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エイアンドティー Research Memo(15):センサーなど3つの重点製品を中心に研究開発を強化

2014/10/3 17:35 FISCO
*17:35JST エイアンドティー Research Memo(15):センサーなど3つの重点製品を中心に研究開発を強化 ■成長への課題と戦略 (3)研究開発の強化 エイアンドティー<6722>がセンサーをはじめとして業界トップクラスの技術力を持つことは事実だが、他社との比較ではその優位性は紙一重とも言える。研究開発を少しでも怠れば、いつライバルに先を越されるか分からない。そこで、研究開発分野の強化も大きな課題になっている。 重点製品は、臨床検査情報システム、検体検査自動化システム、センサーの3製品となっている。臨床検査情報システムでは、最新システム「CLINILAN Core」を現在の主要なターゲット先である大規模病院に加え、中規模病院まで高い機能性を求める幅広いクライアントに対応できるような製品に改良する。検体検査自動システムでは、世界市場に販売できるような製品や、他社製品とよりコンパクトに接続できるような自動化システムの開発を進める。そして、コア技術であるセンサーに関しては、耐久性と品質向上を一層高める研究を強化していく。これら、研究開発分野の強化も、優秀な人材の新たな確保が成否のカギを握っている。 さらに、研究開発に関しては長期的な戦略も打ち出している。キーワードは「ビッグデータ」と「遺伝子検査」である。血液検査の結果をビッグデータとして蓄積・活用し、分析するビジネスを実現できれば、病気の早期発見や新薬開発などで飛躍的な発展が期待できる。また、遺伝子検査技術はテーラーメイド医療に不可欠な技術として注目されており、ビジネスとしても拡大が期待できる分野である。同社では、研究段階として数件の製品候補の開発が既に進んでいる。ただ、これら2つの分野は、あくまでも長期的な視点からの成長戦略であり、数年程度で事業化できるものではないことにも留意する必要がある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
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時価総額 11,308百万円
血液検査分野に特化した臨床検査機器メーカー。臨床検査情報システムや検体検査装置、試薬開発等を手掛ける。臨床検査試薬は伸び悩む。20.12期3Qは検体検査装置が増収。電解質分析装置のOEM向け販売が増加。 記:2020/11/11