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前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGが重荷も押し目狙いのスタンス~

2023/11/10 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGが重荷も押し目狙いのスタンス~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ソフトバンクGが重荷も押し目狙いのスタンス ■ソフトバンクG、2Q経常損益 ▲9074.25億円 ■前場の注目材料:クラレ、280億円投じ米に新ライン、活性炭を年2.5万トン増強 ■ソフトバンクGが重荷も押し目狙いのスタンス 10日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さが意識される相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが220ドル安、ナスダックは128ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は国際通貨基金(IMF)会合で、インフレの2%目標達成を依然確信できないと、追加利上げも除外しない姿勢を示した。これを受けて米長期金利が上昇し、利益確定の売りが強まった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円安の32515円。円相場は1ドル151円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の日経平均は指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引するなか、商社株などバリュー株への物色が強まったことから、一時32700円台を回復する場面も見られた。本日は米国市場の下落影響から売りが先行するだろうが、75日線を支持線としたトレンドのなか、押し目買い意欲は強そうだ。 また、本日はオプションSQ算出日となる。足もとの強い値動きについては、SQに絡んだリバランスの動きによるものとみられており、SQ通過でリバランスの需給が一巡となればこう着感が強まりやすい面もあるだろう。また、主要企業の決算発表が本格化するなか、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>が嫌気される可能性があり、相場の重荷となる可能性があるだろう。一方で日産自<7201>やホンダ<7267>などへ資金が向かいやすく、米長期金利の上昇を受けて金融株への物色も意識されそうであり、全体としては底堅さがみられよう。 そのため、米株安を受けて売りが先行するものの、売り一巡後は押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。日経平均は10月の戻り高値32533円辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、節目の33000円を狙ったトレンド形成は継続するだろう。また、決算に絡んだところでは、日産自やホンダのほか、コカBJH<2579>、INPEX<1605>、エアウォーター<4088>、アマダ<6113>、アイスタイル<3660>、Jオイル<2613>などが注目される。 ■ソフトバンクG、2Q経常損益 ▲9074.25億円 ソフトバンクG<9984>が発表した2024年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比1.4%増の3兆2270.60億円、経常損益が9074.25億円の赤字(前年同期は2926.36億円の黒字)だった。保有株式の価値から純有利子負債を差し引いた純資産価値(NAV)は9月末時点で16兆4000億円だった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(32646.46、+479.98) ・1ドル=151.20-30円 ・米原油先物は上昇(75.74、+0.41) ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・クラレ<3405>280億円投じ米に新ライン、活性炭を年2.5万トン増強 ・大成建設<1801>ピーエス三菱を240億円で買収、規模拡大で生産効率化 ・みずほ<8411>楽天証券に追加出資870億円、協業で顧客開拓を加速 ・日本郵船<9101>最大15隻のアンモニア燃料船建造を検討 ・ユアサ商事<8074>バウハウス丸栄と、循環型セメントパネル開発、廃棄物を再利用 ・ワコールHD<3591>低収益店から撤退、希望退職150人募集など構造改革 ・アマダ<6113>来春に子会社吸収、レーザー・溶接事業拡大 ・大林組<1802>トヨタと、コンクリにCFRP端材、再利用技術を開発 ・丸紅<8002>社債20億円引き受け、インドで不動産開発 ・SMK<6798>米カナリーに出資、声で脳疾患分析 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月マネーストックM3(9月:前年比+1.8%) <海外> ・09:30 豪準備銀行四半期金融政策報告 《ST》
関連銘柄 19件
1605 東証プライム
1,990.5
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時価総額 2,506,310百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化なども推進。 記:2024/12/04
1801 東証プライム
6,375
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時価総額 1,167,683百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
1802 東証プライム
1,989
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時価総額 1,435,083百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
2,467.5
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時価総額 508,969百万円
コカ・コーラウエスト、コカ・コーライーストジャパンの経営統合で2017年に誕生。国内最大のコカ・コーラボトラー。炭酸、茶系、コーヒーの販売比率が高い。コンビニ向けは新製品、カスタマー限定製品の展開を強化。 記:2024/08/23
2613 東証プライム
2,028
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時価総額 67,954百万円
味の素製油、ホーネンコーポレーション、吉原製油の経営統合で誕生。家庭用油脂、業務用油脂、ミールの製造・加工・販売等を行う。国内業務用食用油の販売量シェアは約4割。油脂汎用品の価格適正化などに取り組む。 記:2024/10/20
3405 東証プライム
2,233
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時価総額 792,411百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。ポバール樹脂が欧州等で拡大。不採算事業は整理し採算改善。 記:2024/12/13
5,389
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時価総額 299,090百万円
婦人用下着大手のワコールを中核とする持株会社。ピーチ・ジョン等も傘下に持つ。インナーウェアやスポーツウェアの製造、販売等を行う。国内3生産拠点の譲渡及び操業停止の決定などビジネスモデル改革に取り組む。 記:2024/11/26
3660 東証プライム
416
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時価総額 33,889百万円
コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を運営。化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」、化粧品専門店「@cosme STORE」の運営等も。会員数は増加傾向。リテール事業は国内出店の加速図る。 記:2024/08/23
4088 東証プライム
1,831
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時価総額 420,681百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
6113 東証プライム
1,504.5
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時価総額 513,208百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6758 東証プライム
3,206
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時価総額 20,015,372百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
6798 東証プライム
2,840
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時価総額 20,448百万円
電子部品メーカー。1925年創業。コネクタやリモコン、スイッチ、通信モジュール、タッチパネル、ユニット等を手掛ける。CS事業部の車載市場ではカメラ関係が順調。中計では27.3期営業利益率3.5%目標。 記:2024/11/26
7201 東証プライム
439.4
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時価総額 1,854,582百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,472.5
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時価総額 7,774,800百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
8002 東証プライム
2,268.5
1/15 15:30
+23(%)
時価総額 3,802,866百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8074 東証プライム
4,265
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時価総額 94,257百万円
住設・管材・空調部門が主力の商社。工業機械、産業機器、建築・エクステリア、建設機械なども扱う。1666年創業。主要販売先は約2万社、主要仕入先は6000社。ロボット、自動化設備の拡販など成長戦略を推進。 記:2024/10/08
3,979
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+136(%)
時価総額 10,103,676百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9101 東証プライム
4,905
1/15 15:30
-10(%)
時価総額 2,261,205百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9984 東証プライム
9,001
1/15 15:30
-6(%)
時価総額 13,231,425百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27