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前場に注目すべき3つのポイント~先高期待から押し目買い意欲は強そう~

2023/12/29 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~先高期待から押し目買い意欲は強そう~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■先高期待から押し目買い意欲は強そう ■平和堂、3Q営業利益 18.4%増 82.75億円 ■前場の注目材料:王子HD、環境素材を拡販、欧ワルキの技術導入 ■先高期待から押し目買い意欲は強そう 29日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識されやすいだろう。28日の米国市場は、NYダウが53ドル高、ナスダックは4ポイント安だった。NYダウは連日で過去最高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ期待からの買いが続いており、堅調な展開だった。ただし、過熱感からの利食いも入りやすく、ハイテク株の一角が終盤にかけて軟化したことから、ナスダックは5日ぶりに反落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の33425円、円相場は1ドル141円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の東証プライムの売買高は10億株程度と薄商いであり、海外勢のフローが限られているなかでは、大きなトレンドは出にくいだろう。ただし、米国では早期利下げ期待から強い値動きを見せているほか、国内では新NISAによる需給が心理的な下支えとなりやすく、先高期待から押し目買い意欲は強そうである。昨日の日経平均は反落だったが、連日で陽線を形成している。 売り一巡後は33500円を挟んでの推移になりそうだが、同水準での底堅さがみられてくるようだと、バブル崩壊後の高値を意識したセンチメントに向かう可能性はあるだろう。指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは利食いが入りやすいだろうが、断続的なインデックス買いから底堅さが意識されそうだ。また、日米金利差縮小によるバリュー株からグロース株へのリバランスの動きなども、ハイテク株の底堅い値動きにつながることが期待される。 商いが膨らみづらいなかでこう着感を強めてくるようだと、個人主体の資金は出遅れ感の強い中小型株での値幅取り狙いに向かわせよう。依然としてボトム圏での推移を継続している銘柄も多く、来年の株高を狙った押し目拾いの動きが入りやすい。また、テーマ性のある銘柄への物色も意識されるため、値動きの強い銘柄などへは資金が集中しやすいと考えられる。 ■平和堂、3Q営業利益 18.4%増 82.75億円 平和堂<8276>が発表した2024年2月期第3四半期業績は、営業収益が前年同期比2.2%増の3124.98億円、営業利益は同18.4%増の82.75億円だった。外出需要回復や客数増加、継続的な物価上昇による一品単価上昇により、営業収益は増加した。利益面については、光熱費の使用量削減の取り組みや燃料調整費が想定ほど上昇しなかったことに加え、広告宣伝費と人件費の効果的運用により、増益となった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(37710.10、+53.58) ・1ドル=141.40-50円 ・米国のインフレ沈静化観測 ・王子HD<3861>環境素材を拡販、欧ワルキの技術導入 ・ANA<9202>MSJの代替機選定、来年度に本格化 ・トヨタ自<7203>日産など12社で先端半導体開発で新組織、30年量産車に搭載へ ・日野自<7205>物流最適化へ協業広がる、グループ会社のNLJの運送スキーム活用 ・豊田自動織機<6201>コンプラ・品質を強化、来月から新体制 ・エスペック<6859>半導体熱変形を可視化、計測システム、過酷な温度環境を再現 ・島津製作所<7701>有害物処理・規制、国際標準化で存在感 ・パナソニックHD<6752>多様な見た目を高精度認識、画像AI技術開発 ・ENEOS<5020>枯渇油田で水素製造、グループのJX石油開発、NEDOと調査委託契約 ・出光興産<5019>独自エンプラ生産2倍、マレーシアに装置新設 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 11件
3861 東証プライム
620
5/2 15:00
+2.2(0.36%)
時価総額 628,917百万円
製紙メーカー最大手の一角。段ボールや包装材 家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材、特殊紙やフィルム等の機能材、新聞紙、情報用紙を提供する。今期3Q累計の国内は価格改定が寄与も、海外のパルプ市況が影響した。 記:2024/02/10
5019 東証プライム
1,049
5/2 15:00
-4(-0.38%)
時価総額 1,562,301百万円
石油元売りで国内2位。19年に昭和シェル石油と統合。石化製品や資源・再エネ開発なども。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や電力用石炭の市況軟化で足踏み。マレーシアで独自エンプラ製造装置の商業運転開始。 記:2024/03/09
5020 東証プライム
704.7
5/2 15:00
-3.4(-0.48%)
時価総額 2,276,380百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
6201 東証プライム
15,040
5/2 15:00
-25(-0.17%)
時価総額 4,900,649百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。フォークリフトやカーエアコン用コンプレッサーで世界トップシェア。海上や空港向け物流機器や繊維機械も事業領域。産業車両・自動車事業の売上増や円安により、3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/02/04
1,387.5
5/2 15:00
+12(0.87%)
時価総額 3,405,004百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6859 東証プライム
2,930
5/2 15:00
-30(-1.01%)
時価総額 69,678百万円
環境試験器で世界トップ。エナジーデバイス装置や半導体関連装置、植物育成装置事業等も手掛ける。環境試験器は国内市場で標準製品、カスタム製品の売上が増加。サービス事業は収益伸長。24.3期3Qは収益好調。 記:2024/04/14
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(-0.67%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7205 東証プライム
450.2
5/2 15:00
-2(-0.44%)
時価総額 258,676百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7701 東証プライム
4,317
5/2 15:00
+24(0.56%)
時価総額 1,278,134百万円
分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。計測機器事業は堅調。ヘルスケア領域では液体クロマトグラフ、質量分析システムが販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/13
8276 東証プライム
2,457
5/2 15:00
-7(-0.28%)
時価総額 129,106百万円
滋賀県地盤の食品スーパー。飲食店や書店の経営も。中国で展開の百貨店は不採算店舗を閉鎖して1店舗体制に。24.2期3Q累計は外出需要回復や客数増、一品単価上昇で増収確保。販管費抑制も効いて増収・二桁増益に。 記:2024/03/10
9202 東証プライム
2,996.5
5/2 15:00
-4.5(-0.15%)
時価総額 1,451,187百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03