン最高投資責任者(CIO)が「市場の期待ほど急速にインフレが低下することはないという短期的なリスクがある」と話したと報じられている。  仮に、1月CPIが予想並みにとどまったとしても、株式市場全体が上昇する可能性も想定しにくい。週末の「国内株式市場見通し」に詳細が記載されているが、1月の米中古車平均価格が上昇に転じており、米国のインフレ率の前倒し指標とされる銅価格も上昇傾向にある。これらの影響が今回ではなく、3月14日に発表される2月CPIで反映され、想定以上のCPI加速が確認される可能性もあるため、2月以降の警戒感がくすぶり株価の上値を抑制しそうだ。  パウエル議長は先週7日に「力強い労働市場やインフレ加速といった情報が確認された場合は、市場に織り込まれている以上に金利を引き上げ、さらなる措置を講じる必要が生じる可能性は十分にある」と述べていた。FRB高官もタカ派姿勢を示しており、インフレを目標に戻すために長期的な闘いに備えているという。引き続き、今回の1月CPI以降も、雇用統計及び各種インフレ指標には注目し続けなければならない。  月曜日の当欄を担当する筆者は昨年から、今年に大きく下落するシナリオを念頭に相場を見守ってきた。1月後半から再度市場の想定していないインフレ指標が散見し、利上げ長期化が意識され始め、地政学リスクや米中問題など様々なリスクが影響してくると、下落シナリオも想定しておきたいところ。筆者は2020年のコロナショック前の水準であるナスダック100指数で9600pt付近を底値のターゲットとして相場を見守っている。さて、後場の日経平均は、軟調な展開が続くか。14日以降のインフレ指標の発表が警戒されるなか、個別材料株中心の物色が継続しそうだ。(山本泰三) 《AK》
関連銘柄 30件
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24.3期で祖業の石炭事業を終了。ストローやマスクブランクスの製造・販売などが柱に。昨年12月に産業用チェーンメーカーを買収。ニッチ企業買収による多角化を継続推進へ。24.3期3Q累計は非石炭分野が堅調。 記:2024/03/08
1605 東証プライム
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原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
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不動産会社。関東地方で自社ブランドの分譲住宅や注文住宅を提供する。中古住宅販売や不動産賃貸・仲介等も行う。今期3Q累計は安定的な仕入と販売強化が売上高に寄与も、売上原価や支払手数料等が重しとなった。 記:2024/02/14
4063 東証プライム
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大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
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時価総額 27,741百万円
グーグル関連を含む情報サービスが柱。収納代行も。24.12期は情報サービスの不採算案件解消を想定。新サービス開始による費用増こなして最高業績を計画。増配予定。中計では26.12期に営業益56億円を目指す。 記:2024/03/11
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時価総額 12,001百万円
ハウスウェディングの草分け。婚礼施設の運営受託やブティックホテルを育成へ。24.3期上期はホテルとハネムーン企画販売の好調を主因に計画比上振れ。婚礼は施行件数減を単価上昇で補う。通期では営業増益を見込む。 記:2024/01/17
4385 東証プライム
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+8(%)
時価総額 302,437百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
5401 東証プライム
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時価総額 3,118,954百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
5406 東証プライム
1,911
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時価総額 757,417百万円
高炉国内3位。建設機械にも強い。アルミや素形材、機械、エンジニアリングも。配当性向は30%程度目安。鋼材は自動車向け需要が増加。価格改善等でアルミ板は販売価格が上昇。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/11
6071 東証プライム
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時価総額 25,032百万円
婚活サービス大手。結婚相談所の直営店や加盟店の運営に加え、パーティ開催等によるマッチング等のサービスを提供。ライフデザイン事業は伸長。指輪の成約件数は3354件と増加。23.12期通期は増収増益。 記:2024/03/31
6560 東証プライム
2,045
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-20(%)
時価総額 8,955百万円
企業改革や働き方改革を支援するプロフェッショナルサービスを提供する。コンサルティングやデジタル活用、経営改善、業務改善、人材サービスを提供する。23年12月期はDX関連やマッチングサービスが増加した。 記:2024/03/08
6675 東証スタンダード
2,609
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時価総額 16,293百万円
情報通信機器メーカー。サクサを中核に、ボタン電話装置や監視カメラ、防犯設備機器等のネットワーク機器を製造、販売。セキュリティ機器も手掛ける。今期3Q累計はボタン電話装置やカードリーダライタ等が増加した。 記:2024/03/09
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13,100
5/17 15:00
+85(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,540
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時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
72,880
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-280(%)
時価総額 17,724,999百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
43,170
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半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
1,307
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+21(%)
時価総額 14,977百万円
経営コンサルティング会社。ビジネス分析や戦略策定等のコンサルティングに加え、M&Aアドバイザリーサービスを提供する。23年12月期は期初計画を達成した。経営コンサルティングなど、3事業すべてが増加した。 記:2024/02/29
7203 東証プライム
3,436
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+84(%)
時価総額 56,058,295百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7267 東証プライム
1,727
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+18.5(%)
時価総額 9,385,010百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
7733 東証プライム
2,541.5
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+56(%)
時価総額 3,268,095百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8035 東証プライム
36,090
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-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,553.5
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+31(%)
時価総額 20,633,579百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9,723
5/17 15:00
+323(%)
時価総額 13,366,121百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
3,134
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+67(%)
時価総額 7,958,010百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
9101 東証プライム
4,933
5/17 15:00
+111(%)
時価総額 2,516,644百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9104 東証プライム
5,064
5/17 15:00
+33(%)
時価総額 1,833,224百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9107 東証プライム
2,309
5/17 15:00
+1(%)
時価総額 1,650,307百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
9201 東証プライム
2,709
5/17 15:00
+11.5(%)
時価総額 1,184,223百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9202 東証プライム
3,005
5/17 15:00
+3(%)
時価総額 1,455,303百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03
9983 東証プライム
41,010
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-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27