マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/25 19:58:51
15,183,060
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

29日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、不動産に売り

2023/6/29 16:56 FISCO
*16:56JST 29日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、不動産に売り 29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比7.00ポイント(0.22%)安の3182.38ポイントと続落した。 人民元安の動きが不安視される流れ。足元の外国為替市場で、対米ドルの元安が続いている。国有銀行による買い支え観測を受けて27日には一時元高に振れたものの、翌28日には再びその上昇分を帳消しにする水準まで落ち込んだ。29日も弱含みで推移している。資金流出が警戒される状況だ。また、あす30日に6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)が公表されることも気がかり材料として意識されている。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が相場を支えている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の下げが目立つ。新城控股集団(601155/SH)が4.0%安、金地集団(600383/SH)が3.2%安、信達地産(600657/SH)が2.4%安、華遠地産(600743/SH)が1.9%安、保利地産(600048/SH)が1.6%安で引けた。 消費関連株の一角もさえない。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.2%安、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が3.1%安、百貨店の王府井集団(600859/SH)が2.7%安、乳製品の光明乳業 (600597/SH)が2.6%安、食品の桃李面包(603866/SH)が2.3%安と値を下げた。 発電株も安い。上海電力(600021/SH)が2.5%、大唐国際発電(601991/SH)が2.1%、華電国際電力(600027/SH)が1.3%、華能国際電力(600011/SH)が0.9%ずつ下落する。エネルギー株、運輸株、素材株、金融株なども売られた。 半面、ハイテク関連株は物色される。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)がストップ(10.0%)高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.1%高、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.8%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.6%高で取引を終えた。 軍事関連株も高い。航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が3.0%、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が2.1%、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が1.9%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が1.3%ずつ上昇した。医薬品株、自動車株の一角なども買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.27ポイント(0.10%)高の267.69ポイント、深センB株指数が2.82ポイント(0.25%)高の1133.02ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》