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エイアンドティー Research Memo(14):経常利益率10%を目標に業務内製化などの取り組みを推進

2014/10/3 17:30 FISCO
*17:32JST エイアンドティー Research Memo(14):経常利益率10%を目標に業務内製化などの取り組みを推進 ■成長への課題と戦略 (2)利益率の向上 売上の拡大と同時進行で解決すべき課題が、利益率の向上である。エイアンドティー<6722>は2013年12月期まで5期連続で売上高が過去最高を更新し続けている。一方、利益は増益と減益を繰り返している。これは、同社の事業規模では、開発・製造・販売をすべて自前で行うことが困難なことが大きな要因となっている。一部を外部へ委託せざるを得ず、これが利益の圧縮と不安定化の要因となっている。 同社は、売上高経常利益率10%という目標を長く掲げているが、過去10年間で達成できたのは2007年12月期(10.1%)の1度だけである。2014年12月期も会社予想どおりの着地になれば8.9%にとどまる。 そこで、同社では外部へ委託している業務をできる限り自前で行う方針を打ち出している。そのために、優秀な新卒の採用の積極化を進めている。 採用の拡大は2012年12月期から行っている。2014年春には約20人の新卒を採用し、過去3年間の新卒採用は合計52人に達した。正社員数が約300人であることを考えれば大量採用と言えよう。今後も毎年10~20人の採用を図っていく予定だ。また、海外市場の開拓のため、この採用枠のなかで外国人の採用も積極的に行う。 最近の景気回復で優秀な人材確保が困難になっているものの、同社の製品群は機械、電機、ソフトウェア、化学といった幅広い工業分野が集積しており、社員1人が製品の設計から製品の納入までのすべての工程に関わることができる。モノ作りに丸ごと全部関与できるやりがいが魅力となる。 優秀な人材が増え、利益率が上がり、さらに優秀な人材を集める正のスパイラルが実現できれば、同社の事業規模全体の拡大にもつながることが期待できる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
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時価総額 11,308百万円
血液検査分野に特化した臨床検査機器メーカー。臨床検査情報システムや検体検査装置、試薬開発等を手掛ける。臨床検査試薬は伸び悩む。20.12期3Qは検体検査装置が増収。電解質分析装置のOEM向け販売が増加。 記:2020/11/11