マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/5 18:17:48
9,261,604
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

国内株式市場見通し:日経平均は下値模索の展開か(訂正)

2020/8/1 18:13 FISCO
*18:13JST 国内株式市場見通し:日経平均は下値模索の展開か(訂正) 下記のとおり修正します。 (誤)■ソニーの決算、ユニクロ月次に注目 (正)■ソニー、トヨタなどの決算に注目 ■円高と感染増受け日経平均は22000円割れ 今週の日経平均は3週間ぶりに下落し1カ月ぶりに22000円を割り込んだ。企業決算が期待に届かなかったハイテク株を中心に売りが出てNYダウは23日と24日に揃って大幅続落した。連休明け27日の東京市場は、米インテルの株価急落がネガティブ視された半導体関連に売りが先行し、日経平均は朝方に一時322.04円安まで下げる場面があった。ただ、日銀のETF(上場投資信託)買いが支えとなって大引けにかけては下げ幅を縮小した。新型コロナウイルスのワクチン開発進展や政府の追加経済対策への期待が高まった27日のNYダウが3日ぶりに反発した流れを受けて、28日の日経平均は小幅高で寄り付いたが、後場に入ると、東京都の新型コロナ新規感染者数が270人程度と伝えられマイナス圏に沈んだ。28日のNYダウは、追加経済対策の議会合意を巡る不透明感が台頭するなどして反落。FOMC(米連邦公開市場委員会)開催を受けて大規模な金融緩和が維持されるとの見方から、為替相場が一時1ドル=104円台まで円高に振れると、29日の日経平均は一段安で始まり、後場は下げ幅を広げ4日続落となった。パウエルFRB議長の追加緩和示唆の記者会見を好感して29日のNYダウは反発。これを受けて30日の日経平均も反発で始まったものの、ドル安・円高などから朝高後は失速し、後場に入ると東京都の新型コロナ新規感染者数が過去最多を更新し、都が飲食店などの夜間時短営業の要請を検討と伝えられると大引けにかけてじり安となった。米4-6月期のGDP(国内総生産)速報値が過去最大の落ち込みとなったことなどを受けて30日のNYダウは225.92ドル安と反落。このNY株安と円高を受けた31日の日経平均は朝方の安寄りから下げ幅を転げ、前場で6月29日以来となる22000円割れを見た。後場も東京都で初の400人超えとなる感染者増が懸念されてじり安となり、大引の日経平均は629.23円安の21710.00円とこの日の安値引けで、今年初の6日続落をみた。7月月間の日経平均は4か月ぶりのマイナスとなった。 ■短期リバウンドも感染者数と企業業績を注視 来週の日経平均は、戻りの重さが意識されて引き続き軟調な中、下値を探る展開となりそうだ。日経平均は今週31日にかけて今年初の6日続落となったが、この間の下げ幅は1170円強に達した。値幅および日柄的にはリバウンドを試すタイミングながら、東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が連日の過去最高を更新し、東京都では酒類を提供する飲食店などに午後10時までの営業時短の再要請に踏み切っており、景況感に対する警戒感も強まっている。関西・中京圏などでの感染者増加も第2波として意識され始めたことで、東京市場はリスクオフの流れに傾いている。加えて、FOMC(米連邦公開市場委員会)をきっかけに為替が一時1ドル=104円台に突入する円高傾向となっていることや、東京ガス<9531>やJR東日本<9020>などディフェンシブ性を持つ公益株が決算発表を受けて急落するケースが目立っていることも地合いを悪化させている。企業業績も赤字転落、大幅減益などが相次いでいる。従来は日経平均が崩れそうになるとNYダウおよびナスダック総合指数の上昇が救うパターンとなっていたが、この構図に陰りが見え始めている。週末7日の日本時間21時30分に重要経済指標である米7月雇用統計の発表を控え、翌週10日は「山の日」の祝日で東京市場は3連休に入ることから、週後半は手控えムードが強まることも想定される。なお、東京証券取引所がまとめた7月第4週(20日─22日)の2市場投資部門別売買状況によると、海外投資家は現物株で709億円の買い越し(前週は417億円の売り越し)に転じた一方、先物では5月第2週以来の10週ぶりに売り越しに転じた。この現物買い越し・先物売り越しの動きは、日経平均など指数調整の要因の一つとみられると同時に、海外資金も個別株物色に傾斜した動きとして捉えられる。 ■ソニー、トヨタなどの決算に注目 物色的には引き続き決算発表が手掛かり材料となる。米国の企業決算は概ねピークは通過した。一方、国内では佳境に入り、3日にNTTドコモ<9437>、JAL<9201>、4日にソニー<6758>、5日にホンダ<7267>、6日にトヨタ<7203>、任天堂<7974>、メルカリ<4385>、7日にSMC<6273>などが控えている。なかでも、ソニーは4日大引け後に発表し、同日16時からインターネット配信による説明会が開催される。トヨタ、任天堂とともに、その決算内容が全体相場にも影響を与えそうだ。 ■米雇用統計、米ISM製造業景況指数、中国7月貿易収支 来週の主な国内経済関連スケジュールは、3日に7月自動車販売台数、1-3月期のGDP2次速報改定値、4日に7月東京都区部消費者物価指数(CPI)、7月マネタリーベース、7月国内ユニクロ売上高速報、5日に新型コロナウイルス有識者会議、7日に6月家計調査、6月毎月勤労統計調査、6月景気動向指数がそれぞれ予定されている。一方、米国など海外主要スケジュールでは、3日に米7月ISM製造業景況指数、米7月製造業購買担当者景気指数(PMI) 改定値、米6月建設支出、4日に米6月製造業新規受注、5日に米7月ADP雇用統計、米6月貿易収支、米7月ISM非製造業景況指数、6日に米週間新規失業保険申請件数、7日に米7月雇用統計、中国7月貿易収支、米6月消費者信用残高が予定されている。 《FA》
関連銘柄 10件
4385 東証プライム
2,589.5
10/4 15:00
+130.5(%)
時価総額 416,575百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
6273 東証プライム
66,210
10/4 15:00
+1,670(%)
時価総額 4,460,501百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6758 東証プライム
2,767
10/4 15:00
-13(%)
時価総額 17,274,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,568.5
10/4 15:00
+4(%)
時価総額 8,523,676百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7974 東証プライム
7,743
10/4 15:00
-22(%)
時価総額 10,055,757百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9020 東証プライム
2,905.5
10/4 15:00
+41.5(%)
時価総額 3,296,034百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9201 東証プライム
2,456.5
10/4 15:00
+26(%)
時価総額 1,073,844百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03
9531 東証プライム
3,377
10/4 15:00
+24(%)
時価総額 1,468,573百万円
国内最大手の都市ガス会社。電力小売、資源開発等の海外事業、新宿パークタワーの賃貸等も。都市ガスの顧客件数は878万件超。不動産は新豊洲で大規模開発に着手。26.3期セグメント利益1500億円目指す。 記:2024/06/09