マーケット
5/2 13:04
38,236.30
-37.75
37,903.29
+87.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/2 13:24:54
9,000,705
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は大幅反発、プラス圏で堅調に推移

2023/7/31 12:15 FISCO
*12:15JST 日経平均は大幅反発、プラス圏で堅調に推移  日経平均は大幅反発。503.51円高の33262.74円(出来高概算9億9754万株)で前場の取引を終えている。  前週末28日の米国株式市場のダウ平均は176.57ドル高(+0.50%)と反発。個人消費支出(PCE)コア価格指数の伸びが予想以上に鈍化しインフレ鈍化傾向を再確認したため買いが先行。また消費の堅調さも確認され、ソフトランディング(軟着陸)期待も買い材料となった。金利の低下でハイテク株の買いも再燃しナスダックは大幅反発、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、7月31日の日経平均は前週末比369.60円高の33128.83円と反発でスタート。その後はじりじりと上げ幅を広げる展開となっている。  個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>などの半導体関連株の一角が上昇。川崎船<9107>や商船三井<9104>などの海運株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株も堅調に推移。また、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連のほか、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ルネサス<6723>、日本製鉄<5401>、ソニーグループ<6758>なども上昇した。そのほか、通期上方修正と増配幅拡大を発表した豊田通商<8015>が急騰、第1四半期営業利益が想定以上の好進捗となったソシオネクスト<6526>も急上昇、北越工業<6364>、リオン<6823>、イントラスト<7191>などが値上がり率上位に顔を出した。  一方、アドバンテ<6857>、キーエンス<6861>、ヤクルト<2267>、KDDI<9433>などが下落。ほか、第1四半期の減収減益がネガティブサプライズとなった日本M&AセンターHD<2127>、想定外の下方修正にネガティブなインパクトが優勢となったファナック<6954>が大幅に下落した。そのほか、アンリツ<6754>、アグロカネショウ<4955>、ストライク<6196>、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>などが値下がり率上位に顔を出した。  セクターでは、輸送用機器、卸売業、精密機器が上昇率上位となった一方で、鉱業、空運、が下落率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は16%となっている。  シカゴ日経225先物清算値は、大阪比325円高の33095円。本日の日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しており、為替が円安方向にふれていることも追い風となっている。そのほか、国内企業決算の発表が本格化しており、決算発表を終えた個別株中心に物色が向かっている。  新興市場も堅調な展開となっている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、じりじりと上げ幅を広げている。米ハイテク株が値幅を伴って上昇したことは個人投資家心理を改善させる要因となった。また、米国で週末に発表された物価指標で改めてインフレ鈍化傾向が確認され、米長期金利の上昇が一服していることは新興株にとって支援材料となっている。前引け時点での東証マザーズ指数は1.45%高、東証グロース市場Core指数は2.63%高で時価総額上位銘柄に注目が集まっている。  さて、前週開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、主要政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定した。パウエル米連邦準備制度(FRB)議長の記者会見からもタカ派的なサプライズはなかった。また、欧州中央銀行(ECB)も0.25ポイントの追加利上げを決定。ただ、ラガルド総裁は決定発表後の会見で、今後の政策判断について入手するデータに左右されると強調していた。今後の政策会合でいったん利上げ休止を決めた場合でも、その後に再び利上げすることはあり得るとの見解を示した。  米国経済が景気後退を回避してソフトランディング(軟着陸)する確率が高まっているという認識が広がる中、7月以降の各国の金融政策方針に不透明感が残っているのは事実である。今週は、米国で供給管理協会(ISM)の景況指数、中国で国家版および民間版の購買担当者景気指数(PMI)が発表されるほか、週末には米雇用統計が発表予定。物価指標の鈍化傾向は続いているが、雇用関連の指標は依然として強い。結果次第では追加利上げ懸念が再燃する可能性があるため、これらの指標には注目しておきたいところである。  一方、S&P500は7月も月間で上昇の勢いとなっており、様子見していた弱気派が強気に転換するほか、乗り遅れることへの恐怖を感じている投資家も全て参加しており、トレーダーの株式へのエクスポージャーは歴史的に見ても高い水準にあるという。また、好調な米株式相場を受けてヘッジを考えているトレーダーはほとんどいないようで、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらはリポートで、オプション市場で株安に備えたプロテクションを買うのは「かつて目にしたことがないほど安い」と指摘しているようだ。  リセッション(景気後退)を招くことなくインフレを抑制することが過去に完全に成し遂げられた例はほとんどない。S&P500指数にとって1年で特にリターンの悪い9月・9月を控える中、上昇が継続するか注目が集まりそうだ。  話は変わって、今週から国内企業決算が本格化する。プライム市場の主力銘柄の決算が相次ぐため、本日同様個別株物色が活発化することで商いが膨らむことが想定される。好決算銘柄の買いが優勢となれば、株価指数の回復につながろう。  そのほか、7月第3週(18~21日)投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物株を197億円買い越した(前週は2793億円の買い越し)。買い越しは4週連続で、個人投資家は126億円の買い越しで3週連続の買い越しとなった。さて、後場の日経平均はプラス圏での推移を継続できるか。前述のように雇用関連指標の発表が控えているなか、今週から企業決算が本格化するため、プライム市場の個別株物色が中心となりそうだ。新興市場でも、決算を発表した銘柄への注目は集まろう。(山本泰三)   《AK》
関連銘柄 28件
759.6
5/2 12:59
-14.7(-1.9%)
時価総額 255,776百万円
M&A仲介最大手。全国の地銀や信用金庫を中心にメガバンク、大手証券、会計士、税理士などと幅広いネットワークを構築。成長支援サービスにも注力。過去最高の成約件数に到達し、24.3期3Q累計は増収・営業増益。 記:2024/03/26
2267 東証プライム
3,079
5/2 12:59
-1(-0.03%)
時価総額 1,053,298百万円
乳酸菌飲料が主力の乳製品メーカー。訪問販売網に強み。医薬品、化粧品の製造販売等も手掛ける。米州地域は売上好調。販売支援の強化等で米国は販売実績が順調。営業外収益は増加。24.3期3Qは増収、経常増益。 記:2024/03/04
4955 東証スタンダード
1,160
5/2 12:44
-13(-1.11%)
時価総額 15,550百万円
農薬メーカー。果樹や野菜向け専業。土壌消毒剤を主力に、害虫防除剤や病害防除剤等を提供する。土壌分析、診断、グローバルGAP認証支援等のサービスも提供。23年12月期は土壌消毒剤や除草剤が足踏みとなった。 記:2024/02/24
5401 東証プライム
3,475
5/2 12:59
-1(-0.03%)
時価総額 3,302,365百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。製鉄部門は増収。システムソリューション部門は堅調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/25
2,007
5/2 12:59
-50(-2.43%)
時価総額 63,680百万円
M&A仲介会社。買い手と売り手の双方に助言を行う直接提案型営業が主体。後継者不在による中小企業のM&A仲介ニーズを組み入れ成長。岩手日報社と提携し、岩手県で地域共創プロジェクトを開始。1Qは利益急伸。 記:2024/02/22
6196 東証プライム
4,015
5/2 12:59
-75(-1.83%)
時価総額 77,706百万円
独立系M&A仲介会社。譲渡希望先と買収希望先のマッチングにより事業承継中心のM&A仲介事業を展開。ネットを活用した仲介サービスに定評。南九州エリアを強化。成約案件の大型化もあり、24.9期1Qは利益急伸。 記:2024/02/23
6364 東証プライム
2,002
5/2 12:47
-33(-1.62%)
時価総額 60,390百万円
エンジンコンプレッサ大手。モーターコンプレッサやディーゼルエンジン発電機、高所作業車、高所作業台等も手掛ける。建設機械事業は堅調。国内は高所作業車の出荷が順調。営業外収益増。24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/02/25
6526 東証プライム
4,696
5/2 12:59
+14(0.3%)
時価総額 836,273百万円
富士通とパナソニックのSoC事業を統合して誕生したファブレス半導体ベンダー。車載向けなどに経営資源を集中。製品売上は堅調。先端プロセスを中心とする売上増や円安効果が寄与。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/26
2,591
5/2 12:59
-44.5(-1.69%)
時価総額 5,069,105百万円
車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、xEV向け製品の売上が増加。金融費用減少。23.12期通期は2桁最終増益。 記:2024/02/13
6754 東証プライム
1,182.5
5/2 12:58
-21.5(-1.79%)
時価総額 160,662百万円
通信用計測器世界3位。スマホの端末開発向けや基地局通信インフラなどの計測ソリューション、重量選別機等を手掛ける。通信計測事業は5Gスマホ開発投資需要の減少等が響く。24.3期3Qは環境計測事業が黒字転換。 記:2024/02/10
6758 東証プライム
13,020
5/2 12:59
-80(-0.61%)
時価総額 16,419,288百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6823 東証プライム
3,145
5/2 12:56
+85(2.78%)
時価総額 38,743百万円
補聴器最大手。国内で初めて量産型補聴器を開発。医用検査機器、音響・振動計測器、微粒子計測器も手掛ける。補聴器は新製品中心に高付加価値製品が売上貢献。医用検査機器なども売上増。24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,112
5/2 12:59
-30(-0.58%)
時価総額 3,916,656百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
69,320
5/2 12:59
+100(0.14%)
時価総額 16,859,179百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
40,570
5/2 12:59
+820(2.06%)
時価総額 3,825,183百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6954 東証プライム
4,690
5/2 12:59
+31(0.67%)
時価総額 4,734,775百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7191 東証スタンダード
850
5/2 12:34
+15(1.8%)
時価総額 19,006百万円
不動産管理会社向け家賃債務保証サービスを展開。医療・介護・養育費などの保証サービスも手掛ける。保証事業は売上好調。家賃債務保証の成長が寄与。傷害保険付き介護費用保証等も堅調。24.3期3Qは業績堅調。 記:2024/02/10
7203 東証プライム
3,603
5/2 12:59
-2(-0.06%)
時価総額 58,782,898百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7267 東証プライム
1,785
5/2 12:59
-2.5(-0.14%)
時価総額 9,700,199百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
8015 東証プライム
10,065
5/2 12:59
+277(2.83%)
時価総額 3,563,584百万円
トヨタ系の総合商社。自動車関連やアフリカビジネスに強み。24.3期3Q累計は金属が市況軟化で振るわず。だが自動車生産回復で自動車部品の取扱拡大。海外自動車販売も好調で増収増益に。通期最高純益・増配を計画。 記:2024/02/09
8031 東証プライム
7,726
5/2 12:59
+168(2.22%)
時価総額 12,303,400百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。ペルーの鉱山機械販売・サービス会社コマツ・マイニング・コープ・ペルーの株式を取得。エネルギーと金属資源セグメントが伸び悩み、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
35,080
5/2 12:59
+140(0.4%)
時価総額 16,544,886百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,727
5/2 12:59
+93(2.56%)
時価総額 16,072,620百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9104 東証プライム
4,644
5/2 12:59
-85(-1.8%)
時価総額 1,681,179百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9107 東証プライム
2,129
5/2 12:59
-2(-0.09%)
時価総額 1,521,656百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
9433 東証プライム
4,419
5/2 12:59
+16(0.36%)
時価総額 10,182,171百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,950
5/2 12:59
-240(-0.58%)
時価総額 13,031,150百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,785
5/2 12:59
-4(-0.05%)
時価総額 13,413,197百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10