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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに~

2023/4/5 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに ■スギHD、23/2営業利益 316億円、24/2予想 4.2%増 330億円 ■前場の注目材料:関西電力<9503>高浜原発1・2号機再稼働、夏にも7基体制 ■売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに 5日の日本株市場は、やや利食い優勢の相場展開が見込まれる。4日の米国市場はNYダウが198ドル安だった。2月のJOLT求人件数が予想を下回り、2021年5月来で最低となったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測の後退と同時に、米景気後退懸念が強まり、売りが広がった。また、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)が株主宛て年次書簡で、金融危機は進行中として影響が長期化する可能性を警告したことも売りに向かわせた。シカゴ日経225先物は大阪比170円安の28090円。円相場は1ドル131円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行する格好となるものの、日経225先物はナイトセッションで28000円を割り込まなかったことから、同水準での底堅さは意識されそうだ。また、日経平均は足もとのリバウンドでボリンジャーバンドの+1σを上回ってきた。+1σは28180円辺りに位置しているため、同水準での底堅さをみせてくるようだと、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。 一方で、米国では足もとで弱い経済指標の発表が続いており、FRBによる利上げ停止観測に向かわせる一方で、米景気後退懸念が再燃している。ただし、NYダウは直近で1200ドル程度上昇していたこともあり、利益確定の売りが出やすいところでもあるだろう。VIX指数は20を下回った水準で推移していることからリスク回避には向かわせない。日経平均は足もとで3営業日続伸だが、先物では8営業日続伸で短期的な過熱感は警戒されており、調整については想定内といったところである。 物色としてはメガバンクのリバウンドの持続性とハイテク株の買い戻しの動きを睨みながら、材料株に短期資金はシフトとなるほか、直近IPO銘柄などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。特に日経平均が28000円近辺でのこう着を強めてくるようだと、より材料株への物色に向かいやすいだろう。 また、調整が意識されるものの、金融システム不安が和らぐなか、日経平均は3月の急落前水準を回復していないこともあり、出遅れ感が意識されている。銀行の戻りの鈍さからショートカバーも強まっていないため、ポジションとしてはショートに傾いている状況と考えられる。そのため、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。 ■スギHD、23/2営業利益 316億円、24/2予想 4.2%増 330億円 スギHD<7649>が発表した2023年2月期業績は、売上高が6676.47億円、営業利益が316.58億円(前期は321億円)だった。収益認識に関する会計基準を適用しており、対前年比較はない。2024年2月期業績は、売上高が前期比8.5%増の7245億円、営業利益が同4.2%増の330億円を計画。コンセンサス(315億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28287.42、+99.27) ・米原油先物は上昇(80.71、+0.29) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・関西電力<9503>高浜原発1・2号機再稼働、夏にも7基体制 ・住友ファーマ<4506>米子会社再編、北米の事業基盤強化 ・JR東<9020>気仙沼線BRT自動運転、国内初「レベル4」へ ・リコー<7752>3D造形でマイクロ水力発電装置、軽量・作製期間短縮 ・トヨタ紡織<3116>子会社設立、シート骨格機構部品を生産 ・横浜ゴム<5101>米卸売り子会社売却、年内にも清算 ・ユアサ商事<8074>遊休地に仮想ゴルフ施設 ・酒井重工業<6358>インドネシアで路面切削機生産、東南アジアで拡販 ・パナHD<6752>傘下の米ブルーヨンダー、供給網管理ソフトを日本で攻勢 ・レゾナック<4004>半導体向け接着フィルム6割増産、52億円投資 ☆前場のイベントスケジュール <国内> 特になし <海外> ・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ予想) 《NH》
関連銘柄 11件
3116 東証プライム
1,973.5
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-5.5(-0.28%)
時価総額 370,359百万円
トヨタ系の自動車部品メーカー。1918年創業。自動車用シートやドアトリム、フロアカーペット、エンジン周辺樹脂製品等を手掛ける。航空機シート等も。変動費の改善、固定費の効率化などで価格競争力の強化を図る。 記:2024/10/03
3,978
11/22 15:30
+177(4.66%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(-0.33%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
5101 東証プライム
3,088
11/22 15:30
+44(1.45%)
時価総額 523,567百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
6358 東証プライム
2,389
11/22 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 21,133百万円
1918年創業の道路建設機械メーカー。ロードローラで国内トップシェア。路面切削機、散水車等も手掛ける。締固め技術に強み。ユアサ商事などが主要取引先。高付加価値化等による収益構造改革、アジア市場の深耕図る。 記:2024/10/04
1,551
11/22 15:30
+31(2.04%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7649 東証プライム
2,528
11/22 15:30
+28(1.12%)
時価総額 480,302百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
7752 東証プライム
1,647
11/22 15:30
+35(2.17%)
時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
8074 東証プライム
4,570
11/22 15:30
+60(1.33%)
時価総額 100,997百万円
住設・管材・空調部門が主力の商社。工業機械、産業機器、建築・エクステリア、建設機械なども扱う。1666年創業。主要販売先は約2万社、主要仕入先は6000社。ロボット、自動化設備の拡販など成長戦略を推進。 記:2024/10/08
9020 東証プライム
2,780
11/22 15:30
+1(0.04%)
時価総額 3,153,665百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9503 東証プライム
1,850
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,736,656百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。高浜原発3、4号機は運転期間延長認可。中計では26.3期経常利益3600億円以上目標。 記:2024/06/17