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前場に注目すべき3つのポイント~年末高を意識した押し目買いスタンス~

2024/12/13 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~年末高を意識した押し目買いスタンス~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■年末高を意識した押し目買いスタンス ■西武HD、25/3上方修正 営業利益 2890億円←450億円 ■前場の注目材料:NTT、省電力サーバー商用化、IOWN活用、8分の1に抑制 ■年末高を意識した押し目買いスタンス 13日の日本株市場は、やや売り先行で始まった後は、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。12日の米国市場はNYダウが234ドル安、ナスダックは132ポイント安だった。11月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回った。前日の米消費者物価指数(CPI)が予想と一致していたこともあり、インフレ懸念が再燃する形から売りが優勢となった。ただし、米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げへの見方がコンセンサスとなるなか、下値の堅さは意識された。シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比145円安の39665円。円相場は1ドル152円50銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。米国ではNYダウが6営業日続落で25日線を割り込んできたが、ナスダック指数は前日に初の2万に乗せた反動もあり、利食いが出やすいところであった。東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>といった指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上値は抑えられそうだが、時間外取引でブロードコムが予想を上回る決算を受けて買われており、下支えになるだろう。 また、本日は先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)になるが、波乱なく通過する可能性が高いと考えられる。SQ通過後は需給が軽くなる可能性もあり、4万円を意識したスタンスに向かわせそうだ。日経225先物はナイトセッションで下落したものの、39500円辺りでの底堅さが意識されていた。39500円~4万円でのレンジのなか、寄り付き後の底堅さがみられるようだと、4万円突破をねらった動きに向かわせそうである。 週末要因から積極的な売買は手控えられやすいほか、来週のFOMCの結果を見極めたいとするムードが高まりやすい。ただし、FOMCでの追加利下げがコンセンサスとなるなかで売り仕掛け的なポジションは取りづらくさせる一方で、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。日経平均株価は4万円接近では戻り待ち狙いの売りが入りやすいだろうが、弱含む局面では年末高を意識した買いで向かいたい。 ■西武HD、25/3上方修正 営業利益 2890億円←450億円 西武HD<9024>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は4940億円から8980億円、営業利益を450億円から2890億円に上方修正した。東京ガーデンテラス紀尾井町の流動化にともない、前回公表数値を大きく上回る見通し。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39849.14、+476.91) ・1ドル=152.50-60円 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・NTT<9432>省電力サーバー商用化、IOWN活用、8分の1に抑制 ・三菱ケミG<4188>傘下社長職復活へ、三菱ケミは筑本氏が兼任、田辺三菱は辻村氏制 ・Lib Work<1431>帝人と、戦略提携へ、柱・壁少ない木造住宅を展開 ・JDI<6740>米新興と協業へ、高解像度サーマルセンサー開発 ・西武HD<9024>赤プリ跡地複合施設を米ファンドに4000億円で売却 ・三菱商事<8058>フィンランドで製錬、低炭素アルミ事業化調査 ・東洋ドライルーブ<4976>固体被膜潤滑の領域拡大 ・鉄建建設<1815>セメント不使用コンクリ、シールド工事に適用 ・アイシン<7259>モビリティーサービスの社会実装推進、カーナビ技術生かす ・ホンダ<7267>「Nシリーズ」400万台、初代発売から13年で達成 ・横河電機<6841>DXで甲府事業所の在庫削減、AI活用し需要予測 ・井関農機<6310>アイガモロボ半額に、農家が導入しやすく ・富士通<6702>AI戦略加速、複数エージェント連携 ・TDK<6762>小型インダクター開発、ウエアラブル端末向け ・インフォマート<2492>発注から支払いまで電子処理、NTTデータ関西と自治体の会計効率化 ・戸田建設<1860>ビル全体のWi-Fi電波遮断を防止 ・出光興産<5019>大林組など3社で、建機向けバイオ燃料を実証、年初から販売 ・東京建物<8804>千葉・船橋市に物流施設、冷凍・冷蔵機能を実装 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 12月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI(予想:+13、9月:+13) ・08:50 12月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI(予想:+33、9月:+34) ・08:50 12月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+10.0%、9月:+10.6%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 20件
1431 東証グロース
673
1/10 15:30
-11(%)
時価総額 16,254百万円
九州地盤のハウスメーカー。熊本県山鹿市に本社。デジタルマーケティング集客が強み。土を主原料とする3Dプリンターハウス等も。SC内モデルハウスの出店、マイホームロボなどプラットフォーム事業の拡大図る。 記:2024/08/09
1815 東証プライム
2,407
1/10 15:30
-22(%)
時価総額 37,715百万円
トンネル工事等の土木工事、ビル・マンション・ホテル等の建築工事が柱。1944年設立。鉄道工事に強み。JR東日本系列。原宿駅の新駅舎等で実績。鉄道・道路分野の深化に注力。29.3期営業利益80億円以上目標。 記:2024/10/10
1860 東証プライム
928
1/10 15:30
-26(%)
時価総額 299,426百万円
1881年創業のゼネコン準大手。建築事業が主力。土木事業、海外事業、浮体式洋上風力発電事業等も。丸の内オアゾ、さいたま合同庁舎などで施工実績。海外事業などへの成長投資で事業ポートフォリオの強化を図る。 記:2024/10/07
2492 東証プライム
291
1/10 15:30
-6(%)
時価総額 75,494百万円
見積や受注、納品、請求、入金等のBtoBプラットフォームを提供。利用企業数は外食業界中心に110万社超。ES事業では大手企業を中心に新規導入が進む。中期経営計画では26.12期営業利益50億円目標。 記:2024/11/28
4188 東証プライム
790.1
1/10 15:30
-6.1(%)
時価総額 1,190,118百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。スペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復。事業再編費用等こなす。 記:2024/11/14
4976 東証スタンダード
2,945
1/10 14:28
±0(%)
時価総額 3,990百万円
固体被膜潤滑剤などドライルーブ製品の開発・製造・販売を行う。コーティング加工、加工技術の指導等も。自動車機器、光学機器メーカーなどが主要顧客。配合設計技術などが強み。IoT化などで生産性向上を図る。 記:2024/10/14
5019 東証プライム
1,018.5
1/10 15:30
-3(%)
時価総額 1,418,406百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
6310 東証プライム
905
1/10 15:30
+5(%)
時価総額 20,801百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6702 東証プライム
2,805.5
1/10 15:30
-37.5(%)
時価総額 5,810,493百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6740 東証プライム
20
1/10 15:30
±0(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6762 東証プライム
1,895
1/10 15:30
-63(%)
時価総額 3,683,615百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6841 東証プライム
3,342
1/10 15:30
-9(%)
時価総額 897,745百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6857 東証プライム
10,380
1/10 15:30
+506(%)
時価総額 7,952,544百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7259 東証プライム
1,698.5
1/10 15:30
-20(%)
時価総額 1,374,127百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,528.5
1/10 15:30
-25(%)
時価総額 8,070,480百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
8035 東証プライム
27,025
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
8058 東証プライム
2,478.5
1/10 15:30
-4.5(%)
時価総額 10,357,696百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。地球環境エネルギーは収益順調。原料炭事業の操業安定化図る。 記:2024/12/20
8804 東証プライム
2,506.5
1/10 15:30
-12.5(%)
時価総額 524,280百万円
1896年創業の総合不動産デベロッパー。旧安田財閥系。東京・八重洲、日本橋周辺が最重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。賃貸等不動産の含み益は5000億円超。ビル事業の稼働率は高水準維持。 記:2024/12/20
9024 東証プライム
3,233
1/10 15:30
+3(%)
時価総額 1,045,756百万円
私鉄大手の西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイドなどを傘下に収める持株会社。都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業が柱。値上げ効果やインバウンド需要などにより、ホテル・レジャー事業は順調。 記:2024/12/15
9432 東証プライム
153.7
1/10 15:30
-1.8(%)
時価総額 13,917,584百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10