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【注目銘柄ダイジェスト】アンリツが急騰、デクセリアルズは急落

2017/4/28 17:53 FISCO
*17:53JST 【注目銘柄ダイジェスト】アンリツが急騰、デクセリアルズは急落 <4062> イビデン 1960 +180 大幅続伸。17年3月期の営業利益は前期比68.4%減の71.41億円で着地した。しかし、18年3月期の営業利益予想が前期比約2.2倍の160.00億円で、コンセンサス(130億円程度)を上振れたことがポジティブサプライズに。また、デンソー<6902>との資本業務提携も発表。「自動車機能製品」領域や「将来モビリティ製品」領域などでの共同研究開発を進めていくことから、期待感が高まった。 <6857> アドバンテス 2081 -146 急落。17年3月期の営業利益は前期比10.4%増の139.05億円で、従来予想(160億円)を下振れて着地。受注高は前期比8.7%増となったが、生産能力が追いつかず今期に期ずれしたことなどが計画未達の要因の1つとなったもよう。18年3月期の通期営業利益は同29.4%増の180.00億円を見込む。コンセンサス(210億円程度)を下回った他、期ずれ分を考慮すると計画は弱めとの見方が広がったようだ。 <6645> オムロン 4665 -395 急反落。17年3月期の営業利益は前期比8.5%増の675.66億円で、従来予想(640億円)を上振れて着地。円高による為替のマイナス影響があったものの、生産性向上などの取り組みが奏功し、電子部品事業やヘルスケア事業が利益面で寄与した。しかし、18年3月期の通期営業利益予想が前期比0.6%増の680.00億円と、コンセンサス(760億円程度)を下振れたことが嫌気される展開となった。 <7974> 任天堂 28045 +580 反発。17年3月期営業利益は前期比10.7%減の293億円で、従来予想(200億円)を上回った。「Nintendo Switch」が好調で、販売台数は274万台、ソフトウェアは「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」などが人気で546万本となった。18年3月期の通期営業利益は同2.2倍の650億円を見込むも、コンセンサス(1000億円強)を下振れた。計画は保守的との見方も多く、切り返す動きに。 <6208> 石川製 1235 +18 一時急伸。一部メディアが「北朝鮮と大きな紛争起こる可能性」「私にとって北朝鮮は世界的な最大の懸念」「北朝鮮問題を外交的に解決したいが非常に困難」など、トランプ米大統領の発言として伝えたもよう。これを受けて、同社は一時前日比112円高の1329円まで上昇。その他の防衛関連銘柄も下げ幅を縮める動きを見せた。 <6754> アンリツ 901 +94 急騰。17年3月期の営業利益は前期比28.2%減の42.34億円で、従来予想(22億円)を大幅に上振れた。第4四半期に、スマホ製造ベンダーの生産能力増強の設備投資やLTE-Advanced関連の研究開発投資などで受注を獲得した他、粗利改善や経営構造改革施策なども寄与した。加えて、18年3月期の営業利益予想は同3.9%増の44.00億円で、コンセンサス(41億円程度)を上振れたことも好感された。 <4980> デクセリアルズ 1002 -151 急落。17年3月期の営業利益は前期比58.0%減の34.9億円だった。従来予想(30億円)を上振れて着地。同社為替前提よりも円安に推移したことが要因となったもよう。しかし、18年3月期の通期営業利益予想が同51.8%増の53.0億円と、コンセンサス(66億円程度)を大幅に下振れたことが嫌気された。同時に中計で掲げていた目標数値を引き下げたことも売り材料と見られた。 <7259> アイシン精 5450 +160 後場に急伸。17年3月期の営業利益は前期比18.7%増の2286億円で、従来予想(2050億円)を大幅に上振れて着地した。また、期末配当予想を50円から75円(年間125円)に引き上げたことも支援材料となった。なお、18年3月期の通期営業利益は同0.6%増の2300億円を見込んでおり、概ねコンセンサスと同水準となったことも買い安心感に繋がったようだ。
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