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前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア反発でハイテク主導の相場展開へ~

2024/6/26 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア反発でハイテク主導の相場展開へ~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■エヌビディア反発でハイテク主導の相場展開へ ■日本オラクル、24/5営業利益 7.3%増 798億円 ■前場の注目材料:レンゴー、生分解性フィルムを6割増強、脱プラ需要拡大 ■エヌビディア反発でハイテク主導の相場展開へ 26日の日本株市場は、ハイテク主導での底堅い相場になりそうだ。25日の米国市場は、NYダウが299ドル安、ナスダックは220ポイント高だった。6月の米消費者信頼感指数の低下を受けた景気の先行きへの警戒感や、米連邦準備理事会(FRB)当局者が相次いで利下げに慎重姿勢を見せたことが相場の重荷となった。一方で、エヌビディアが反発したことで投資家心理を支え、半導体や人工知能(AI)銘柄にも買いが入りナスダックは上昇。シカゴ日経平均先物は日中大阪比140円高の39290円。円相場は1ドル159円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで39000円近辺での底堅さがみられるなか、終盤にかけて一時39330円まで買われ、39320円で終えた。6月半ばに付けた戻り高値の39350円に接近しており、同水準を上回ってくるようだと、売り方の買い戻しの動きが強まりそうだ。また、エヌビディアの反発を受けて、直近で利食いに押されていた指数インパクトの大きい値がさハイテク株への波及が意識されよう。 また、ソフトバンクG<9984>は6月19日に10550円まで買われた後は調整を見せているが、AIを使って個人の遺伝子情報や医療データを解析するサービスを始める方針と報じられているほか、アームホールディングスが6%を超える上昇を見せたことで、リバウンドが期待されそうであり、日経平均をけん引する流れが期待されそうだ。 日経平均株価は前日の上昇でボリンジャーバンドの+2σが位置する39255円に迫っている。同水準を上回ってくることが見込まれるなか、6月半ばの戻り高値39336円突破が意識されそうだ。足もとでのもち合いレンジの上限を捉えてくることで、強弱感が対立しやすいものの、レンジを上放れてくるようだと、買い戻しの動きが強まる可能性があるだろう。4月半ばの急落以降、上値抵抗線として機能していた13週線を上放れてくるなか、リバウンド狙いの買いが入りやすいと考えられる。また、配当再投資に伴う需給面での思惑もあり、押し目狙いの買いにおいても、水準を切り上げてくることになりそうである。 ■日本オラクル、24/5営業利益 7.3%増 798億円 日本オラクル<4716>が発表した2024年5月期業績は、売上高が前期比7.8%増の2445.42億円、営業利益は同7.3%増の798.20億円だった。製品・サービスの活用によって顧客企業のイノベーションの実現とビジネス変革、成長を強力に支援することへの価値訴求を継続。通期としては、売上高、営業利益、経常利益および純利益ともに過去最高を達成した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39173.15、+368.50) ・ナスダック総合指数は上昇(17717.65、+220.84) ・1ドル=159.60-70円 ・シカゴ日経先物は上昇(39290、大阪比+140) ・SOX指数は上昇(5467.66、+96.14) ・VIX指数は低下(12.84、-0.49) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・東証による企業価値向上の要請 ・レンゴー<3941>生分解性フィルムを6割増強、脱プラ需要拡大 ・アドバンテスト<6857>3年間で成長投資3700億円、半導体複雑化に対応 ・ソニーG<6758>大規模M&A条件次第、知財など重視 ・三井物産<8031>UAEでクリーンアンモニア、製造プラント建設 ・トヨタ自<7203>グループのダイハツ、商用車3種に不具合、リコール対応 ・島津製作所<7701>次世代グリーンCO2燃料組合の賛助会員に参画 ・日立建機<6305>専用コンテナで鉄道輸送、兵庫―茨城間 ・井関農機<6310>谷一哉取締役常務執行役「欧は最重要市場」 ・パナソニックHD<6752>パナエナジー、米カンザス工場の一部完成、車載電池増強 ・コニカミノルタ<4902>米アヴァニコにERP部門譲渡 ・ジーダット<3841>社長・松尾和利氏、パワー半導体ソフト拡販 ・ヨコオ<6800>小型フルバンドGNSSアンテナ 「みちびき」に対応 ・富士ソフト<9749>AWS環境向けセキュリティサービス提供 ・ウェザーニューズ<4825>気象予報にAI活用 ・王子HD<3861>台湾社に出資、パルプモールド市場開拓 ・三井化学<4183>AR向け攻勢、グラス用光学樹脂 ・クラレ<3405>国内向け人工皮革値上げ、来月から ・沖縄電力<9511>宮古島に蓄電池を設置 ・九州電力<9508>九電みらいエナジー、大分・九重町で地熱開発、「噴気試験」実施 ・鹿島<1812>森林づくり総合支援、ドローンでデータ解析 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月消費者物価指数(前年比予想:+3.8%、4月:+3.6%) 《ST》
関連銘柄 22件
1812 東証プライム
2,651
11/21 15:30
-44(-1.63%)
時価総額 1,401,467百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
3405 東証プライム
1,965
11/21 15:30
-0.5(-0.03%)
時価総額 697,308百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
3841 東証スタンダード
1,399
11/21 15:30
+18(1.3%)
時価総額 5,470百万円
半導体や液晶パネル等の微細加工部品を設計するための電子系CADソフトを開発。パワー半導体向け製品の開発力強化を図る。半導体顧客向けソフト販売が堅調。大口案件や海外も伸びる。TSMCと協業し設計効率化図る。 記:2024/10/26
3861 東証プライム
554.5
11/21 15:30
-3.6(-0.65%)
時価総額 562,475百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
3941 東証プライム
877.3
11/21 15:30
-16.8(-1.88%)
時価総額 237,797百万円
段ボール原紙や白板紙、紙管原紙等を生産・販売する板紙メーカー。1909年創業。段ボールの生産量で国内トップ。国内取引企業数は7000社超。25.3期は増収増益計画。段ボール、紙器製品の価格改定等が寄与へ。 記:2024/07/08
4183 東証プライム
3,407
11/21 15:30
-1(-0.03%)
時価総額 684,276百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4716 東証スタンダード
14,720
11/21 15:30
-360(-2.39%)
時価総額 1,888,031百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
4825 東証プライム
5,740
11/21 15:30
-160(-2.71%)
時価総額 67,985百万円
世界最大規模の民間気象会社。交通機関などに気象情報を提供。スマホアプリや24時間生放送配信を行う「ウェザーニュースLiVE」など個人向けも。DOE3%程度基準。中計では26.5期売上高260億円以上目標。 記:2024/06/11
4902 東証プライム
681.8
11/21 15:30
-5.6(-0.81%)
時価総額 342,716百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
6305 東証プライム
3,347
11/21 15:30
-24(-0.71%)
時価総額 719,990百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6310 東証プライム
970
11/21 15:30
±0(0%)
時価総額 22,295百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
1,520
11/21 15:30
-4.5(-0.3%)
時価総額 3,730,758百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6758 東証プライム
2,951.5
11/21 15:30
-66.5(-2.2%)
時価総額 18,426,504百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6800 東証プライム
1,500
11/21 15:30
-19(-1.25%)
時価総額 35,775百万円
独立系車載アンテナメーカー。1922年創業。半導体検査用ソケットやプローブカード、電子機器用微細コネクタ等も手掛ける。超微細精密加工技術が強み。今下期にベンチャーエコシステム向け新製品の量産開始を見込む。 記:2024/06/11
6857 東証プライム
9,385
11/21 15:30
-156(-1.64%)
時価総額 7,190,233百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,674.5
11/21 15:30
-24(-0.89%)
時価総額 42,243,693百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7701 東証プライム
4,283
11/21 15:30
+13(0.3%)
時価総額 1,268,068百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
8031 東証プライム
3,270
11/21 15:30
-6(-0.18%)
時価総額 9,899,555百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9508 東証プライム
1,420.5
11/21 15:30
-52.5(-3.56%)
時価総額 673,578百万円
九州地盤の電力会社。発電事業のほか、送配電事業、ICTサービス事業、都市開発事業等を手掛ける。グループ会社に九電工など。洋上風力・バイオマス発電の開発を推進。26.3期経常利益1250億円目指す。 記:2024/06/04
9511 東証プライム
975
11/21 15:30
-10(-1.02%)
時価総額 55,505百万円
沖縄県が営業エリアの電力会社。沖縄本島、30超の有人離島に電力を供給。発電電力量は石炭、LNG比率が高い。送配電、電気設備工事等も。発電事業では発電費用の低減進める。小売事業は販売電力量の維持・拡大図る。 記:2024/08/06
9749 東証プライム
9,550
11/21 15:30
±0(0%)
時価総額 643,670百万円
独立系の大手ITソリューションベンダー。業務系ソフトウェア開発等のシステム構築、プロダクト・サービス等を手掛ける。オフィスビルの賃貸等も行う。米投資ファンドがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/06
9984 東証プライム
8,550
11/21 15:30
-96(-1.11%)
時価総額 12,568,457百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17