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前場に注目すべき3つのポイント~為替にらみの展開~

2024/8/21 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~為替にらみの展開~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■為替にらみの展開 ■YEデジタル、25/2上方修正 営業利益 18億円←16億円 ■前場の注目材料:大成建設、コンクリひび割れ検出技術を提供、老朽インフラ対策 ■為替にらみの展開 21日の日本株市場は、利食い優勢のなかこう着感が強まりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。20日の米国市場は、NYダウが61ドル安、ナスダックは59ポイント安だった。8月のフィラデルフィア連銀非製造業活動の悪化で、景気減速懸念が再燃した。また、カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール年次会合でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた利益確定売りも目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比545円安の37535円。円相場は1ドル145円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り優勢で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37470円まで売られる場面もみられた。ただし、前日の上昇で一時38270円まで買われており、反動安の範囲内であろう。足もとでは商いが膨らみにくいなか、変動幅が大きくなっており、短期的な売買が中心のようである。ナイトセッションでは25日線が支持線として意識されていたこともあり、売り一巡後は押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。 また、ジャクソンホール会議を前に積極的にポジションを積み上げる動きは期待しづらく、仕掛け的な動きも限られよう。米国市場は下落したが、ナスダック指数やS&P500指数は前日まで8営業日続伸していたこともあり、利食いは入りやすい。持ち高調整の動きが中心とみられ、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。もっとも、米国では9月の利下げが確実視されるなか、日米金利差が縮小傾向にあることから、為替市場では1ドル=145円台と円高に振れている。輸出関連などには売りが入りやすいと考えられる。 為替市場をにらみながらの相場展開になりやすく、円高進行で仕掛け的な売りに押される局面においては、その後のリバウンド狙いになろう。日経平均は前日の上昇で25日線を上回ってきたが、同線での攻防となりやすい。短期的な売り仕掛けが入ったとしても、37000円辺りに位置する200日線が支持線として機能しそうだ。物色の流れとしては、インデックスに絡んだ売買に振らされやすいなか、ニトリHD<9843>など円高メリット銘柄に短期資金が向かいやすくなるだろう。 ■YEデジタル、25/2上方修正 営業利益 18億円←16億円 YEデジタル<2354>は2025年2月期業績予想の修正を発表。売上高は200億円から203億円、営業利益を16億円から18億円に上方修正した。ビジネスDXの売上増や経費の圧縮により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間・純利益が予想を大幅に上回る見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(38062.92、+674.30) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・大成建設<1801>コンクリひび割れ検出技術を提供、老朽インフラ対策 ・JR西日本<9021>グループの日本旅行、日産など14社で環境に優しい旅普及へ組織新設 ・NTT<9432>光伝送路の状態可視化、測定器不要に ・パナソニックHD<6752>国内向けEV電池拠点検討、スバル・マツダに供給 ・コニカミノルタ<4902>中国縮小、情報機器生産、アジア分散 ・三菱UFJ<8306>米大手地銀株を一部売却 ・TDK<6762>コモンモードフィルター開発、高周波ノイズ減衰 ・丸紅<8002>豪鉄道延伸で一部開業、シドニー近郊の渋滞緩和 ・不二サッシ<5940>丸紅が低炭素アルミを販売 ・丸紅<8002>丸紅エネルギー社長・鈴木康昭氏、燃料の次世代分野開拓 ・東海理化<6995>MNCと提携、CNTで熱電変換素子など ・ハーモニック<6324>丸山顕氏、ヒト型ロボで成長狙う ・セイコーG<8050>セイコーSOL、テレマティクス拡大、インド社とサービス開発 ・日立<6501>米エンジ買収、ライフサイエンス強化 ・三菱電機<6503>受信用光デバイス量産、動作速度200ギガbps ・住友電工<5802>横浜に新研究棟、光コネクター高性能化 ・東亞合成<4045>川崎に新拠点、EV・半導体向け機能材料の研究加速 ・小津産業<7487>次期社長・柴崎治氏、アジア拠点網を再編 ・コスモエネHD<5021>コスモ石油の堺製油所、認定高度保安実施者に認定、国内初 ・レゾナック<4004>半導体材料開発を効率化、シミュレーションにAI活用 ・中村超硬<6166>材料科学で成長、多孔質構造材を来年度にも量産 ・東急不動産HD<3289>東急リゾーツと特定技能者を大型採用、ミャンマー・フィリピンから ・住友化学<4005>「環境対応」10件認定、全売り上げの24% ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7月貿易収支(予想:-3500億円、6月:+2240億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 24件
1801 東証プライム
6,451
1/10 15:30
-5(%)
時価総額 1,181,604百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
2354 東証スタンダード
629
1/10 15:30
+6(%)
時価総額 11,523百万円
ERPソリューションなどビジネスソリューション事業が主力。物流DXなどIoTソリューション事業も手掛ける。安川電機の持分法適用会社。基幹システム構築は堅調。IoTソリューションは物流等向けも伸びる。 記:2024/10/09
944.9
1/10 15:30
-4.6(%)
時価総額 680,168百万円
東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。オフィスビル・商業施設の空室率は低水準維持。分譲マンション販売は順調。 記:2024/12/15
4,038
1/10 15:30
-54(%)
時価総額 746,630百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4005 東証プライム
336.8
1/10 15:30
-2.2(%)
時価総額 558,151百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4045 東証プライム
1,465.5
1/10 15:30
-16.5(%)
時価総額 171,610百万円
中堅化学メーカー。カセイソーダ等の基幹化学品、アクリルポリマー、高純度無機化学品等を手掛ける。瞬間接着剤「アロンアルフア」は知名度高い。工業用ガスは販売数量順調。サーモン陸上養殖プロジェクトに参画。 記:2024/12/07
4902 東証プライム
627.9
1/10 15:30
-3.3(%)
時価総額 315,623百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も。産業印刷ユニットではラベル印刷機、加飾印刷機等が販売台数増。 記:2024/12/15
7,034
1/10 15:30
+40(%)
時価総額 621,482百万円
コスモ石油、コスモエネルギー開発、コスモ石油マーケティングなどを傘下に収める持株会社。岩谷産業の持分法適用関連会社。再生可能エネルギー事業等も。半導体レジスト用樹脂など機能化学品の収益拡大に注力。 記:2024/08/10
5802 東証プライム
2,741.5
1/10 15:30
-28.5(%)
時価総額 2,176,589百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
5940 東証スタンダード
661
1/10 15:30
±0(%)
時価総額 8,346百万円
ビル用・住宅用サッシ、カーテンウォール等を手掛ける建材メーカー。1930年創業。一般・産業廃棄物処理プラントの製造・販売、物流事業等も。ビル建材事業では環境配慮商品の拡充、生産性向上などに取り組む。 記:2024/12/07
6166 東証グロース
350
1/10 15:30
-2(%)
時価総額 3,857百万円
化学繊維用紡糸ノズル事業が主力。耐摩耗部品などの特殊精密機器事業、半導体・難削材向けダイヤモンドワイヤの製造・販売等も。炭素繊維用ノズルは受注好調。パワー半導体・難削材向けダイヤモンドワイヤは販売拡大。 記:2024/12/08
3,965
1/10 15:30
+30(%)
時価総額 381,889百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータ等も手掛ける。新規案件の寄与で産業用ロボットは受注順調。27.3期営業利益150億円目標。 記:2024/12/22
6501 東証プライム
3,810
1/10 15:30
-99(%)
時価総額 17,665,328百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。連結子会社数は610社超。グリーンエナジー&モビリティセグメントなどは売上順調。 記:2024/11/26
6503 東証プライム
2,570.5
1/10 15:30
-16.5(%)
時価総額 5,431,986百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
1,564
1/10 15:30
-15(%)
時価総額 3,838,754百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6762 東証プライム
1,895
1/10 15:30
-63(%)
時価総額 3,683,615百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6995 東証プライム
2,177
1/10 15:30
-6(%)
時価総額 205,147百万円
自動車部品メーカー。自動車向け各種スイッチやスマートキー、シフトレバー等の製造・販売を行う。レバーコンビネーションスイッチ等で世界シェアトップクラス。DOE3%目安。半導体ビジネスの拡大等に取り組む。 記:2024/11/26
7487 東証スタンダード
1,688
1/10 15:30
-12(%)
時価総額 14,238百万円
不織布製品と家庭紙・日用雑貨を扱う専門商社。1653年に和紙問屋として創業。電子・食品等のクリーン分野、ウェルネスケア分野、エコプロダクツ分野等で事業展開。産業分野等に注力。27.5期営業利益3億円目標。 記:2024/10/26
8002 東証プライム
2,233
1/10 15:30
-14(%)
時価総額 3,743,354百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8050 東証プライム
4,745
1/10 15:30
-10(%)
時価総額 196,462百万円
セイコーウオッチ、セイコーインスツル、セイコーソリューションズなどを傘下に収める持株会社。1881年創業。ウオッチ事業は海外における高級品の売上拡大の加速が課題。クロック事業では高級クロックなどに注力。 記:2024/10/08
1,903.5
1/10 15:30
-14(%)
時価総額 25,282,277百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。金利上昇で利ザヤ拡大。ウェルスナビを完全子会社化へ。 記:2024/12/20
9021 東証プライム
2,716
1/10 15:30
-6.5(%)
時価総額 1,325,416百万円
大手鉄道会社。近畿、北陸、中国、九州北部が鉄道営業エリア。山陽新幹線、北陸新幹線などを運行。流通業、不動産業、旅行・地域ソリューション業も展開。高付加価値の不動産アセット拡充など不動産事業の拡大図る。 記:2024/08/01
9432 東証プライム
153.7
1/10 15:30
-1.8(%)
時価総額 13,917,584百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9843 東証プライム
18,400
1/10 15:30
-65(%)
時価総額 2,105,751百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。自社開発商品比率が高い。島忠を傘下に収める。中国大陸などグローバルチェーン展開の加速などに注力。 記:2024/11/12