マーケット
10/9 15:15
39,277.96
+340.42
42,512.00
+431.63
暗号資産
FISCO BTC Index
10/10 12:30:54
9,101,086
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

連休明けの米国市場の動向待ち、日経平均は反落も想定内の動き【クロージング】

2022/5/31 16:02 FISCO
*16:02JST 連休明けの米国市場の動向待ち、日経平均は反落も想定内の動き【クロージング】 31日の日経平均は3営業日ぶりに小幅反落。89.63円安の27279.80円(出来高概算22億8000万株)で取引を終えた。急ピッチの上昇に対する警戒感や追加の対ロ経済制裁に伴うコストプッシュインフレへの懸念から売り先行スタート。取引開始後に一時27250.70まで値を下げる場面があった。ただ、中国・上海市がロックダウンを6月1日から事実上解除すると発表。世界景気の減速やサプライチェーンの混乱などへの懸念が和らぎ、売りが一巡した後は27400円を挟んだ水準での底堅い展開が続いた。ただし、MSCIのリバランスに伴う需給のほか、連休明けの米国市場の動向が気がかりとあって、引けにかけては日中の下限レベルで推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1200に迫り、全体の6割超を占めた。セクターでは、鉱業、保険、石油石炭、鉄鋼など6業種が上昇。一方、海運、不動産、空運、電気ガス、その他製品など27業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、富士フイルム<4901>、ソフトバンクG<9984>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、京セラ<6971>が軟化した。 欧州連合(EU)は30日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、ロシア産原油を対象とする初の輸入制限措置を発動すると明らかにしたため、原油先物市況が上昇。資源高によるインフレへの警戒感が相場の重しになった。米金融当局も積極的な金融引き締めが続くのではないかとの思惑から時間外取引での米長期金利が上昇したことで、半導体関連などグロース株売りにつながったようだ。一方、中国国家統計局などが31日発表した5月の購買担当者景気指数(PMI)で、製造業と非製造業はともに前月と比べ上昇し、市場予想も上回ったことから、中国景気の減速に対する不安感が後退し、投資マインドの改善に寄与した。また、原油高を背景に石油資源関連株にも物色の矛先が向かった。 日経平均は下落したが、5日線を上回る水準にあるほか、リスク要因の一つとなっていた中国経済も底打ちの兆しがみられ、「徐々に地合いが改善しつつある」との指摘が聞かれ、先行き期待感が広がりつつある。ただ、対ロ経済制裁の強化による資源価格の上昇を背景にしたインフレ高進への不安感、秋以降の米国での大幅な利上げやそれに伴う景気減速への懸念など不確定要素も多く、外部要因に左右される状況に変化はない。このため、今後もファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の動向を確認しながらの展開が続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4543 東証プライム
2,931.5
10/9 15:00
+31(%)
時価総額 4,369,978百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
3,784
10/9 15:00
+77(%)
時価総額 4,706,831百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6762 東証プライム
1,915
10/9 15:00
-5.5(%)
時価総額 3,722,492百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
7,639
10/9 15:00
+269(%)
時価総額 5,852,765百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,120
10/9 15:00
+1(%)
時価総額 4,159,334百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,704.5
10/9 15:00
+8(%)
時価総額 2,574,603百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,781
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 11,016,285百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,696
10/9 15:00
+115(%)
時価総額 14,982,808百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17