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前場に注目すべき3つのポイント~個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心~

2021/3/3 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心~ 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心 ■九州電、21/3業績予想 営業利益600億円、コンセンサス範囲内 ■前場の注目材料:大阪ガス、“昆虫の羽”で抗ウイルス、大阪ガス子会社KRIが表面処理技術 ■個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心 3日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうである。2日の米国市場では、NYダウが143ドル安だった。中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の主席が2日、国内の不動産バブルに加えて米欧の金融市場のバブルが弾ける可能性を懸念すると表明したことから、利益確定の売りが優勢となったようである。セクター別では、素材や消費者サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下げている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の29520円。円相場は1ドル106円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小じっかりのスタートとなりそうだ。米株先物の下落を受けた昨日の後場に入ってからの弱い流れにより、米国市場の下げについては織り込まれている面もありそうだ。しかし、半導体株の弱さからSOX指数は下落していることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となりやすいだろう。また、足元では値動きの荒さが目立っており、先物主導のインデックス売買に振らされやすい需給状況である。29500円辺りでの底堅さが意識されたとしても、戻りの鈍さがいったん意識されると、売り仕掛け的な流れに向かいやすいだろう。 そのため日経平均は25日線が支持線として意識されると考えられるものの、5日線辺りでの強弱感は対立しやすいところであろう。物色については景気敏感セクターにシフトしやすいところであると考えられるが、首都圏の緊急事態宣言の延長が警戒されているため、仕掛け的な売りには注視しておきたいところである。そのため、インデックスに振らされやすい状況のなか、個人主体による個別材料株での短期的な値幅取り狙いが中心。政策期待などの関連銘柄への循環物色に向かいやすいだろう。 ■九州電、21/3業績予想 営業利益600億円、コンセンサス範囲内 九州電<9508>は2021年3月期業績予想を発表。営業利益は前期比6%減の600億円とした。コンセンサス(600~660億円)の範囲内。寒波による電気やLNGの臨時調達コストが重荷となる一方で、発電所の修繕繰り越しで経費を抑制。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(29520、大阪比+30) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・大阪ガス<9532>“昆虫の羽”で抗ウイルス、大阪ガス子会社KRIが表面処理技術 ・東京センチュリー<8439>「空飛ぶタクシー」リースの独新興に出資 ・NEC<6701>宇宙船開発にAI導入、ロッキードと複数年のライセンス検討 ・トヨタ<7203>社債5000億円発行、SDGs向け先端技術開発 ・リコー<7752>30年度に再生エネ50%、ESG目標8年前倒し ・兼松<8020>車で新事業、車両データをAI解析 ・伊藤忠<8001>新会社、アスリート向けファン構築支援 ・丸紅<8002>丸紅など、国内不動産仲介を本格化、米大手事業モデル導入 ・ホンダ<7267>ホンダなど国内外4社、コンソーシアム創設、交換式バッテリー普及 ・安川電<6506>50年排出ゼロ、生産・製品で環境負荷低減 ・不二越<6474>事業部制を明確化、営業・開発・製販を統括 ・JDI<6740>脈波測定向け薄型生体センサー、読み取り速度4倍超 ・三菱電<6503>稼働データの収集基盤構築、スマート家電開発に活用 ・三井化学<4183>中国の不織布製造社売却、日・タイに資源集中 ・帝人<3401>ソーラールーフ開発、豪社とモビリティー向け ・東洋紡<3101>高濃度濃縮海水再利用システム、海水淡水化プラント向け ・メニコン<7780>中国で近視矯正用コンタクトのオルソレンズ拡販 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 片岡日銀審議委員あいさつ ・片岡日銀審議委員会見 <海外> ・09:30 豪・10-12月期GDP(前年比予想:-1.9%、7-9月期:-3.8%) ・10:45 中・2月財新サービス業PMI(予想:51.5、1月:52.0) 《ST》
関連銘柄 18件
3101 東証プライム
950
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包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3401 東証プライム
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1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
4183 東証プライム
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総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
6474 東証プライム
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+5(0.16%)
時価総額 79,990百万円
1928年設立の総合機械メーカー。ベアリング、油圧機器等の部品事業が主力。工具やロボット等の製造・販売を行う機械工具事業、特殊鋼事業も手掛ける。海外売上高比率の向上、生産ラインの自動化などに取り組む。 記:2024/10/29
6503 東証プライム
2,584
11/22 15:30
-16(-0.62%)
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総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(-1.66%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6701 東証プライム
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時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6740 東証プライム
20
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+1(5.26%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
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2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
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+17(1.26%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7752 東証プライム
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時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
7780 東証プライム
1,538
11/22 15:30
-17(-1.09%)
時価総額 117,882百万円
コンタクトレンズ大手。定額制プランの会員基盤に強み。サプリメントビジネス、動物医療ビジネス等も。配当性向30%程度目安。「Magic」シリーズなどが戦略商品。28.3期売上高1400億円超目指す。 記:2024/06/24
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(-0.05%)
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1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,395.5
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+6.5(0.27%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
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2,714
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1889年創業の総合商社。食料、電子・デバイス、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空、ICTソリューションなどで事業展開。強固な顧客基盤が強み。総還元性向30~35%目標。27.3期当期利益350億円目指す。 記:2024/10/08
8439 東証プライム
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+11(0.74%)
時価総額 735,217百万円
大手リース会社。情報通信機器に強み。不動産ファイナンス、売掛債権流動化等も。伊藤忠商事の持分法適用関連会社。ニッポンレンタカーサービスを傘下に持つ。使用済みEV電池を用いた蓄電池システムの実証試験を開始。 記:2024/07/04
9508 東証プライム
1,386.5
11/22 15:30
-34(-2.39%)
時価総額 657,456百万円
九州地盤の電力会社。発電事業のほか、送配電事業、ICTサービス事業、都市開発事業等を手掛ける。グループ会社に九電工など。洋上風力・バイオマス発電の開発を推進。26.3期経常利益1250億円目指す。 記:2024/06/04
9532 東証プライム
3,183
11/22 15:30
+26(0.82%)
時価総額 1,304,750百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13