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前場に注目すべき3つのポイント~アップルは1.8%程度の下げにとどまり、いったんは自律反発

2020/2/19 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~アップルは1.8%程度の下げにとどまり、いったんは自律反発 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:アップルは1.8%程度の下げにとどまり、いったんは自律反発 ■前場の注目材料:トレンド、19/12期営業利益5.2%増、今期微増を見込む ■日揮HD、環境ビジネスを成長の柱に、30年売上高1000億円目指す ■アップルは1.8%程度の下げにとどまり、いったんは自律反発 19日の日本株市場は、前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されるが、全体としては、こう着感の強い相場展開になりそうだ。祝日明けの米国市場は、NYダウが165ドル安だった。アップルが1-3月期の業績予想を達成できないとの見通しを表明したことが嫌気され他、長期金利の低下も嫌気され、銀行やテクノロジー株を中心に弱含みとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の23190円。円相場は1ドル109円80銭台で推移している。 売上高予想を下方修正したアップルは、1.8%安程度の下げでとどまっており、昨日大きく下落していたテクノロジー株へは、いったんは自律反発が意識されやすいところであろう。コロナウイルス感染は急速に拡大し、中国全体に深刻な影響が広がっていることから鑑みれば、予想されていたこととみる向きもあるだろう。 しかし、日経平均は23100円台まで下げており、先物主導で新たなショートポジションの積み上がりも観測されている。トレンドは急速に悪化傾向にある中で、ショートカバーに向かわせるほど楽観的な見方には向かいづらいところでもある。再び23000円を割り込んでくるようだと、来月のメジャーSQに向けた下へのバイアスが強まる可能性も意識されてきやすい水準となる。そのため、自律反発後は次第にこう着感が強まりやすく、戻り待ちの売りも意識されてくる。 これまで相場をけん引してきたグロース株への利益確定の流れが強まってくるようだと、センチメントが悪化しやすく、内需系としても新型肺炎の影響を受け難い銘柄へ物色対象を探る流れとなろう。大きく急落する局面においては、押し目拾いのスタンスとはなろうが、目先的には利食いが出やすい需給状況である。新型肺炎の感染者のピークアウトを待つことになりそうだ。 もっともグロース株は強いトレンドが継続していたこともあり、利食いが出てもおかしくない水準である。株価調整ほど需給面は悪化しづらいとみられる。先物市場の値動きを睨みながら、ショートカバーを誘う動きがみられるかを見極めたいところでもある。 ■トレンド、19/12期営業利益5.2%増、今期微増を見込む トレンド<4704>は19年12月期決算を発表。営業利益は前期比5.2%増の376億円だった。2020年12月期の営業利益は前期比微増の377億円と見込んでいる。国内外で企業向けのクラウドサービスやセキュリティーソフトが伸びて売上高は前期比5%増の1742億円になる見通し。ただサーバーや通信機器などの投資がかさみ、従業員を増やす影響も出るとしている。コンセンサスを若干下回るが、ほぼコンセンサス内。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(9732.74、+1.57) ・1ドル109円80-90銭 ・米原油先物は横ばい(52.05、+0.00) ・米長期金利は下落 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・ホンダ<7267>4輪の体制刷新、営業・生産・開発・購買を一体化 ・オムロン<6645>高齢者の運転を即時評価、近畿大と音声システム開発 ・シャープ<6753>小学校でAI教育プログラム実証授業 ・トーカロ<3433>明石播磨工場に新棟、半導体回復にらみ増産 ・日揮HD<1963>環境ビジネスを成長の柱に、30年売上高1000億円目指す ・不二精機<6400>高知県に金型新工場、納期対応力強化 ・NEC<6701>あす6万人が一斉テレワーク ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1月貿易収支(予想:-1兆6848億円、12月:-1546億円) ・08:50 12月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:-8.9%、11月:+18.0%) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
1963 東証プライム
1,325
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 343,995百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
3433 東証プライム
1,796
11/26 15:30
-32(%)
時価総額 109,915百万円
溶射中心の表面処理メーカー。兵庫県神戸市に本社。溶射市場で国内トップシェア。溶射加工は半導体・FPD向け比率が高い。配当性向50%程度目安。25.3期は増収増益見通し。半導体・FPD向けなどが牽引へ。 記:2024/07/01
4704 東証プライム
8,308
11/26 15:30
+103(%)
時価総額 1,170,614百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
6400 東証スタンダード
243
11/26 15:30
±0(%)
時価総額 2,200百万円
自動車部品用成形品を主力製品とする精密成形品その他事業、射出成形用精密金型及び成形システム事業を展開。ハイサイクル、多数個取りの金型技術が強み。精密金型事業では医療用品分野、食品容器分野の顧客開拓に注力。 記:2024/10/06
6645 東証プライム
4,964
11/26 15:30
+50(%)
時価総額 1,023,800百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
12,465
11/26 15:30
+15(%)
時価総額 3,401,075百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6753 東証プライム
1,009.5
11/26 15:30
-4(%)
時価総額 656,586百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,333
11/26 15:30
-25.5(%)
時価総額 7,038,240百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03