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前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後のこう着がコンセンサス

2020/8/3 8:51 FISCO
*08:51JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後のこう着がコンセンサス 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後のこう着がコンセンサス ■武田、1Q営業利益270.4%増 1672億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:三井E&S、常石と資本提携へ、造船事業で韓中に対抗 ■買い一巡後のこう着がコンセンサス 3日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、こう着感が強まりそうである。7月31日の米国市場は上昇し、NYダウは114ドル高、ナスダックは157ポイント高だった。新型コロナウイルスの感染拡大で景気や労働市場の回復が停滞し、失業保険補助策も失効する中、追加財政策を巡る交渉が難航しており、合意のめどがたたないことへの失望感から、寄り付き後に下落した。しかし、7月シカゴ購買部協会景気指数が予想外の改善を示したほか、好決算を受けた主要ハイテク株の上昇が下支えとなり引けにかけては大きく上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の21920円。円相場は1ドル105円70銭台で推移している。 シカゴ先物にさや寄せする格好から買いが先行することになりそうだ。ただし、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすいだろう。アップルが10%を超える上昇となり、NYダウを押し上げた他は新型コロナウイルス感染症の拡大や米中対立への懸念が重荷となっており、アップルの上昇は先週末にある程度織り込まれていることもあって、反応は限られる可能性もありそうだ。 また、先週は主要企業の決算が波乱の展開につながったが、特にアドバンテスト<6857>の今期3割減益見通しによってセンチメントは悪化した。今週も1300社超の決算を控えていることもあり、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすいだろう。そのため、物色は中小型株での良好な決算を発表した企業の一角にとどまり、且つ、日替わり的な売買に向かわせやすいと考えられる。とはいえ、マザーズ指数は7月前半の安値水準まで調整してきており、いったんは自律反発が意識されるものの、950ポイントを割り込んでくるようだと一気に利益確定の流れが強まる可能性は意識しておきたい。 そのほか、本日は反発が見込まれるため、日銀のETF買い入れは期待しづらいところである。一方で、先週は先物主導での売り仕掛け的な売買が目立ち始めてきている。ETF買い入れによる需給を吸収しての調整意識からリスクムードを窺わせていた。日経平均は200日線を割り込み、6月半ばに付けた安値水準まで下げてきている。いったんはダブルボトム形成が意識されるものの、200日線に上値を抑えられるようだと、戻り待ちの売り圧力が強まる展開を意識しておく必要がありそうだ。 ■武田、1Q営業利益270.4%増 1672億円、コンセンサス上回る 武田<4502>が発表した第1四半期業績は、売上高が前年同期比5.6%減の8018.50億円、営業利益が同270.4%増の1672.85億円だった。営業利益はコンセンサス(1300億円)を上回った。あわせて2021年3月期の業績予想の修正を発表。営業利益は従来予想(3.5倍の3550億円)から3.9倍の3950億円に上方修正した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26428.32、+114.67) ・ナスダック総合指数は上昇(10745.28、+157.46) ・シカゴ日経225先物は上昇(21920、大阪比+160) ・1ドル105円70-80銭 ・VIX指数は低下(24.46、-0.30) ・米原油先物は上昇(40.27、+0.35) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・米景気刺激策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・三井E&S<7003>常石と資本提携へ、造船事業で韓中に対抗 ・東芝<6502>経営陣に軍配、株価回復基調、ファンド提案は否決 ・東ソー<4042>遺伝子検査試薬の製販承認取得 ・日ペHD<4612>国内全社員にPCR検査 ・住友ベークライト<4203>川澄化学にTOB ・トナミHD<9070>新生倉庫運輸を連結子会社化 ・トヨタ<7203>トヨタG7社の通期見通し、6社が営業黒字、回復傾向鮮明に ・トヨタ<7203>ブルーイーネクサスに出資、電動化対応商品を拡充 ・TSテック<7313>英撤退、ホンダ工場閉鎖響く ・横河電機<6841>バイオ事業でスイスに拠点 ・日本精工<6471>油膜厚、実際の軸受で計測、電気使う新手法実用化へ ・東レ<3402>耐久・撥水性の新衣料素材、来年度に本格販売 ・カネカ<4118>結晶シリコン太陽電池、トヨタEVが採用 ・AGC<5201>欧米の工場統廃合検討、コロナでガラス需要低迷 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期GDP2次速報改定値(前期比年率予想:-2.8%、2次速報:-2.2%) <海外> ・10:45 中・7月財新製造業PMI(予想:51.2、6月:51.2) 《ST》
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総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
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総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
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4203 東証プライム
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時価総額 342,685百万円
1932年設立のプラスチック製品メーカー。半導体関連材料、高機能プラスチックなどの製造・販売を行う。半導体封止材で世界トップシェア。半導体関連材料では封止材のグローバル供給体制の強化、拡販に取り組む。 記:2024/10/09
4502 東証プライム
4,103
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国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
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時価総額 2,402,514百万円
1881年創業の塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。ブランド力などが強み。日本では製品値上げの浸透が進む。塗料周辺事業の強化などに取り組む。 記:2024/10/24
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時価総額 1,004,985百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6471 東証プライム
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独立系ベアリングメーカー。1916年設立。ベアリングで国内トップシェア、世界シェアは3位。産業機械事業、自動車事業が柱。配当性向は30~50%目標。25.3期は産業機械事業における拡販などを見込む。 記:2024/07/26
6502 東証プライム
4,590
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時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
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時価総額 903,386百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
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時価総額 6,290,018百万円
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7003 東証プライム
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時価総額 164,237百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,607
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 41,177,531百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7313 東証プライム
1,657
11/28 15:30
+2(%)
時価総額 225,352百万円
ホンダ系自動車部品メーカー。四輪車・二輪車用シートなどの自動車内装品が主力。二輪車用シートは国内トップシェア。水上バイク、医療用チェア等も手掛ける。新事業の拡大、主要客先シェアの向上などに取り組む。 記:2024/08/20
9070 東証プライム
5,610
11/28 15:30
+20(%)
時価総額 54,759百万円
トナミ運輸を中核とする持株会社。富山県高岡市に本社。パンサーマークで知名度。物流関連事業を主力に、情報処理事業や損害保険代理業、自動車修理業等も手掛ける。中期経営計画では27.3期営業利益95億円目標。 記:2024/07/08