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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところ

2020/8/4 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところ 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところ ■NTTドコモ、1Q営業利益0.7%増 2805億円、通期計画は観測上回る ■前場の注目材料:7&iHD、2兆円買収、米コンビニ3位飲み込む ■買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところ 4日の日本株市場は、米株高の流れを受けて堅調な展開が見込まれそうだ。3日の米国市場ではNYダウが236ドル高となり、ナスダックは157ポイント高で高値を更新してきた。政府の2兆ドル規模の追加財政策がいずれ成立するとの期待のほか、7月ISM製造業景況指数が予想以上の改善を示したほか、ハイテク株が引き続き牽引し、上げ幅を拡大する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比295円高の22385円。円相場は1ドル106円台と円安に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行の展開になりそうだ。昨日の日経平均は200日線を回復し5日線に接近。本日は5日線を突破し25日線を意識してくることになり、22000円割れの水準では買いといったセンチメントに向かわせることになろう。もっとも、25日線レベルでは強弱感が対立しやすい面もあり、買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところではある。 また、マザーズ指数は昨日3.8%の上昇となり、これまで上値を抑えられている25日線レベルを再び捉えてきている。7月のもち合いレンジの上限レベルでもあり、これをクリアし1000ポイントを回復してくるようだと、個人のセンチメントも改善してくることになりそうだ。決算発表が本格化する中で積極的な売買は手控えられることになりそうだが、良好な決算銘柄においては短期筋の値幅取り狙いに商いが活発化しやすいと考えられる。 一方で、米ハイテク株は上昇する銘柄が目立ってはいるが、朝方に上昇した後はこう着が続いていた。日本においてもアドバンテスト<6857>の明確な底入れを確認したいところであるほか、足元で東エレク<8035>もこう着が続いている。ソフトバンクG<9984>が自社株買いという需給要因で強含みの展開が継続しているが、値がさハイテク株の鈍さが意識されているようだと、足元のレンジ相場からの突破は厳しいところでもあるだろう。 本日も上昇が見込まれる中で日銀のETF買い入れは期待しづらいところ。一方で25日線レベルに接近する局面においては、先物主導によるショートカバーを誘う流れが意識されてくる。また、レバETFの調整買いなども意識されやすいとみられる。 ■NTTドコモ、1Q営業利益0.7%増 2805億円、通期計画は観測上回る NTTドコモ<9437>が発表した第1四半期決算は、売上高は前年同期比5.3%減の1兆981億円、営業利益が同0.7%増の2805.36億円だった。コンセンサス(2450億円程度)を下回った。未定としていた2021年3月期の営業利益は前期比3%増の8800億円を見込む。観測報道では87001億円と伝えられており、これを上回る計画となる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22195.38、+485.38) ・NYダウは上昇(26664.40、+236.08) ・ナスダック総合指数は上昇(10902.80、+157.52) ・シカゴ日経225先物は上昇(22385、大阪比+295) ・1ドル105円90-00銭 ・SOX指数は上昇(2177.27、+40.86) ・VIX指数は低下(24.28、-0.18) ・米原油先物は上昇(41.01、+0.74) ・日銀のETF購入 ・米景気刺激策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・7&iHD<3382>2兆円買収、米コンビニ3位飲み込む ・島津製作所<7701>堀場製作所と提携、計測機器を共同開発 ・王子HD<3861>木質由来の医薬品を事業化、子会社設立 ・ZHD<4689>LINEと経営統合半年遅れ ・日産自<7201>eパワー、静かさ追求、「キックス」受注好調 ・クボタ<6326>災害復旧用排水ポンプ車の今期受注6倍、豪雨頻発で自治体が備え ・THK<6481>検温ロボ受注開始、AI顔認証機能搭載 ・コニカミノルタ<4902>抗菌事業を強化、オフィス丸ごとコーティング ・武田薬<4502>「ペボネジスタット」、FDAが骨髄異形成症候群の画期的治療薬に 指定 ・エーザイ<4523>「レンビマ」、胸腺がんを適応症として追加申請 ・大日本住友製薬<4506>イメグリミンの国内承認を申請 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 7月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.1%、6月:+ 0.2%) ・08:50 7月マネタリーベース(6月:前年比+6.0%) <海外> ・10:30 豪・6月貿易収支(予想:+88.00億豪ドル、5月:+80.25億豪ドル) ・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:+2.4%、5月:+16.9%) 《ST》
関連銘柄 15件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4689 東証プライム
415
11/22 15:30
-3.4(%)
時価総額 2,967,084百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
4902 東証プライム
685.8
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 344,727百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6481 東証プライム
3,590
11/22 15:30
+115(%)
時価総額 466,187百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7701 東証プライム
4,269
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 1,263,923百万円
クロマト分析システムなどの計測機器事業が主力。1875年創業。医用機器、産業機器、航空機器等も。産業用ターボ分子ポンプで世界シェアトップクラス。京都府京都市に本社。リカーリングビジネスの拡大等に注力。 記:2024/10/08
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17