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前場に注目すべき3つのポイント~金融セクターの動向に関心が集まる~

2024/7/1 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~金融セクターの動向に関心が集まる~ 7月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■金融セクターの動向に関心が集まる ■高島屋、25/2上方修正 営業利益550億円←500億円 ■前場の注目材料:リコー、出向起業2例目、管理職向け支援ツール ■金融セクターの動向に関心が集まる 7月1日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。6月28日の米国市場は、NYダウが45ドル安、ナスダックは126ポイント安だった。5月のPCEコア価格指数の鈍化を受けインフレ再加速への懸念が後退、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が強まり相場を支えた。しかし、NYダウは決算が失望されたナイキの下落が重荷となった。ナスダックは一時、過去最高値を付ける場面があったが、最新の経済指標を消化した後は下落に転じた。シカゴ日経平均先物は日中大阪比170円高の39790円。円相場は1ドル160円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買いが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時39960円まで買われる場面も見られた。先週の上昇に対する過熱感は意識されてくる可能性があるものの、4万円の大台回復が意識されてきており、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。また、米国市場では主要な株価指数は下落したものの、月末と四半期末による持ち高調整の売りが影響した可能性があるだろう。そのため、米株安の東京市場に対する影響は限られそうだ。 日経平均株価は先週の上昇により、4月半ばの急落以降、上値を抑えられていた13週線を明確に上放れてきた。26週線までの調整を経ての切り返しであり、シグナルが好転している。今週は米国で独立記念日の祝日を挟むほか、週末には雇用統計の発表を控えていることから、週半ば以降は海外勢のフローが限られる可能性がある。そのため、大きなトレンドは出にくくなる可能性はありそうだが、売り方の買い戻しなどが底堅さにつながりそうである。 また、米国ではJPモルガンやゴールドマンサックスで先行きの慎重見通しを示しており、積極的な上値追いの流れは期待しづらいところではある。そのため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などには利益確定の売りが入りやすくなりそうだ。一方で、日銀の利上げ思惑から長期金利が上昇傾向にあるなか、メガバンクなど金融セクターへの物色が意識されやすい。米国ではFRBによる今年のストレステスト合格で米銀各社が増配を発表するなか、28日の米国市場で銀行株が買われており、金融セクターへの手掛かり材料になりそうだ。 ■高島屋、25/2上方修正 営業利益550億円←500億円 高島屋<8233>は2025年2月期業績予想の修正を発表。営業収益は4970億円から5114億円、営業利益を500億円から550億円に上方修正した。国内百貨店のインバウンド売上高が好調なことを反映した。なお、2025年2月期第1四半期業績は、営業収益が前年同期比13.8%増の1201.25億円、営業利益は同56.7%増の172.95億円だった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39583.08、+241.54) ・SOX指数は上昇(5472.26、+51.17) ・シカゴ日経先物は上昇(39790、大阪比+170) ・米国のインフレ沈静化期待 ・東証による企業価値向上の要請 ・リコー<7752>出向起業2例目、管理職向け支援ツール ・トヨタ自<7203>カスタマイジング&ディベロップメントが下請法違反、金型無償保管 ・住友商事<8053>米で分散型電力、64億円出資・6案件対象 ・ソニーG<6758>宮城拠点、250人削減、ブルーレイ生産縮小 ・小林製薬<4967>紅麹被害状況、死亡と関連性の対象76件、厚労省に報告 ・トヨタ自<7203>事故データと車両データ連携本格化、トヨタ基金など産学官 ・三菱重<7011>「亜鉛空気電池」の商用化支援、カナダ新興に出資 ・精工技研<6834>社長・上野淳氏、中国でEV部品量産も ・川崎重工<7012>LPG推進のLPG/アンモニア混載運搬船引き渡し ・ローツェ<6323>米ナノバース買収、先端パッケージ製造装置を開発 ・日立建機<6305>超大型フル電動ダンプ実証、ザンビア鉱山で開始 ・アマダ<6113>欧州を拓く、レーザー技術で差別化 ・トラスコ中山<9830>DCモーター採用「工場扇」発売、電気代を半減 ・ソフトバンク<9434>ヌルフォーミング実証成功 ・清水建設<1803>有機フッ素化合物を99%除去、米で汚染土壌浄化 ・大東建託<1878>施工体制台帳を電子化、中小規模建設向け ・鹿島<1812>複合施設で自動運転バス運行、レベル4実現 ・新日本電工<5563>中央電気を吸収合併、焼却灰資源化を拡大 ・ENEOS HD<5020>グループのJX金属、林陽一社長「薄膜材で差別化」 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 6月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI(予想:+11、3月:+11) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI(予想:+33、3月:+34) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+13.8%、3月:+4.0%) <海外> ・10:45 中・6月財新製造業PMI(予想:51.5、5月:51.7) 《ST》
関連銘柄 19件
1803 東証プライム
1,166
11/22 15:30
+17.5(1.52%)
時価総額 919,408百万円
1804年創業の大手ゼネコン。麻布台ヒルズ(土木)などで施工実績。チャンギ国際空港第3ターミナルなど海外でも実績多数。日本道路などを傘下に持つ。建設事業は生産体制の再構築などで収益力向上を目指す。 記:2024/10/10
1812 東証プライム
2,704.5
11/22 15:30
+53.5(2.02%)
時価総額 1,429,750百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
1878 東証プライム
17,280
11/22 15:30
+30(0.17%)
時価総額 1,190,920百万円
建物賃貸国内最大手。賃貸住宅管理戸数、賃貸仲介件数などで業界トップ。一括借上の賃貸経営受託システムが強み。投資マンションの販売等も。中計では27.3期売上高2兆円目標。不動産開発事業の拡大等に注力。 記:2024/06/09
4967 東証プライム
5,729
11/22 15:30
+46(0.81%)
時価総額 447,148百万円
1919年設立の医薬品・日用品メーカー。医薬品、口腔衛生品、芳香・消臭剤等を手掛ける。ブランド数は150超。アイボン、消臭元などが主力取扱ブランド。広告、販促などへの積極投資で国際事業の売上拡大図る。 記:2024/10/08
5020 東証プライム
812.9
11/22 15:30
+25.6(3.25%)
時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5563 東証プライム
295
11/22 15:30
+3(1.03%)
時価総額 40,502百万円
フェロマンガンの製造・販売を行う合金鉄事業が主力。1925年創業。日本製鉄系列。酸化ジルコニウム等の機能材料事業、焼却灰資源化事業等も。リチウムイオン電池正極材は順調。27.12期売上高950億円目標。 記:2024/06/18
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(1.62%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(0.9%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6323 東証プライム
1,775.5
11/22 15:30
+14.5(0.82%)
時価総額 313,198百万円
世界シェアトップクラスの半導体ウエハ搬送装置メーカー。広島県福山市に本社。サムスングループなどが主要取引先。細胞培養装置等の製造・販売も。半導体・FPD関連装置事業では生産システムの強化等に取り組む。 記:2024/08/09
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(-0.12%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6834 東証スタンダード
4,475
11/22 15:30
+105(2.4%)
時価総額 41,770百万円
精密成形品や各種精密金型等の製造・販売を行う精機関連事業、光コネクタや光部品製造機器等の製造・販売を行う光製品関連事業を展開。千葉県松戸市に本社。新製品・新技術開発の加速、商談数の増加などに注力。 記:2024/10/10
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(0.85%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7752 東証プライム
1,647
11/22 15:30
+35(2.17%)
時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(1.39%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8233 東証プライム
1,201.5
11/22 15:30
-2.5(-0.21%)
時価総額 393,677百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益600億円目標。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/10/24
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(0.41%)
時価総額 9,235,494百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9830 東証プライム
2,210
11/22 15:30
+11(0.5%)
時価総額 145,880百万円
機械工具など工場用副資材の専門商社。製造業、建設関連業等向け卸売が主力。ネット通販企業等向け販売、ホームセンター・プロショップ等向け販売等も。置き工具「MROストッカー」の拡大、在庫アイテム数の拡充図る。 記:2024/10/06