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ビューティ花壇 Research Memo(6):事業多角化で年率2ケタ増収が続く、収益力強化が課題

2014/10/3 17:29 FISCO
*17:29JST ビューティ花壇 Research Memo(6):事業多角化で年率2ケタ増収が続く、収益力強化が課題 ■業績動向 (1)過去の業績推移 過去の業績を振り返ると、主力の生花祭壇事業の売上高が伸び悩みを見せる一方、生花卸売事業やブライダル事業の伸長、M&Aにより参入した新規事業(土木・建設事業、その他事業)により、年平均13.6%の増収を続けている。一方、営業利益率は、生花祭壇事業の単価下落や、生花卸売事業の円安による仕入原価の上昇などを受けて、2010年6月期をピークに低下傾向にある。特に、2014年6月期は想定以上に急激なペースで進んでいる単価下落により営業利益率は大きく低下した。 なお、過去5年間のM&Aによる業績貢献としては、2012年1月に昇建設(土木・建設事業)、2012年4月にシステムハウス福知山(その他事業)、2013年5月に花時(生花祭壇及び生花卸売事業)が連結対象となっている。また、2014年6月期からはマイ・サクセス(生花卸売事業)、ビンク(その他事業)、セレモニーサービス(その他事業)がそれぞれ連結対象となった。 また、主力の生花祭壇事業の売上高は、受注件数の伸びがけん引しているが、2014年6月期に受注件数が減少したにもかかわらず、売上高が僅かに増加しているのは、受注件数にカウントしていない小型の案件が増えていることが要因のようだ。セグメント利益率は、単価下落や仕入原価の上昇により低下傾向にあり、2014年6月期に大きく低下した。 一方、ビューティ花壇<3041>の資本効率を示す自己資本利益率(ROE)は7.7%(前期は14.2%)と、利益率の低下に伴って大きく低下した(2014年6月期)。また、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は21.2%(前期比23.9%)と、有利子負債残高の増加とともに低下している(2014年6月期)。同社が中長期構想として掲げている事業拡大を実現するためには、収益力の強化とともに財務基盤の増強が課題となろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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総合フラワービジネス会社。生花の卸売や生花祭壇、供花などを制作・販売。システム開発事業、就労継続支援事業等も。生花卸売事業は増益。価格転嫁効果や販管費の効率化などが寄与。24.6期2Q累計は2桁増収。 記:2024/04/09