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原油相場反発で資源関連への物色に向かわせる【クロージング】

2020/4/23 16:20 FISCO
*16:20JST 原油相場反発で資源関連への物色に向かわせる【クロージング】 23日の日経平均は反発。291.49円高の19429.44円(出来高概算11億7000万株)で取引を終えた。米国政府の中小企業追加救済策は、明日にも下院で採決され成立する見通しとなったほか、原油価格の反発を受けた米国株高の流れを引き継ぐ格好から反発して始まった。前場半ばに19300円を回復した後は、こう着感が強まっていたが、大引けにかけて強含む展開となり、本日の高値で取引を終えた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1800を超えており、全体の8割強を占めている。セクターでは、医薬品を除く32業種が上昇しており、鉱業、海運、非鉄金属、ガラス土石、金属製品、パルプ紙、繊維、鉄鋼が強い。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ファミリーマート<8028>、信越化<4063>、オリンパス<7733>、TDK<6762>が堅調。一方で、エーザイ<4523>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>が冴えない。 日経平均は日中200円程度の狭いレンジではあったが、大引けにかけて強含む格好となり、テクニカル面では25日線を支持線としつつ、5日線に接近する格好となった。もち合いレンジ内での推移ではあるが、原油相場が上昇して推移していたこともあり、資源関連への物色に向かわせていた。 昨日同様、ファーストリテが後場に入りプラス圏を回復するなど、インデックスに絡んだ売買が断続的に入っていたとみられる。また、小型株指数の強さが目立っており、流動性が低く値幅が出やすい銘柄への資金流入によって押し上げた面もありそうだ。その他、マザーズ指数は3%を超える上昇となっており、利食いの流れが継続している銘柄もあるものの、個人主体の中小型株物色についても根強い。 明日は週末要因で手掛けづらそうであるが、原油相場の上昇が続き、米国市場へ波及してくるようだと、レンジ上限を意識したトレンド形成が期待されてくるだろう。足元では決算シーズンを前に業績修正の動きが増えているが、下方修正ながらもアク抜け的な動きをみせてきており、センチメントは悪くないだろう。 《CN》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
5,192
12/25 15:30
+15(%)
時価総額 10,392,785百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4523 東証プライム
4,277
12/25 15:30
+19(%)
時価総額 1,268,417百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6762 東証プライム
2,003
12/25 15:30
+9.5(%)
時価総額 3,893,552百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
8,985
12/25 15:30
+50(%)
時価総額 6,883,777百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,034
12/25 15:30
+3(%)
時価総額 4,015,520百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,360.5
12/25 15:30
-15(%)
時価総額 2,779,961百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」などが北米で伸長。 記:2024/11/16
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
23,700
12/25 15:30
+60(%)
時価総額 11,177,702百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,921
12/25 15:30
+112(%)
時価総額 13,113,825百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27