株～企業情報・おすすめ銘柄

*08:38JST 日本株見通し：中小型株に物色資金がシフトしやすいか 13日の東京市場は手掛けづらい相場展開になりそうだ。欧州市場は軒並み下落しているほか、12日の米国市場はまちまちの展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の17225円、円相場は1ドル115円55銭辺りでの推移となっている。12日の東京市場は大引けにかけて急速に上げ幅を縮める格好だったが、まずはシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行のスタートになりそうだ。 ただし、ウクライナ情勢の悪化を嫌気したリスク回避のほか、国内では消費増税先送り、衆院解散・総選挙への思惑が手掛かり材料となるなか、本日も閣僚による発言に翻弄される可能性がありそうだ。14日のオプションSQを前に、先物市場での仕掛け的な動きなども警戒しておく必要がありそう。 なお、いったん調整に入ると一方向に資金が集中しやすい。そのため大幅な下げとなる銘柄も少なくないが、資金回転が速いため需給調整は一気に進むだろう。日銀のETF買入れとGPIF改革などから、引き続き押し目拾いのスタンスは維持しておきたいところである。 日経平均の水準としては、オプション権利行使価格の17250円辺りでの推移が落ち着き処とみられる。もっとも、17250円処を支持線として意識させてくるようだと、昨日の上ひげ部分の吸収を意識させた動きも出てくる可能性はありそう。そのほか、昨日は中小型株の下げが目立っていたが、全般こう着が意識されそうであり、本日のところは主力大型株から中小型株に物色資金がシフトしやすいだろう。 《FA》