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アイレップ Research Memo(12):博報堂DYグループとの連携が順調に進捗

2016/4/12 16:24 FISCO
*16:24JST アイレップ Research Memo(12):博報堂DYグループとの連携が順調に進捗 ■アイレップ<2132>の業績動向 (5)具体的な取り組みと進捗 その目標達成のための具体的な取り組みと進捗について「中期経営計画2016」の(a)運用型広告 絶対的ナンバーワンエージェンシー、(b)「Marketia®」の進化、(c)広告周辺ソリューション事業の成長、(d)グローバル事業の基盤確立、の4つの方針ごとにみると以下の通り。 (a) 運用型広告 絶対的ナンバーワンエージェンシー 市場シェアトップのサーチ広告に関しては、「企画」、「R&D」、「運用」、「オペレーション」機能を集約し、組織を一本化することにより、運用水準強化、運用効率の向上を図るほか、顧客基盤の拡大に関しては直販、博報堂DYグループ経由に加えて、フルスピードとの業務提携と合併会社シンクスの設立を含めて新規事業機会を開拓する、などにより一段の市場シェアアップを目指す。 一方、運用型ディスプレイ広告については、顧客基盤を鑑みたテーマに絞り、適切なリソースの配分とその活用を行うことで、取扱高拡大を目指す。なお、人材教育、ナレッジ開発、新規顧客開拓については、博報堂DYグループ・DACグループとの連携強化を進める。 (b)「Marketia®」の強化 これまで行ってきた機能のアップグレードにより導入率が上昇し、運用成果が向上する事例が増えており、順調に推移しているが、更なる機能強化と社内導入を促進するための専門本部「Marketia本部」を設立する。加えて、クオリティマネジメントセンター高知においても活用するため、東京本社のナレッジ移転に当たり高知にマネジメントを増強する計画。 クオリティマネジメントセンター高知は2016年3月末時点で80名強の体制から早々に100名超の規模の運用体制にする計画で、「Marketia®」の導入と併せて広告代理事業の生産性向上を図る。 (c) 広告周辺ソリーション事業の成長 成長を担う主力商材としてコンテンツマーケティングへ注力する。具体的には、「ONE CUSHION」などのサービスの高付加価値化をグループ連携、アライアンスなど組み合わせて多面的に取り組む計画。さらに、2015年11月から博報堂DYグループと共同でオウンドメディアのコンテンツ開発ソリューション「HACC」ブラントで事業展開を開始したほか、2016年1月にはニュース配信サイト「しらべぇ」を運営するNEWSYをクリエイティブ強化目的で子会社化している。 (d) グローバル事業の基盤確立 成長が続いているインドネシアと中国に関しては投資を加速する一方で、事業環境が急変したベトナムについては事業再構築を行う。さらに、2015年11月にはアジア5ヶ国目となるタイのオンラインメディアのリーディングカンパニーSanook Online Limitedとデジタルマーケティング領域における業務提携に基本合意し、タイのオンライン広告市場において、日系及び現地企業へのオンライン広告やプロダクション事業といったサービス強化を行い更なるビジネスチャンスの拡大を図る。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》
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時価総額 17,884百万円
SEMサービス、ソーシャルメディアマーケティングなどネット広告を手掛ける。博報堂DYグループとの協業で顧客は増加。16.9期上期は大幅増益。DACと共同持株会社設立で経営統合。9/28付けで上場廃止へ。 記:2016/06/07