マーケット
12/20 15:15
38,701.90
-111.68
42,342.24
+15.37
暗号資産
FISCO BTC Index
12/23 12:17:02
14,965,856
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

個人主体の中小型株物色は活発化しやすい【クロージング】

2019/5/29 16:13 FISCO
*16:13JST 個人主体の中小型株物色は活発化しやすい【クロージング】 29日の日経平均は大幅に下落。256.77円安の21003.37円(出来高概算13億2000万株)で取引を終えた。米中貿易戦争が長期化するとの見方から、連休明けの米国市場ではNYダウが237ドル安と大きく下げた影響から、日経平均も売り先行の相場展開となった。200円を超える下落で始まった日経平均は、その後一時20884.61円まで下げ幅を広げる局面もみられた。ただし、5月半ばにつけた安値である20750円処は割り込まず、その後は日銀にETF買い入れ観測から引けにかけては下げ渋る格好となり、大引けでは21000円をキープした。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは電力ガス、精密機器、食料品、パルプ紙、小売、不動産が軟調。一方で、石油石炭、ゴム製品の2セクターが上昇している。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、テルモ<4543>、東エレク<8035>、京セラ<6971>、資生堂<4911>が重石となった。 日経平均は再びザラ場で21000円を割り込んでいるが、その後は買い戻し等から下げ幅を縮める格好となっている。心理的には21000円処での底堅さが意識されてくるだろうが、外部環境の不透明要因から明確なリバウンドに向かうことは考えづらいであろう。テクニカル面では一目均衡表の雲下限での踏ん張りがみられていたが、本日の下げで雲を下放れる形状になっている。一方で雲下限は切上がりを見せてきているため、早い段階でのリバウンドを見せられないと、チャート上でも調整が長期化することが警戒される。 また、為替市場の動きも神経質にさせている。ドル円は1ドル109円10銭台、ユーロ円は1ユーロ122円台を割り込んできている。輸出企業などへは円高への警戒から先行きの業績に対する不透明感が高まりやすいだろう。短期的なリターン・リバーサルの動きはあるだろうが、全体としては内需志向が続きやすい。 なお、先行き不透明感が根強い中で主力処は手掛けづらいだろうが、日経平均の底堅さが意識されている局面では、個人主体の中小型株物色は活発化しやすい。短期視点であるため直近IPOやバイオ株など資金が集中しやすい銘柄に絞られようが、来月下旬には昨年12月安値による信用期日を迎える。次第に需給整理一巡との見方から、信用取組み妙味がある銘柄などへは思惑的な資金も向かいやすいだろう。 《CN》
関連銘柄 6件
4543 東証プライム
3,027
12/20 15:30
-19(%)
時価総額 4,512,340百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,710.5
12/20 15:30
-52.5(%)
時価総額 1,084,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6971 東証プライム
1,521
12/20 15:30
+4.5(%)
時価総額 2,297,431百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
23,300
12/20 15:30
-150(%)
時価総額 10,989,049百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
52,770
12/20 15:30
+50(%)
時価総額 16,792,522百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25