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【注目銘柄ダイジェスト】: 富士電機が急伸、ZOZOは反落

2021/10/29 17:03 FISCO
*17:03JST 【注目銘柄ダイジェスト】: 富士電機が急伸、ZOZOは反落 <2212> 山崎パン 1730 -92 急落。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は14.7億円で前年同期比38.4%増益となったが、市場予想は7億円ほど下振れた。子会社の不二家は好調であるが、単体では、好採算の食パンの伸び悩みや原料高などで減益となったもよう。来年度には一段と原材料コストなどの上昇が想定されるなか、主力事業の伸び悩みを受けて警戒感が先行しているようだ。 <6504> 富士電機 5550 +585 急伸。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は110億円で前年同期比3.8倍となり、市場予想を15億円程度上振れる着地になった。また、通期計画は従来の600億円から670億円、前期比37.9%増に上方修正、コンセンサスの640億円を上回る水準に。現行の為替水準が続けばさらなる上振れも想定されているようだ。主力事業の収益見通しを揃って引き上げている。未定としていた上半期配当金は前年同期末比5円増の45円に引き上げ。 <6857> アドバンテス 9330 -270 急落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は214億円で前年同期比22.2%増益、物流混乱の影響などで市場予想を50億円程度下振れた。一方、通期計画は1000億円から1050億円、前期比48.5%増に上方修正。また、7-9月期受注高は1000億円弱の従来想定を大幅に上回る2038億円となり、通期予想は4000億円から5650億円に引き上げ。ただ、下期計画は上期比減少を見込んでおり、株価は短期的出尽くし感との反応に。 <6723> ルネサス 1402 -32 反落。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期のNon-GAAPベースでの営業利益は839億円で、会社計画中央値696億円や市場予想を大幅に上振れる着地に。一方、10-12月期見通しは、営業利益の中央値をベースに834億円としており、ほぼ前四半期並みの水準。供給面のボトルネックなどを反映して、粗利益率の前四半期比低下を見込んでいる。慎重な計画とはみられるが、株価も高値圏にあるため目先の出尽くし感が先行しているようだ。 <6861> キーエンス 68510 +3280 急伸。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は1040億円で前年同期比59.8%増益となり、市場予想を80億円程度上振れる着地に。全地域で大幅増収となり、四半期ベースでの過去最高を更新。全般的に部材不足の影響が強まっている中、即日出荷体制が維持できているほか、粗利益率も第1四半期と同様に高水準であり、強い収益体質があらためて確認されている。なお、業績見通しは非開示としている。 <6758> ソニーG 13140 +245 反発。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は3185億円で前年同期比1.0%増益となり、市場予想を300億円程度上回っている。エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業が好調持続のほか、イメージング&センシング・ソリューション事業も想定以上に底堅く推移した。通期計画は9800億円から1兆400億円、前期比8.9%増に上方修正、市場コンセンサスを300億円程度上振れ。相対的な底堅い業績推移を評価の動き。 <6754> アンリツ 1885 -187 大幅続落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は44億円で前年同期比6.9%減益となり、市場予想を5億円程度下振れている。半導体不足などでの供給面がボトルネックに。通期計画は205億円で前期比4.3%増益を据え置いているが、半導体不足の影響は下期に一段と拡大するとの見方が示されており、コンセンサスは切り下がる方向とみられる。7-9月期は通信計測事業の受注高も前四半期比では減少となっている。 <6770> アルプスアル 1110 -76 大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は106億円で前年同期比141億円の損益改善となっている。ほぼ従来計画線上での着地となっている。通期予想は売上高を下方修正、半導体不足による自動車メーカーの減産の影響が響く。一方、営業利益は280億円の従来予想を据え置いているが、為替前提を円安に修正しているため、実質的には下振れと捉えられている。なお、追加の構造改革費用計上で通期最終益は下方修正している。 <6752> パナソニック 1392.5 -92 大幅続落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は968億円で前年同期比4.3%増益となり、1050億円程度の市場予想を下振れ着地に。調整後営業利益は2ケタの減益になっている。空調冷熱ソリューションズやスマートライフネットワーク、車載機器・電池などが伸び悩んだ。通期計画は3300億円から市場予想並みの3700億円に上方修正も、一過性の株式評価益計上などが主因となっている。 <3092> ZOZO 3645 -630 大幅反落。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は112億円で前年同期比18.1%増益となり、120億円程度の市場予想は下回った。前年のハードルが低かったZOZOTOWN事業の受託販売の伸びが想定より限定的にとどまっているもよう。株価が高値圏で推移していたことから、コンセンサス下振れ決算をネガティブ視する動きが先行する形に。
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国内最大の製パン会社。菓子パンに強み。コンビニの経営も。傘下に洋菓子の不二家。24.12期は菓子パンの増販や子会社の改善を想定。前期に行った値上げ効果の通期化も見込む。最高業績の連続更新を計画。増配予定。 記:2024/02/15
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日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
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時価総額 1,468,187百万円
大手総合電機。パワー半導体やパワーエレクトロニクス機器に強み。地熱発電設備で世界トップシェア。エネルギーマネジメント分野は増収。電源機器の大口案件等が寄与。半導体分野は堅調。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/26
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時価総額 5,334,201百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
1,324.5
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時価総額 3,250,398百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6754 東証プライム
1,193
5/17 15:00
-9.5(-0.79%)
時価総額 162,088百万円
通信用計測器世界3位。スマホの端末開発向けや基地局通信インフラなどの計測ソリューション、重量選別機等を手掛ける。通信計測事業は5Gスマホ開発投資需要の減少等が響く。24.3期3Qは環境計測事業が黒字転換。 記:2024/02/10
6758 東証プライム
13,100
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+85(0.65%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6770 東証プライム
1,453.5
5/17 15:00
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時価総額 318,725百万円
電子部品のアルプスとカーナビのアルパインが経営統合して発足。センサ・コミュニケーション事業を成長領域に位置付け。モジュール・システム事業は増収。インフォテインメントの新製品等が貢献。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/10
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(0.42%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
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-280(-0.38%)
時価総額 17,724,999百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15