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【注目銘柄ダイジェスト】東洋ゴムが大幅反発、ルネサスやラオックスは切り返す

2016/1/18 18:00 FISCO
*18:00JST 【注目銘柄ダイジェスト】東洋ゴムが大幅反発、ルネサスやラオックスは切り返す <8411> みずほFG 216.8 -5.6 続落。米国株安など外部環境の悪化を受けて、メガバンクなどの金融関連株には売りが先行する展開となっている。また、同社に関しては、SMBC日興証券が投資判断を「1」から「2」に格下げしていることもマイナス材料に。海外業務鈍化を織り込んで今後の実質業純を約10-15%引き下げているほか、保有株削減への取り組みなどは十分に株価に織り込まれたとも判断しているようだ。 <9984> ソフトバンクG 5111 -437 大幅反落。9月30日以来となる昨年来安値を更新している。先週末のスプリント株の急落が売り材料視される。通信網関連費用の削減計画にはリスクが大きいとの見方が優勢になっているようだ。また、先週末にはモルガン・スタンレーMUFG証券が、第3四半期は収益モメンタムの低下が顕著になるとのプレビューを示しており、目先の業績懸念なども強まっている状況のようだ。 <6723> ルネサス 739 +23 切り返す。一部報道では、産業革新機構が保有株式の5割以上の売却を決め、日本電産が買い手の有力候補として浮上していると伝わっている。入札は2月に行われる予定のようだ。車載向けの展開を積極化している日本電産との提携はシナジー効果も大きいとみられ、一段と業容の再建が進むとの期待感が先行へ。 <8202> ラオックス 185 +8 切り返す。15.12期営業利益は前期比5.5倍の95億円前後になったもようとの観測報道が伝わっている。従来予想の90億円を上回り、19期ぶりに最高益を更新したようだ。足元で月次増収率がやや鈍化方向となり、今後の警戒感なども高まりつつあった中、安心感にもつながる形になったようだ。 <8423> アクリーティブ 416 -41 急落。先週末にかけて、フィンテック関連として一時は2日間で46%の急騰となっていたが、さくらインターなど関連銘柄の軟化とともに利食い売り圧力が強まる格好に。また、もともと、インバウンド関連銘柄としての位置づけが高い銘柄だが、今週発表予定の訪日外客数は、12月の各社の売上動向から期待感は高めにくく、警戒材料としても捉えられる形に。 <6516> 山洋電気 628 -45 下げ目立つ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では業績予想を下方修正、目標株価も1580円から1320円に引き下げている。中国の設備投資減退などで工作機械やロボット向けサーボモータなどの需要が想定以上に低調、今第3四半期(10-12月期)営業利益は14.2億円で前年比11%減を予想しているもよう。通期営業利益は77.1億円から69億円に下方修正、会社計画79億円を下回り減益に転じると見ている。 <5105> 東洋ゴム 2211 +107 大幅反発。先週末の原油市況が急落、1バレル=30ドルを割り込む水準にまで下落していることで、あらためて原油安メリットセクターなどを見直す動きにもなっているようだ。タイヤセクターは原材料コストが低下するほか、ガソリン価格の下落が自動車走行距離増加に伴う補修用タイヤの需要増期待にもつながる。なお、同社に関しては、カリヨン証券が投資判断を「アンダーパフォーム」から「バイ」、目標株価も2700円から2900円に引き上げているようだ。 <6464> ツバキナカシマ 1625 +47 反発。野村證券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を1930円としており、見直しの動きにつながっている。事業の選択と集中による体質強化で15.12期は史上最高益を達成したと推定されるが、欧州ベアリングメーカーへのシェア拡大、セラミックやガラスボールの新商品拡販などを牽引役とした新規案件で、最高益更新基調が続くと予想しているようだ。 <5020> JX 429.6 -4.0 小幅続落。石油元売り各社の業績下振れ観測報道が伝わっている。原油価格下落に伴う原油在庫の評価損は5社合計で4000億円を超過、大手5社全てが最終赤字に転落する見通しとされている。同社も原油開発や銅鉱山で減損を計上、2000億円程度の最終赤字になる見込みのようだ。原油市況の下落による評価損の発生は織り込まれており、在庫評価損は一過性のものでもあるが、原油市況の下落が継続していることもあって、悪材料出尽しとは受け止められず
関連銘柄 9件
5020 東証プライム
798.4
11/27 15:30
+5.5(0.69%)
時価総額 2,421,428百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5105 東証プライム
2,306.5
11/27 15:30
-76.5(-3.21%)
時価総額 355,457百万円
タイヤメーカー大手。乗用車用タイヤなど自動車タイヤの製造・販売を行う。兵庫県伊丹市に本社。筆頭株主に三菱商事。自動車用防振ゴム等も手掛ける。SUV向けタイヤではサイズラインアップの拡充等に取り組む。 記:2024/07/08
6464 東証プライム
498
11/27 15:30
-24(-4.6%)
時価総額 20,717百万円
精密スチールボール、精密セラミックボール、精密ローラー等の製造・販売を行う。1934年創業。ベアリング用精密ボールで世界トップシェア。不採算事業改革には目途。セラミックビジネス、メディカルデバイスに注力。 記:2024/10/04
6516 東証プライム
8,070
11/27 15:30
-100(-1.22%)
時価総額 104,684百万円
冷却ファン、無停電電源装置、サーボモータの生産・販売等を行う。1927年創業。電気機器販売事業、電気工事事業等も手掛ける。日本、フィリピンなどに生産拠点。高性能、高信頼製品の製造・販売などに注力。 記:2024/09/02
1,961
11/27 15:30
-39.5(-1.97%)
時価総額 3,668,276百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
8202 東証スタンダード
190
11/27 15:30
+1(0.53%)
時価総額 17,734百万円
ギフトソリューション事業、免税店などのリテール事業が柱。ギフト販売のシャディ、バーニーズジャパンなどを傘下に持つ。カジュアルギフトマーケットに積極参入。リテール事業はハイエンド商品の販売力を強化。 記:2024/06/17
3,700
11/27 15:30
-52(-1.39%)
時価総額 9,395,225百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
8423 東証1部
415
1/31 15:00
+1(0.24%)
時価総額 18,023百万円
売掛債権の早期買取サービス、支払い業務等のアウトソーシング、オーダーメイドの金融サービスが三本柱。業種別債権取扱高は小売・卸売が主力。19.3期2Qは債券取扱高堅調、営業収益は横ばいも人件費増で利益苦戦。 記:2018/12/29
9984 東証プライム
8,981
11/27 15:30
+137(1.55%)
時価総額 13,202,025百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17