マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,736.57
+440.06
暗号資産
FISCO BTC Index
11/26 11:28:44
14,609,344
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

ODK Research Memo(2):機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業

2024/6/4 16:02 FISCO
*16:02JST ODK Research Memo(2):機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業 ■会社概要 1. 会社概要 ODKソリューションズ<3839>は、機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つ独立系のIT企業である。経営理念に「情報サービス事業を通じて顧客の繁栄・社会の発展に貢献する。」を掲げ、日本初の大学横断型受験ポータルサイト「UCARO(R)」を中核として、大学入試業務関連の教育関連サービス(教育業務)、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする金融関連サービス(証券・ほふり業務)を主力に事業展開し、一般業務(医療関連サービス、カスタマーサポート関連サービス、人材育成サポート関連サービスなど)も育成・強化している。 本社所在地は大阪市中央区で、事業拠点は東京支店(東京都中央区)、五反田オフィス(東京都品川区)に展開している。グループは同社、及び連結子会社の(株)エフプラス、(株)ECS、(株)ポトスの4社で構成されている。エフプラスは金融・教育向けシステムの開発・運用保守等を、ECSは中四国エリアを中心にクラウドソリューションシステム開発支援等を、ポトスは学生向けキャリア形成支援のキャリア体験プラットフォーム「キャリポート」や企業向けのカスタマーサクセスオートメーションツール「pottos(R)(ポトス)」等のカスタマーサクセスソリューション事業を展開している。連結ベースの2024年3月期末時点の資産合計は8,694百万円、純資産は6,055百万円、自己資本比率は69.6%、発行済株式数は8,200,000株(自己株式102,712株含む)、従業員数は202人となっている。 2. 沿革 1963年4月に大阪証券金融(現 日本証券金融<8511>)と大阪証券代行(現 (株)だいこう証券ビジネス)のシステム開発・運用を行うために、これら2社の出資により大阪電子計算株式会社として設立された。1964年9月には、制度金融取引を担ってきた実績や関西圏で数少ない大型汎用機を保有していたことなどから大学入試業務を受託し、さらに1965年4月に証券業務を受託したことで現在の事業基盤が整った。2006年9月に商号を現在の株式会社ODKソリューションズに変更した。 その後はM&A・アライアンスも活用して事業基盤の強化や新規領域への展開を推進している。2009年7月にエフプラスを子会社化、2011年4月に日本システム技術<4323>と協業、2013年6月に学研ホールディングス<9470>と業務・資本提携して筆頭株主が大阪証券金融から学研ホールディングスへ移行した。また、2015年9月に金融分野でSBIビジネス・ソリューションズ(株)(SBIホールディングス<8473>のグループ企業で協業発表時点の社名はSBIトレードウィンテック(株))と協業、2016年8月にファルコホールディングス<4671>と業務・資本提携して医療分野に進出、2016年9月にロボティクスや人工知能(AI)といった先進的技術を持つ(株)リアルグローブと業務・資本提携した。さらに、2021年9月にECSを子会社化、2022年5月にベクトル<6058>と業務提携、2022年7月にクシム<2345>から人材育成サポート事業を譲受、2023年3月にスタートアップ企業の(株)花形に出資して資本・業務提携した。2023年12月には、子会社ポトスがCCCMKホールディングスと若年層のリアルな声を取入れた「マーケティング支援パッケージ」の協業を開始、2024年4月には、メディアアーティストの落合陽一氏(筑波大学図書館情報メディア系准教授・デジタルネイチャー開発研究センターセンター長)らとともにTable Unstable DAO※合同会社を設立した。 ※DAOとは、ブロックチェーン技術であるスマートコントラクトとNFT(Non-Fungible Token)等のトークンをガバナンス手段として活用することで、共通のミッション達成に向けて活動する組織を指す。 株式関係では2007年3月に大阪証券取引所ヘラクレス(後の東証JASDAQ)へ株式上場、2020年3月に東証市場第2部へ市場変更、2020年12月に同市場第1部へ指定、2022年4月の同市場区分再編に伴い東証プライム市場へ移行、2023年10月に東証スタンダード市場へ移行した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《HN》
関連銘柄 8件
2345 東証スタンダード
437
11/25 15:30
-6(%)
時価総額 7,579百万円
ブロックチェーン開発支援等を行うブロックチェーンサービス事業、システムエンジニアリング事業が柱。Zaif、チューリンガムなどを傘下に持つ。Zaifの経営改革は順調。新規パイプライン開拓等に取り組む。 記:2024/10/06
3839 東証スタンダード
565
11/25 15:30
±0(%)
時価総額 4,633百万円
独立系IT企業。大学受験ポータルサイト「UCARO」を中核とする教育業務、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする証券・ほふり業務が主力。27.3期売上85億円目標。既存事業の再構築で収益性向上図る。 記:2024/07/05
4323 東証プライム
1,911
11/25 15:30
-39(%)
時価総額 47,464百万円
独立系IT企業。DX&SI事業が主力。戦略的大学経営システム「GAKUEN」シリーズ等のパッケージ事業、医療ビッグデータ事業等も。NTTコムウェア、ホンダなどが主要取引先。高付加価値ビジネス推進。 記:2024/10/11
4671 東証スタンダード
2,276
11/25 15:30
-4(%)
時価総額 25,218百万円
ファルコバイオシステムズ、アテスト、ファルコファーマシーズ等を傘下に収める持株会社。臨床検査事業、調剤薬局事業が柱。ICT事業等も。ゲノム事業ではNIPTの販路拡大、検査業務の効率化などに取り組む。 記:2024/07/08
6058 東証プライム
939
11/25 15:30
-3(%)
時価総額 44,052百万円
大手PR会社。PR戦略の立案・実行、コンサル等を行う。ダイレクトマーケティング事業、プレスリリース配信事業等も。PR TIMESを傘下に持つ。配当性向30%以上基準。26.2期EBITDA109億円目標。 記:2024/10/29
8473 東証プライム
3,705
11/25 15:30
+143(%)
時価総額 1,121,641百万円
ネット証券で国内トップ。SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、SBI生命保険、SBI損害保険など証券関連、銀行、保険をコアに多様な事業展開。フィンテック、バイオ等に投資も。証券は口座数増。銀行テコ入れへ。 記:2024/08/19
8511 東証プライム
2,082
11/25 15:30
+21(%)
時価総額 183,216百万円
国内唯一の証券金融会社。1950年創業。創業来黒字経営。貸借取引業務、セキュリティ・ファイナンス業務のほか、信託銀行業、不動産賃貸業も。債券レポ・現先取引は取引ニーズ旺盛。株券レポ取引等は残高が高水準。 記:2024/06/25
9470 東証プライム
1,022
11/25 15:30
+11(%)
時価総額 45,615百万円
教室・塾事業や出版コンテンツ事業等の教育分野、高齢者住宅事業や認知症グループホーム事業等の医療福祉分野が柱。市進ホールディングス等を傘下に持つ。高齢者住宅事業は入居率が高水準維持。不採算事業を見直し。 記:2024/10/07