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健康CP Research Memo(2):2021年3月期に連結売上高3,000億円、営業利益350億円をコミット

2015/4/2 18:02 FISCO
*18:02JST 健康CP Research Memo(2):2021年3月期に連結売上高3,000億円、営業利益350億円をコミット ■新中期経営計画「COMMIT 2020」について 健康コーポレーション<2928>は2月12日、新中期経営計画「COMMIT 2020」を発表した。前中期経営計画「中期ビジョン2018」を前倒しで達成したことを受けたものである。新中期経営計画では「自己投資産業グローバルNo.1ブランド」となることを目標に掲げ、その手段として医療分野への進出や海外への本格進出という要素が盛り込まれた。投資家が最も注目する業績目標としては、6年後2020年度(2021年3月期)において連結売上高3,000億円、連結営業利益350億円をコミットしている。 「COMMIT 2020」の業績計画はかなり挑戦的な目標にも聞こえるが、同社自身はその達成に強い自信を見せており、文字どおり計画達成をコミット(約束)している。同社の自信度を理解するポイントは、同社の事業ドメインにある。同社がターゲットとする市場は、人間が持つ様々な欲求のうち、最上位に位置付けられる「自己実現の欲求」を満たすための商品・サービスの市場であるとしている。同社はこのような自身のビジネスを「自己投資産業」と称している。「自己投資産業」は「生活必需品産業」とは異なり、上限なく拡大し得る市場であり、その市場に見合った商品・サービスを投入できれば高い収益性と高い持続性によって、急激な拡大が可能であると同社は判断している。 同社の商品・サービスは「自己投資産業」にかなったものをラインナップしているが、とりわけマッチしているのがRIZAP事業だ。RIZAP(株)は2ヶ月間で入会金50,000円、会費298,000円という一見すると高額に思える料金設定であるが、2ヶ月間でボディメイクをコミットするという事業モデルが消費者に受け入れられて、もはや料金の高さは問題とはならない状況になっている。一方、RIZAPの商品性を最大限に活かした出店モデル・運営モデルを確立した結果、RIZAPで高い収益率と持続性を実現している。 「COMMIT 2020」の達成に向けた個別戦略として、RIZAPを中核に医療分野へ進出する例を掲げている。同社は2014年11月21日に北九州市の医療法人有吉クリニックとの業務提携を発表した。内容は、人間ドックとRIZAPのトレーニングを組み合わせた新サービスの開発やRIZAPに関する医療的見地からのエビデンス開発など様々なものが含まれているが、これらは順調に始動している。RIZAPの効能とブランド力には医療機関からの注目が集まっており、様々な医療機関から事業モデルの提案や提携の申し込みが舞い込んでいる状況だ。同社では内容や提携条件を吟味中であるが、今後、医療機関との提携についてリリースが発表され、「COMMIT 2020」実現の重要な骨格となってくるものと期待される。 同社はまた、「自己投資産業」としての新事業の開発にも積極的に取り組む予定だ。新事業の一例として挙げられているのが「トータル・イメージ・コンサルティング」だ。これはファッション、ヘアスタイル、メイク、マナーなど内面と外面の両面から理想の自分を作り上げることをサポートする事業である。RIZAPもボディメイクという点でかかわってくるが、アパレルやライフスタイルなどRIZAP以外のグループ会社も一丸となって自己投資産業グローバルNo.1を目指すという意欲が垣間見える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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時価総額 139,054百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27