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富士通、ソフトバンクG、アステラス薬など

2020/6/26 16:49 FISCO
<4716> 日本オラクル 12940 +680大幅反発。前日に20年5月期決算を発表、営業利益は689億円で前期比10.5%増益となった。3-5月期は225億円で前年同期比13.1%増益、3四半期連続で2ケタ増となり、市場想定も上回ったもよう。売上は伸び悩んだものの経費の削減が増益に寄与した。21年5月期予想は売上高が前期比0-3%増、EPSは0.6%減-3.4%増と設定されており、中心値は増益見通しとなっており、買い安心感につながった。 <7181> かんぽ生命保険 1448 +55大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価も1490円から1550円に引き上げた。劣後債発行余力も備え十分な資本水準を有すると考え、目先3年間の配当金は76円維持を予想としている。現状の配当利回りは魅力的水準と判断のようだ。また、営業再開時期の不透明性が払拭されるに従い、配当利回りによる株価形成から本業利益に基づく株価形成への回帰も徐々に発現とみている。 <6702> 富士通 13205 +635大幅反発。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価は10000円から17000円にまで引き上げた。長期に亘る非注力分野の構造改革が概ね完了し、テクノロジーソリューション部門を主軸とする新体制が始まっているとの評価。DXビジネス体制強化による中期的な成長が続くと予想する。なお、2月20日の年初来高値を更新していることで、短期資金の関心も集まったようだ。 <9412> スカパーJ 424 -22大幅続落。前日に20年3月期の決算を発表、営業利益は153億円で前期比0.2%減益、従来計画150億円水準での着地となった。一方、21年3月期は120億円で同21.4%減益の見通し。ほぼコロナショック前の水準にまで株価が回復していたことで、2ケタ減益見通しをネガティブ視する動きが優勢。各種スポーツの開幕延期、音楽ライブの中止・延期などから、視聴料関連収入が減少すると想定しているようだ。 <9984> ソフトバンクG 5533 +163大幅反発。発行済み株式数の5.75%に当たる1億1500万株、5000億円を上限とする自社株の実施を発表している。取得期間は6月26日から21年3月31日までとする。3月に公表した「自己株式取得と負債削減のための4.5兆円のプログラムを決定」に基づくもの。5月15日にも5000億円の自社株買い取得を発表しており、取得総額の上限は合計で1兆円となる。 <9717> ジャステック 1334 +147急騰。前日に上半期の決算を発表、営業利益は13.1億円で前年同期比21.8%増益、コロナ禍のなかで従来予想の10.2億円を上回り、一転しての2ケタ増益となっている。通期予想23億円、前期比7.6%増は据え置いているが、高い進捗率から上振れへの期待も高まる形のようだ。素材・建設業、金融・保険業、電力・運輸業に係る開発案件の売上高が増加したもよう。 <9843> ニトリHD 20770 +55一時急落。前日に第1四半期決算を発表、営業益は372億円で前年同期比22.3%増、市場想定は上回り、通期予想は据え置いた。好決算ではあるものの、前日にかけて高値更新基調となっていたため、短期的な出尽くし感につながったようだ。なお、第1四半期は既存店売上高が前年同期比2.0%増収、通販売上は同40.9%増となり、構成比は7.2%から9.7%にまで上昇。株価は後場に入り、プラスに転じた。 <7537> 丸文 554 +80ストップ高。無線給電技術のIPベンダーである米国オシア社と戦略的パートナーシップ契約を締結、空間伝送型ワイヤレス給電技術Cotaのライセンス提供サービスを開始したと前日発表した。Cotaはケーブル接続や充電パッドが不要で、無線技術を用いて同時に複数デバイスへの安全な電力供給ができる特許技術となっている。IoTの急速な普及で、簡単かつ安全な電力供給の仕組みが求められており、業績貢献が期待された。 <4503> アステラス薬 1851.0 +33.0大幅反発。SMBC日興証券では投資判断「1」を継続で、目標株価を1900円から2100円に引き上げた。後期開発品Padcev、Xospataなどが今後の業績を牽引すると予想する。前者のピーク売上高は約4700億円、後者は約1000億円とみているが、これらの価値はまだ完全に株価に織り込まれていないと考えているようだ。これらには現状で競合リスクも見当たらず、株価のダウンサイドリスクも乏しいと指摘。 《US》
関連銘柄 9件
4503 東証プライム
1,528.5
1/15 15:30
+12(%)
時価総額 2,766,070百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。尿路上皮がん治療剤「PADCEV」等が伸長。米国で加齢黄斑変性薬が拡大。 記:2024/11/14
4716 東証スタンダード
14,285
1/15 15:30
+245(%)
時価総額 1,832,751百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
6702 東証プライム
2,689.5
1/15 15:30
+24.5(%)
時価総額 5,570,245百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7181 東証プライム
2,931.5
1/15 15:30
+48.5(%)
時価総額 1,171,703百万円
日本郵政グループの保険会社。1916年に創設された簡易生命保険が前身。総資産は業界最大級。郵便局を通じて保険商品の販売等を行う。個人保険の保有契約件数は1950万件超。商品ラインアップの拡充図る。 記:2024/10/25
7537 東証プライム
1,075
1/15 15:30
+4(%)
時価総額 30,155百万円
独立系エレクトロニクス商社。1844年創業。各種半導体や電子部品のデバイス事業が主力。航空宇宙・防衛機器等のシステム事業、ICTソリューション等も。デバイス事業では高付加価値の新規商材開発などに注力。 記:2024/10/21
881
1/15 15:30
-13(%)
時価総額 262,257百万円
スカパーJSATを中核とする持株会社。衛星通信事業や宇宙関連事業、放送・配信事業、FTTH事業を手掛ける。静止衛星を保有・運用する世界有数の衛星通信事業者。国内衛星通信事業の基盤強化などに取り組む。 記:2024/12/15
9717 東証プライム
1,934
9/10 15:00
-2(%)
時価総額 35,367百万円
独立系ソフトウェア開発会社。金融・保険や製造業、電力・運輸など大企業向けに強み。システム開発の元請け・一括請負に特徴。不採算案件の再発防止図る。NTTデータがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
9843 東証プライム
18,095
1/15 15:30
-10(%)
時価総額 2,070,846百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。自社開発商品比率が高い。島忠を傘下に収める。中国大陸などグローバルチェーン展開の加速などに注力。 記:2024/11/12
9984 東証プライム
9,001
1/15 15:30
-6(%)
時価総額 13,231,425百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27