マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/15 3:26:48
9,837,677
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は4日続落、人民元基準値「7元」目前で神経質な展開に

2019/8/7 12:17 FISCO
*12:17JST 日経平均は4日続落、人民元基準値「7元」目前で神経質な展開に  日経平均は4日続落。167.75円安の20417.56円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。  6日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反発し、311ドル高となった。中国人民銀行(中央銀行)がこの日の人民元基準値を市場予想より元高水準に設定し、為替操作を否定。またクドロー米国家経済会議(NEC)議長が中国の9月訪米をなお想定しているなどと発言し、米中対立への懸念が和らいだ。ただ、円相場は1ドル=106円台前半と強含みで推移しており、本日の日経平均はやや売りが先行して37円安からスタート。朝方は本日の人民元基準値を見極めたいとの思惑が強く、20500円を挟んだもみ合いとなった。人民元基準値が対ドルで6.9996元と前日より大幅な元安水準に決まると、節目とされる7元台への切り下げも視野に入ってきたとの見方から日経平均は下げ幅を広げた。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割ほど、対して値上がり銘柄は3割強となっている。  個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>などがさえない。半導体関連のアドバンテス<6857>や電子部品の太陽誘電<6976>は売りがかさみ、5%前後の下落となった。SUMCO<3436>は第3四半期の業績悪化見通しが嫌気されて10%を超える下落。その他決算発表銘柄ではタカラトミー<7867>などが急落し、山田コンサル<4792>は東証1部下落率トップとなった。一方、ソニー<6758>が堅調で、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>は小じっかり。決算発表銘柄ではルネサス<6723>やスクエニHD<9684>が買いを集めており、JVCKW<6632>は東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、金属製品、水産・農林業、海運業などが下落率上位。反面、不動産業、その他金融業、電気・ガス業などが上昇率上位だった。  前日の日経平均は安値(20110.76円)から474円ほど戻して取引を終えた。午後に入り、円相場がストップロス(損失限定)の円売り・ドル買いを巻き込み、一時1ドル=107円近辺まで急反落したことなどが支援材料になったとみられる。また、日経レバETF<1570>が今年一番の大商いとなり、節目の2万円接近による個人投資家の押し目買いが活発だったことが窺える。とはいえ、個人投資家も依然として米中対立の行方などを懸念しており、短期的な自律反発に期待した買いが中心だったようだ。資金の足は速く、早々に利益確保の売りが出ているもようだ。  中国の人民元基準値は節目の7元手前まで切り下げられ、明日以降の動向や米国の反応を見極めたいとの思惑が強まるだろう。9月には米国による対中制裁関税「第4弾」の発動と、次回の閣僚級協議が予定されており、米中の鞘当てが一段と激しさを増す可能性が高い。当面は米中の動向を睨み神経質な相場展開が続くとみられ、後場の日経平均も買い手控えムードから軟調に推移しそうだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 14件
3436 東証プライム
1,561.5
10/11 15:00
-10.5(%)
時価総額 546,798百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
2,183
10/11 15:00
-19(%)
時価総額 43,433百万円
経営コンサルティング会社。経営コンサルティングやM&Aアドバイザリー、事業再生等のサービスを提供する。事業再生や事業継承に強みを持つ。今期3Q累計はコンサルティングやM&Aアドバイザリー等が堅調だった。 記:2024/04/15
6632 東証プライム
1,279
10/11 15:00
-11(%)
時価総額 209,756百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
2,101
10/11 15:00
+0.5(%)
時価総額 4,110,455百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,815
10/11 15:00
-11(%)
時価総額 17,574,321百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
7,798
10/11 15:00
+260(%)
時価総額 5,974,586百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6976 東証プライム
2,870
10/11 15:00
-47.5(%)
時価総額 373,726百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,562
10/11 15:00
-19(%)
時価総額 41,798,997百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7867 東証プライム
4,058
10/11 15:00
+48(%)
時価総額 385,473百万円
玩具大手。「プラレール」や「トミカ」、「リカちゃん」などブランド力強固。国内堅調。トミカはドリームトミカシリーズなどが好調。アメリカズや欧州は損益改善。増収効果などにより、24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/04/13
7974 東証プライム
7,878
10/11 15:00
-35(%)
時価総額 10,231,080百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,620
10/11 15:00
+105(%)
時価総額 12,083,237百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
5,816
10/11 15:00
-65(%)
時価総額 712,646百万円
スクウェア・エニックス、タイトーなどを傘下に収める持株会社。ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストなどRPGで存在感。配当性向30%が基本方針。開発体制の整備、新作タイトルのデジタル販売強化等に注力。 記:2024/07/05
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17