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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極める相場展開に~

2024/8/29 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極める相場展開に~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■売り一巡後の底堅さを見極める相場展開に ■不二電機、2Q上方修正 営業利益 2.19億円←1.41億円 ■前場の注目材料:第一工薬製薬、光で化学品合成、滋賀で実証 ■売り一巡後の底堅さを見極める相場展開に 29日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。28日の米国市場は、NYダウが159ドル安、ナスダックは198ポイント安だった。エヌビディアの決算発表を控えた持ち高調整の売りが優勢となった。ディフェンシブ株の一角が買われ、NYダウは一時上昇に転じる場面もみられたが、ハイテク株への売りが重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円安の38140円。円相場は1ドル144円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売りが先行することになりそうだ。また、エヌビディアは取引終了後に決算を発表。売上高見通しは予想を上回ったが、時間外取引では一時8%ほど下げる場面もみられており、これを受けた29日の米国市場の下げが見込まれるなか、朝方は売りが強まる展開になりそうだ。ただし、エヌビディアの決算に対する期待感よりは慎重姿勢の方が強かった。東証プライムの売買高は8月21日から連日13億株台での推移が続いており、積極的な売買は手控えられていた。 そのため、先物主導で短期的な売り仕掛けの動きはありそうだが、下押す局面においてはアク抜けを狙った押し目待ち狙いの買いが意識されてくる可能性はあるだろう。また、米国市場の動向を見極めたいとするムードのなか、積極的に売りを仕掛けてくる動きも限られると考えられるため、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目買いで対応したいところである。 物色としては、ハイテク株は避けられそうであるが、東エレク<8035>などは足もとで低迷が続いていたこともあり、アク抜けが意識される可能性はある。また、米国同様、ディフェンシブ株の一角には買いが入りやすいだろう。そのほか、日経平均が38000円を割り込んでの不安定な値動きになるようだと、個人主体の資金は中小型株での短期的な値幅取り狙いのトレードに向かいそうである。 また、グローベックスの米株先物を睨んだ相場展開になりやすいため、ナスダック100先物辺りが下げ渋りをみせてくるようだと、押し目待ち狙いの買いが強まりやすいと考えられる。 ■不二電機、2Q上方修正 営業利益 2.19億円←1.41億円 不二電機<6654>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は18.84億円から19.90億円、営業利益を1.41億円から2.19億円に上方修正した。売上高については、コロナ禍の終息による製品需要の回復や、海外地政学リスクの影響により入手難となっていた電子部品を確保したことから、電子応用機器の一部で売上高が増加。利益面では売上高の増加に加え、一部の経費の発生が第3四半期以降に遅れる見込みとなったため。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(38371.76、+83.14) ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・第一工薬製薬<4461>光で化学品合成、滋賀で実証 ・リズム<7769>米時計販社を解散、構造改革を推進 ・キリンHD<2503>ファンケルへのTOB期間延長 ・TPR<6463>首都圏に開発拠点、100人規模でEV部品など新領域拡大9 ・SUBARU<7270>試験場にローカル5G設備、国内車メーカー初 ・東光高岳<6617>パーク24などと、時間貸し駐車場のEV充電実証、来月川崎で ・デンソー<6902>水素生成装置の構成部品製造、英社と契約 ・コマツ<6301>混合燃料超大型ダンプ、ブラジル社と協業、後付けエンジン開発 ・チノー<6850>校正温度範囲を拡大、高放射率黒体炉改良機 ・三菱重工<7011>サウジでコージェネ向けガスタービン受注 ・トプコン<7732>仏新興と提携、眼科向け遠隔診療高度化 ・日立<6501>スマートビル深耕、中小規模・海外向け開発 ・富士通<6702>数万量子ビットで量子優位性、阪大と実現にめど ・ローム<6963>中国EVにパワー半導体モジュール供給 ・リコー<7752>対話深める空間演出、次世代会議室実証 ・三菱電機<6503>振動発電素子、IoT機器の電源利用 ・栗本鐵工所<5602>竹中工務店などと、環境配慮型コンクリ開発、骨材を回収・再利用 ・日本軽金属HD<5703>金属と樹脂の接合技術使ったリチウムイオン電池用端子部開発 ・住友化学<4005>東大と、強相関電子材料利用の環境型デバイス開発加速 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 21件
2503 東証プライム
2,108
11/21 15:30
+7.5(0.36%)
時価総額 1,926,712百万円
国内ビール2強の一角であるキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンを傘下に収める持株会社。ビールは「一番搾りブランド」が主力。医薬事業、ヘルスサイエンス事業等も展開。ファンケルへのTOBは成立。 記:2024/10/05
4005 東証プライム
377.3
11/21 15:30
-1.2(-0.32%)
時価総額 625,268百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4461 東証プライム
3,690
11/21 15:30
-5(-0.14%)
時価総額 39,424百万円
界面活性剤、光硬化樹脂用材料などの機能材料が柱。1909年創業。京都府京都市に本社。ショ糖脂肪酸エステル、ウレタン材料、電子デバイス材料等も。高性能帯電防止剤用イオン液体の事業拡大に向けた取り組み強化。 記:2024/08/01
5602 東証プライム
4,015
11/21 15:30
-35(-0.86%)
時価総額 51,384百万円
上水道用ダクタイル鉄管の提供等を行うライフライン事業が主力。自動車部品製造の鍛造プレス機等の機械システム事業、産業建設資材事業も。連続式二軸混練機で国内トップシェア。27.3期営業利益80億円目標。 記:2024/06/13
1,522
11/21 15:30
±0(0%)
時価総額 94,355百万円
アルミニウム総合メーカー。日本軽金属、東洋アルミニウムなどを傘下に収める持株会社。セラミック用アルミナや自動車用アルミ電線、メタリック顔料などを手掛ける。25.3期は板、押出製品などの増収を見込む。 記:2024/07/26
6301 東証プライム
4,049
11/21 15:30
-26(-0.64%)
時価総額 3,942,961百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6463 東証プライム
2,399
11/21 15:30
-24(-0.99%)
時価総額 82,286百万円
独立系自動車部品メーカー。1939年設立。ピストンリングなどパワートレイン部品の製造・販売等を行う。シリンダライナで世界トップシェア。ゴム・樹脂事業の拡大などに注力。27.3期売上高2100億円目標。 記:2024/09/03
6501 東証プライム
3,750
11/21 15:30
-66(-1.73%)
時価総額 17,387,134百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6503 東証プライム
2,600
11/21 15:30
-21(-0.8%)
時価総額 5,494,325百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6617 東証プライム
2,018
11/21 15:30
+6(0.3%)
時価総額 32,845百万円
東京電力系の電気機器メーカー。高岳製作所、東光電気が経営統合。受変電・配電用機器、スマートメーター等を手掛ける。EV急速充電器で国内販売台数トップ。EV急速充電サービス「aimaCHARGE」を投入。 記:2024/10/05
6654 東証スタンダード
1,120
11/21 15:30
+1(0.09%)
時価総額 7,469百万円
電気制御機器専業メーカー。カムスイッチ等の制御用開閉器、大電流接触子等の接続機器、電子応用機器、表示灯等を手掛ける。27.1期売上高42.5億円目標。重電機器市場、鉄道車両市場などを重点市場に位置付け。 記:2024/10/25
6702 東証プライム
2,741
11/21 15:30
-52(-1.86%)
時価総額 5,676,907百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6850 東証プライム
2,142
11/21 15:30
-74(-3.34%)
時価総額 19,835百万円
グラフィックレコーダなどの計測制御機器、燃料電池評価試験装置などの計装システム、温度センサなどのセンサを手掛ける。燃料電池評価試験分野で世界シェアトップクラス。海外基盤の強化、事業拡大等に取り組む。 記:2024/06/29
6902 東証プライム
2,286.5
11/21 15:30
-7.5(-0.33%)
時価総額 7,206,545百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6963 東証プライム
1,446.5
11/21 15:30
-2(-0.14%)
時価総額 584,039百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7011 東証プライム
2,310
11/21 15:30
-74(-3.1%)
時価総額 7,793,127百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7270 東証プライム
2,442
11/21 15:30
-44.5(-1.79%)
時価総額 1,841,029百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7732 東証プライム
1,552
11/21 15:30
+30(1.97%)
時価総額 168,210百万円
総合精密光学機器メーカー。服部時計店精工舎の測量機部門を母体として1932年に設立。測量機器、ICT自動化施工システム、眼科用医療機器等を手掛ける。アイケア事業の収益力強化、低採算事業の整理等に取り組む。 記:2024/10/08
7752 東証プライム
1,612
11/21 15:30
-25(-1.53%)
時価総額 946,226百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
7769 東証プライム
3,570
11/21 15:30
-15(-0.42%)
時価総額 29,934百万円
精密部品と生活用品の製造販売。置き時計や掛け時計の中高級品に強み。精密部品の売上比率が約7割。精密部品事業では自動車向けが好調。生活用品事業では国内のオンライン販売が堅調。価格転嫁で原価高を吸収。 記:2024/06/18
8035 東証プライム
21,780
11/21 15:30
-90(-0.41%)
時価総額 10,272,167百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07