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前場に注目すべき3つのポイント~中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き~

2024/4/5 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き ■アダストリア、24/2営業利益 56.4%増 180億円、25/2予想 5.5%増 190億円 ■前場の注目材料:富士電機、再生エネ向けパワー半導体モジュール、定格電流8割増 ■中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き 5日の日本株市場は、米株安を受けたギャップダウンから不安定な相場展開になりそうだ。4日の米国市場は、NYダウが530ドル安、ナスダックは228ポイント安だった。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、インフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性に言及した。また、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で、ガザ支援職員の死亡を受けイスラエルを非難、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化が警戒された。シカゴ日経225先物は大阪比700円安の39120円。円相場は1ドル151円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、インデックスに絡んだ売りが集中しやすく、ギャップダウンから始まることになりそうだ。米国では半導体株の弱さが目立っていることもあり、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均株価の重荷になりそうだ。昨日の日経平均株価は一時40200円を回復し、その後は上げ幅を縮めたものの、25日線水準での底堅さがみられた。本日は昨日のリバウンド部分を帳消しにし、3日に付けた安値を下回ってくるため、持ち高調整の売りも強まりそうだ。 日経平均株価のボリンジャーバンドの-1σは39145円に位置しており、同水準で下げ止まるようなら、押し目狙いの買いが意識されてくる可能性はあるだろう。ただし、米雇用統計の発表を控えていることから、リバウンド機運は強まりづらい。また、地政学リスクの高まりは先行きを見極めづらくさせる。そのため、リスク回避姿勢のなかで、内需系の銘柄に資金が向かいやすくなりそうである。 日経平均株価が-1σを下回ってくるようだと、短期的に売りを仕掛けてくる流れになりやすいだろう。まずは売り一巡後の底堅さを見極め、押し目狙いのタイミングも見定めたいところだ。インデックスに振らされにくい中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きのほか、超低位銘柄での割り切りスタンスでのトレードが中心になろう。 ■アダストリア、24/2営業利益 56.4%増 180億円、25/2予想 5.5%増 190億円 アダストリア<2685>が発表した2024年2月期業績は、売上高が前期比13.6%増の2755.96億円、営業利益は同56.4%増の180.15億円だった。EC専業子会社のBUZZWITが前第2四半期から子供服ECのオープンアンドナチュラルを連結子会社化したことも寄与し、EC売上高は前期比10.1%増となった。海外売上高(円換算)について、コロナ禍からの回復や新規出店などの寄与により、前期比で中国大陸が73.7%、香港は26.0%、台湾は46.4%の増収となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(39773.14、+321.29) ・米原油先物は上昇(86.59、+1.16) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化観測 ・富士電機<6504>再生エネ向けパワー半導体モジュール、定格電流8割増 ・コニカミノルタ<4902>2400人削減、構造改革で持続的成長へ ・JR東海<9022>リニア「山梨県駅」31年工事完了見通し ・UBE<4208>廃漁網再生のamuに出資 ・ロート製薬<4527>三井物産と、シンガポール漢方薬を880億円で買収 ・丸紅<8002>電子部品卸のシンガポール社買収、印・東南ア参入 ・日本ペイントHD<4612>新中計、年成長率売上高9%、建築塗料好調 ・伊藤忠<8001>BCGと、共同出資でDXコンサル設立へ ・ホンダ<7267>昨年度の新車販売、「N-BOX」3年連続首位、唯一の20万台超え ・スズキ<7269>4輪車、インドで累計3000万台、40年で達成 ・GMB<7214>インドで車部品生産、電動化対応の子会社設立 ・ヤマハ発<7272>欧でドライブユニット、電動アシスト自転車用 ・日立造船<7004>丸紅と、UAEにゴミ発電、30年間運営・売電 ・NTT<9432>NTTコミュニケーションズ、XR空間に3Dモデル、リモート協働実現 ・トヨタ自<7203>洋上風車作業用ゼロエミ船、北九州で実証、日本財団と ・三井化学<4183>市原工場のフェノールプラント停止、26年度めど ・関西電力<9503>関西送配電、仮想発電所基盤SaaS提供、テラスエナジーと ・クボタ<6326>グループのケイミュー、住友鉱山系を買収、非住宅の外装強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月家計支出(前年比予想:-2.9%、1月:-6.3%) <海外> ・09:30 豪・2月貿易収支(予想:+105.00億豪ドル、1月:+110.27億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 19件
2685 東証プライム
3,495
1/7 15:30
+45(%)
時価総額 170,556百万円
グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファーム等を展開するカジュアルファッション専門店チェーン。店舗数は国内外で1550店舗超。中計では26.2期営業利益224億円目標。自社ECの成長加速などに注力。 記:2024/11/08
4183 東証プライム
3,366
1/7 15:30
-50(%)
時価総額 676,041百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4208 東証プライム
2,404
1/7 15:30
+8(%)
時価総額 255,305百万円
コンポジット、ナイロンポリマーなどの製造・販売を行う樹脂・化成品部門が主力。ポリイミド等の機能品、産業機械等も。1897年創業。旧社名は宇部興産。ポリイミドフィルムで世界トップシェア。事業構造改革推進。 記:2024/10/09
4527 東証プライム
2,834.5
1/7 15:30
-49(%)
時価総額 669,447百万円
目薬や外皮薬などの一般用医薬品、「肌ラボ」などのスキンケア事業が柱。1899年創業。スキンケア関連の売上高比率が高い。目薬で国内トップシェア。ロングセラー商品多数。国内はインバウンド需要が追い風。 記:2024/08/26
1,010
1/7 15:30
+8(%)
時価総額 2,394,217百万円
1881年創業の塗料世界大手。日本ペイントを中核とする持株会社。シンガポール塗料大手のウットラムグループ傘下。ブランド力などが強み。日本では製品値上げの浸透が進む。塗料周辺事業の強化などに取り組む。 記:2024/10/24
4902 東証プライム
659.2
1/7 15:30
+15(%)
時価総額 331,356百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も。産業印刷ユニットではラベル印刷機、加飾印刷機等が販売台数増。 記:2024/12/15
6326 東証プライム
1,818
1/7 15:30
+2.5(%)
時価総額 2,139,181百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6504 東証プライム
8,430
1/7 15:30
-15(%)
時価総額 1,258,574百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。受配電・制御機器の新製品投入で器具事業の売上拡大図る。 記:2024/12/22
7004 東証プライム
960
1/7 15:30
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時価総額 163,406百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。旧社名は日立造船。脱炭素化部門では風力発電及びプロセス機器の売上が順調。 記:2024/12/14
7203 東証プライム
3,052
1/7 15:30
+41(%)
時価総額 48,206,300百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7214 東証スタンダード
1,025
1/7 15:30
+10(%)
時価総額 5,443百万円
独立系自動車部品メーカー。奈良県磯城郡に本社。駆動系部品のOEM供給、補修用部品の製造・販売等を行う。現代自動車が主要取引先。海外売上比率は8割超。配当性向25%目標。補修用部品市場では品揃え強化図る。 記:2024/08/20
7267 東証プライム
1,604
1/7 15:30
+25.5(%)
時価総額 8,469,120百万円
二輪・四輪車メーカー大手。1948年設立。二輪車は世界シェアトップ。除雪機や耕うん機、発電機などのパワープロダクツも手掛ける。エンジンなどに強み。EVラインナップ及び充電サービスの拡大などに取り組む。 記:2024/12/14
7269 東証プライム
1,886
1/7 15:30
+3.5(%)
時価総額 3,705,209百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7272 東証プライム
1,357.5
1/7 15:30
+13.5(%)
時価総額 1,426,260百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。二輪車事業ではブラジル、インド、インドネシアで販売順調。 記:2024/12/14
8001 東証プライム
7,770
1/7 15:30
-27(%)
時価総額 12,314,595百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,361.5
1/7 15:30
-10.5(%)
時価総額 3,958,769百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9022 東証プライム
2,936.5
1/7 15:30
+7.5(%)
時価総額 3,024,595百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線はN700Sの投入進める。不動産業では販売力の強化等に取り組む。 記:2024/11/09
9432 東証プライム
157.5
1/7 15:30
+0.5(%)
時価総額 14,261,675百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9503 東証プライム
1,724
1/7 15:30
-15.5(%)
時価総額 1,618,376百万円
関西地盤の電力会社。国内電力業界2位。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信事業、総合不動産事業等も手掛ける。持分法適用会社に日本原燃など。26.3期ROA4.4%以上目標。コスト構造改革推進。 記:2024/11/27