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日経平均は小幅反発、後場は日銀決定会合の結果にも関心

2019/1/23 12:12 FISCO
*12:12JST 日経平均は小幅反発、後場は日銀決定会合の結果にも関心  日経平均は小幅反発。8.63円高の20631.54円(出来高概算5億7000万株)で前場の取引を終えている。  連休明け22日の米株式市場でNYダウは301ドル安と5日ぶりに反落。世界経済の減速懸念が改めて広がった。また、今週予定されていた米中貿易協議が知的財産権を巡る意見の相違で取り消されたことが報じられると、下げ幅を拡大する展開となった。本日の東京市場でもこうした流れを引き継ぎ、日経平均は169円安からスタートしたが、寄り付き直後を安値に下げ渋った。25日移動平均線水準で日経平均先物に断続的な買いが入ったほか、為替相場が再び1ドル=109円台後半まで円安方向に振れたことも支援材料となった。前場中ごろを過ぎるとプラスに転じ、20675.66円(52.75円高)まで上昇する場面があった。東証1部の値上がり銘柄は全体の3割ほどで、値下がり銘柄は6割を超えた。  個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで2%超の上昇。足元で証券各社のカバレッジ再開が相次いでおり、また本日は傘下の投資ファンドが米新興企業に1億ドル出資するなどと報じられている。任天堂<7974>、ソニー<6758>、メガバンク株などは小じっかり。前日に決算発表した東製鉄<5423>も買われた。また、台湾・中国企業との資本提携交渉が伝わったJDI<6740>が急伸し、クボテック<7709>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、武田薬<4502>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>などは小安い。ZOZO<3092>は前日からの売りが続き4%安。また、調達部品の不具合で群馬製作所の稼働停止と伝わったSUBARU<7270>は6%近く下落し、東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、情報・通信業、精密機器、銀行業などが上昇率上位。反面、石油・石炭製品、ゴム製品、鉱業などが下落率上位だった。内需・ディフェンシブセクターでも利益確定の動きが見られる。  日経平均は朝安後に下げ渋り、底堅さを見せた。ただ、ソフトバンクG1銘柄で約24円の押し上げ要因となっており、東証1部全体としては値下がり銘柄の方が多い。世界経済の減速懸念や米中貿易協議の難航などを背景に、相場全体の地合いが強いとは言いづらいところだ。ジャスダック上場で産業用ロボットに使用される精密減速機を手掛けるハーモニック<6324>は2018年10-12月期の受注が大幅に減ったと発表。目先の減速懸念は織り込み済みだっただけに、17日に業績下方修正を発表した日本電産<6594>と同様、売り一巡後に下げ渋る展開となったが、積極的に上値を追える状況ではないだろう。  なお、午後にも日銀の金融政策決定会合の結果が伝わるとみられる。市場では上場投資信託(ETF)買い入れ比率見直しの思惑が広がっており、このところのファーストリテの弱い値動きなどはこうした思惑を反映したもののようだ。結果発表を受けて、株価指数への寄与度の大きい銘柄を中心に動きが出てくる可能性がある。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 13件
3092 東証プライム
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国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
4502 東証プライム
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国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5423 東証プライム
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減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6594 東証プライム
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時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6740 東証プライム
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時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
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時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,664.5
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7270 東証プライム
2,450.5
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+8.5(%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7709 東証スタンダード
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画像処理外観検査装置の製造・販売を行う。3Dソリューションシステム、メディアネット機器の開発・製造・販売等も。米国でも事業展開。3Dソリューションシステムでは各種ソフトウェア製品の販売拡大に取り組む。 記:2024/10/21
7974 東証プライム
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時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9983 東証プライム
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
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+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17