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後場に注目すべき3つのポイント~海外市場短縮取引で方向感に乏しい地合いに

2024/12/24 12:33 FISCO
*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~海外市場短縮取引で方向感に乏しい地合いに 24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、海外市場短縮取引で方向感に乏しい地合いに ・ドル・円は失速、日本株安で ・値下がり寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位はTDK<6762> ■日経平均は反落、海外市場短縮取引で方向感に乏しい地合いに 日経平均は反落。前日比105.99円安(-0.27%)の39055.35円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。 23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は66.69ドル高の42906.95ドル、ナスダックは192.29ポイント高の19764.88で取引を終了した。消費者信頼感指数の悪化を警戒し、寄り付き後、まちまち。連邦準備制度理事会(FRB)の速いペースでの利下げ期待の後退で長期金利上昇に連れダウは下落。サンタクロースラリーを期待したハイテクの買いにナスダックは底堅く推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大し、相場全体を押し上げ。クリスマスの祭日を控えて参加者が限定的な中、ダウもプラス圏を回復し終了した。 米国市場の上昇などを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は前日比プラス圏でスタートしたが、買い一巡後は失速し一時39000円を割り込む場面も見られた。欧米投資家の多くがクリスマス休暇入りしていることで商いは閑散。方向感に乏しい展開となり、39000円水準でのもみ合いとなった。 日経平均採用銘柄では、ホンダ<7267>との経営統合に向けた協議入りを発表した日産自<7201>は売られた。フジクラ<5803>、古河電工<5801>、住友電工<5802>など電線株の一角も弱い。また、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>など防衛関連銘柄の一角も売られた。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、TDK<6762>、アルプスアルパイン<6770>などが売られた。 一方、1.1兆円の自社株買いの取得枠設定を受けてホンダが大幅高となったほか、SUBARU<7270>、三菱自<7211>、マツダ<7261>など自動車株の一角も上昇。このほか、しずおかFG<5831>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、あおぞら銀行<8304>などの銀行株も上昇した。 業種別では、非鉄金属、サービス、情報・通信、精密機器、電気機器などが下落した一方、電気・ガス、輸送用機器、海運業、鉄鋼、銀行などが上昇した。 今晩の海外市場では、英国、フランス、米国市場はクリスマス休暇前で短縮取引となっていることから後場の商いは前日よりも閑散となろう。為替も1ドル157円台で小動き推移となっており、後場の日経平均は39000円を挟んだ小動きが続く公算が大きい。 ■ドル・円は失速、日本株安で 24日午前の東京市場でドル・円は157円05銭から157円37銭まで値を上げたが、朝方の安値付近に失速した。前日のドル買いで利益確定売りが強まり、157円台は上値が重い。また、日経平均株価の反落で株安を嫌気した円買いがドルを下押ししている。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円05銭から157円37銭、ユーロ・円は163円23銭から163円59銭、ユーロ・ドルは1.0395ドルから1.0408ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ビューティカダンホールディングス<3041>、夢展望<3185>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位はTDK<6762> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:-0.12(予想:-0.15、10月:-0.50←-0.40) ・米・11月耐久財受注速報値:前月比-1.1%(予想:-0.3%、10月:+0.8%←+0.3%) ・米・11月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比-0.1%(予想:+0.3%、10月:+0.2%) ・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.5%(予想:+0.2%、10月:+0.4%←+0.3%) 【要人発言】 ・日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30・31日分) 「内外に不確実性の高まり、政策をより慎重に」(1人の委員) 「実質金利が自然利子率を下回る状況を維持しつつ緩やかな利上げ」(1人の委員) 「経済・物価見通し実現なら緩和調整との基本的考えを共有」 ・豪準備銀行12月理事会議事要旨 「インフレに自信が持てるまで十分に制約的な政策が必要」 「インフレ率が目標を超える状態が長期間続くのに対し最小限の許容度」 「前回の会合以降、インフレへの信頼もリスクは以前として存在」 <国内> ・14:00 日銀・基調的なインフレ率を捕捉するための指標 <海外> ・米株式市場は短縮取引 《CS》
関連銘柄 20件
380
1/10 15:30
-7(%)
時価総額 1,929百万円
総合フラワービジネス会社。生花祭壇事業が主力。生花卸売事業やブライダル装花事業、就労継続支援事業等も手掛ける。熊本県熊本市に本社。ブライダル装花事業では関西・九州エリアにおける新規取引先の拡大に注力。 記:2024/10/03
3185 東証グロース
172
1/10 15:30
±0(%)
時価総額 2,605百万円
アパレル事業が主力。ニューリーミー、ディアブルベーゼ、ディアマイラブなどのブランドを展開。ジュエリー事業、トイ事業も。RIZAPグループ傘下。アパレル事業では仕入の適正化等により、収益構造の改善図る。 記:2024/10/03
5631 東証プライム
5,971
1/10 15:30
+196(%)
時価総額 444,296百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
5801 東証プライム
7,259
1/10 15:30
+244(%)
時価総額 512,972百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
5802 東証プライム
2,741.5
1/10 15:30
-28.5(%)
時価総額 2,176,589百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
5803 東証プライム
6,305
1/10 15:30
+12(%)
時価総額 1,865,416百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
1,299
1/10 15:30
-33.5(%)
時価総額 773,073百万円
静岡県地盤の地方銀行「静岡銀行」を中核とする持株会社。静銀経営コンサルティング、静銀リース等も傘下に持つ。持分法適用関連会社にマネックスグループ。総資産は16兆円超。預金、貸出金シェアで県内トップ。 記:2024/08/26
2,021
1/10 15:30
-35(%)
時価総額 3,780,513百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6762 東証プライム
1,895
1/10 15:30
-63(%)
時価総額 3,683,615百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6770 東証プライム
1,572.5
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 344,819百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。コンポーネント事業はモバイル市場向け製品等の需要が増加。 記:2024/11/26
6857 東証プライム
10,380
1/10 15:30
+506(%)
時価総額 7,952,544百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7013 東証プライム
8,154
1/10 15:30
+72(%)
時価総額 1,261,261百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
453.4
1/10 15:30
+3(%)
時価総額 1,913,672百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7211 東証プライム
490.5
1/10 15:30
+5.9(%)
時価総額 730,983百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益率7%目標。オセアニアは販売シェアの維持・拡大に注力。 記:2024/11/26
7261 東証プライム
1,032
1/10 15:30
-16.5(%)
時価総額 652,022百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7267 東証プライム
1,528.5
1/10 15:30
-25(%)
時価総額 8,070,480百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
7270 東証プライム
2,676.5
1/10 15:30
-61.5(%)
時価総額 2,017,819百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
8304 東証プライム
2,373
1/10 15:30
-57(%)
時価総額 331,719百万円
旧日本債券信用銀行。レバレッジドファイナンスや不動産ファイナンス、エクイティ投資、環境ファイナンスなどを手掛ける。大和証券グループ本社と資本業務提携。貸出金残高は3.9兆円超。国内向け貸出は順調。 記:2024/12/13
8308 東証プライム
1,119
1/10 15:30
-18(%)
時価総額 2,686,697百万円
りそな銀行を中核とする大手金融持株会社。クレジットカードや信用保証、リース事業等も。埼玉りそな銀行、関西みらい銀行なども傘下に持つ。収益・コスト構造改革の加速図る。26.3期当期純利益1700億円目標。 記:2024/10/28
3,754
1/10 15:30
-86(%)
時価総額 14,732,693百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22