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アイレップ Research Memo(10):直販、博報堂DYグループ協業案件ともに好調
2016/4/12 16:20
FISCO
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*16:20JST アイレップ Research Memo(10):直販、博報堂DYグループ協業案件ともに好調 ■業績動向 (3)アイレップ<
2132
>のセグメントの状況 ・広告代理事業 広告代理事業の売上高は、前年度期比で34.9%増の16,962百万円となり、売上総利益は同28.1%増益(売上総利益額は非開示)を確保し、売上高、売上総利益とも2ケタ成長となり、第1四半期としては最高を記録したほか、2015年9月期の第4四半期(10-12月)を上回る水準となった。 売上高が拡大したのは、運用型広告全般において、独自ノウハウと新サービスの開発が進んだことにより、クライアントに対する成果創出力が増大し、既存クライアントの予算が拡大したことで直販の売上高が拡大した。また、新規案件については、直販、及び博報堂DYグループ協業案件ともに順調に推移し、売上高を押し上げる格好となった。売上高の拡大に伴って、直販、博報堂DYグループ協業案件ともに売上総利益は増加した。 ・ソリューション事業 売上高は前年同期比22.7%増の344百万円、売上総利益は同40.9%増益と、2ケタ増収・増益を確保した。今期、成長を担う主力商材として注力しているコンテンツマーティングの提案力を強化した効果により、直販は受注、売上高が拡大し順調に推移した。さらに、2015年11月に博報堂DYグループと共同で提供を開始したアクチュアルデータを起点にしたオウンドメディアのコンテンツ開発ソリューション「HACC(ハック:HakuhodoDY Actual-data Content Creator)」※が複数の大型案件を受注するなど好調で、売上、利益に貢献した。これらの受注は運用型の受注比率が高いことから継続的に収益に貢献する見通し。 ※HACCは、博報堂DYグループの「中期経営計画」(2015年3月期~2019年3月期)における成長ドライバーのひとつである「“生活者データ・ドリブン”マーケティング対応力の強化」の一環として提供。1)HACC-Search(検索などのアクチュアルデータをもとに生活者の関心と企業・商品の訴求内容をつなぐコンテンツを設計)、2)HACC-Creation(クライアントの課題に応じて量・質を保ちながらコストを両立させるコンテンツ制作体制を構築)、3)HACC-Analyze(取得したデータを分析し広告配信やサイト内導線などを随時最適化する)、の3つのサービスラインナップで構成される。 弊社では、2015年9月期において事業の見直しによる効果が下期(4月-9月)から顕在化し、業績が上向いたことを踏まえて、2016年9月期業績は、取り組みが進行していくにつれて、売上高の成長、収益改善のペースの再加速を確認できることになると予想していた。 今回の第1四半期決算は、サーチ広告及び運用型ディスプレイ広告の両方において、取り組みの効果が顕在化し、直販、博報堂DYグループ協業案件ともに想定以上の成果を収め、広告代理事業の売上高が大きく伸びたことはポジティブと評価。さらに、ソリューション事業でも博報堂DYグループと共同で提供を始めた「HACC」の引き合い好調で大型案件を複数件受注するなどの効果が早々に表われているなども想定を上回るペースであると考える。このため、売上規模は小さいながらもソリューション事業も成長軌道に乗ったと見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》
関連銘柄 1件
2132 東証2部
アイレップ
644
9/27 14:59
-10(-1.53%)
時価総額 17,884百万円
SEMサービス、ソーシャルメディアマーケティングなどネット広告を手掛ける。博報堂DYグループとの協業で顧客は増加。16.9期上期は大幅増益。DACと共同持株会社設立で経営統合。9/28付けで上場廃止へ。 記:2016/06/07
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