マーケット
11/1 15:15
38,053.67
-1,027.58
42,052.19
+288.73
暗号資産
FISCO BTC Index
11/3 0:40:38
10,618,498
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米ハイテク株安や円高によりリスク回避の動き【クロージング】

2024/11/1 16:01 FISCO
*16:01JST 米ハイテク株安や円高によりリスク回避の動き【クロージング】 1日の日経平均は大幅続落。1027.58円安の38053.67円(出来高概算19億9000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを映して半導体関連株などを中心に値を消したほか、円相場が一時1ドル151円台と円高に振れたことも重荷となり、輸出関連株などにも売りが波及した。さらに、後場に入ると、あすからの三連休を前にした持ち高調整の売りが出たほか、来週の米大統領選などを控え、連休明け後の波乱展開を懸念する向きもあり、日経平均は大引けにかけて下げ幅を広げ、一時37946.66円と心理的な節目の38000円を割り込んだ。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1400を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、ガラス土石を除く32業種が下落。非鉄金属、輸送用機器、電気機器、化学、機械の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、三菱電<6503>、パナHD<6752>、TDK<6762>、富士電機<6504>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>が軟調だった。 前日の米国市場は、メタ・プラットフォームズ(META)やマイクロソフト(MSFT)など大型テック企業の決算が失望感を招き、主要株価指数は下落。SOX指数は4%を超える下落となるなか、東京市場もリスク回避の動きが強まった。また、前日の植田和男日銀総裁の会見で、次回の利上げについて「時間的余裕がある」との表現を使わないと語ったため、早期の利上げ観測が広がり、円高が進んだことも投資マインドを冷やした。さらに、米大統領選が迫っており、連休明けの波乱展開を警戒した短期筋の先物売りも入ったようだ。 国内主要企業の決算発表が本格化しているが、想定していたほど、通期業績予想の上方修正を発表する企業が多くなく、先行きに不安が残りそうだ。また、日米の金融政策の行方も気がかりなど、不透明要素が山積しており、投資マインドが上向きづらくなっているようだ。さらに、米大統領選の結果次第では、今後の景気サイクルや日米株にも大きく影響を及ぼしそうで、目先は軟調な展開を強いられる可能性がありそうだ。 《CS》
関連銘柄 9件
6503 東証プライム
2,726
11/1 15:00
+338.5(%)
時価総額 5,760,589百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6504 東証プライム
8,319
11/1 15:00
+369(%)
時価総額 1,242,002百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
1,343.5
11/1 15:00
+105.5(%)
時価総額 3,297,548百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6762 東証プライム
1,848
11/1 15:00
+5.5(%)
時価総額 3,592,253百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
8,745
11/1 15:00
-403(%)
時価総額 6,699,903百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
19,615
11/1 15:00
-3,860(%)
時価総額 1,849,420百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,485
11/1 15:00
-915(%)
時価総額 10,604,668百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
48,140
11/1 15:00
-1,380(%)
時価総額 15,319,159百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,964
11/1 15:00
-534(%)
時価総額 15,444,560百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17