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新興市場見通し:IPO増加に伴う換金売りで需給悪化を懸念、下値模索の展開か

2024/3/16 15:03 FISCO
*15:03JST 新興市場見通し:IPO増加に伴う換金売りで需給悪化を懸念、下値模索の展開か   ■投資家のモメンタムは悪化している様子 今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-2.47%だったのに対して、東証グロース市場指数は-4.15%、東証グロース市場250指数は-4.43%と新興市場の下落率は大きかった。日本銀行による金融政策決定会合への思惑などから東証プライム市場の売買代金が減少し、日経平均は調整局面を迎えている一方、東証グロース市場は12日こそ逆行高のような動きを見せた後は、GENDA<9166>、Macbee Planet<7095>などの決算銘柄や、大規模な公募を発表したispace<9348>など主力株を中心に下げ幅を拡大する展開となった。東証グロース250の売買代金は8日以降2000億円を下回っており、下落局面で押し目を狙うような動きは観測されておらず、投資家のモメンタムは悪化している様子。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに25日移動平均線、200日移動平均線を下回っており、75日移動平均線の攻防を迎えている。 個別銘柄では、24年7月期の営業利益予想を上方修正したデリバリーコンサルティング<9240>が急騰したほか、笑美面<9237>、さくらさくプラス<7097>、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>、アールプランナー<2983>も決算内容が材料視されて買われた。また、勤次郎<4013>は株式分割や中期経営計画が評価されて上昇。ACSL<6232>は防衛省外局の防衛装備庁からの大型受注を発表し買われた。一方、決算内容が嫌気されたジャパンM&Aソリューション<9236>が急落したほか、米エヌビディア株がさえない動きとなったことが影響し、カスタムAI開発のLaboro.AI<5586>のほか、ABEJA<5574>やエッジテクノロジー<4268>、AVILEN<5591>、sMedio<3913>、Kudan<4425>などAI関連銘柄が売られた。 ■IPO増加に伴う換金売りで需給悪化を懸念、IPOは3社 来週の新興市場は下値模索の展開となりそうだ。18-19日に開催される日本銀行による金融政策決定会合、19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に対する新興市場への影響は限定的となろう。為替が1ドル=140円台前半など大幅な円高推移となれば、内需株など円高メリット銘柄への刺激材料となりそうだが、大幅な円高推移はいまのところ期待しにくい。 チャート上では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに75日移動平均線水準まで下落している。ちょうど2月15日以降の上昇分がはく落したことから、調整一巡との見方はできる。ただ、21日には、グロース市場にSTG<5858>とトライアルHD<141A>、22日には、同じくグロース市場にジンジブ<142A>がそれぞれ上場する。3月は15社のIPOが予定されており、15社中14社がグロース市場に上場することから、足元急騰していた銘柄や直近IPO銘柄を中心に換金売りが入る可能性がある。IPO銘柄は、短期資金が向かい商い活況となりそうだが、投資家のモメンタムが悪化しているなか、新興市場全体の需給面は悪くなることから下値模索を警戒したい。75日移動平均線をあっさり下回ってくると、東証グロース市場指数は900台、東証グロース市場250指数は700台のそれぞれの大台割れが意識されよう。 《FA》
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時価総額 366,776百万円
ディスカウントストアの運営等を行う流通小売事業が主力。九州地盤。EDLP型ビジネスモデルが強み。リテールAI事業等も手掛ける。店舗数は310店舗超。高付加価値商品の投入で売上総利益率の向上に取り組む。 記:2024/05/16
142A 東証グロース
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高校新卒専門求人サイト「ジョブドラフトNavi」、職業体験・就職イベントの運営を行う。求人ナビの原稿作成、高校訪問代行等も。学校網拡大に向けた取り組みは進展。中計では27.3期売上高67.7億円目標。 記:2024/06/25
2983 東証グロース
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4013 東証グロース
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統合ヒューマン・リソース・マネジメント(HRM)ソリューション「Universal 勤次郎」を主力とするHRM事業が柱。不動産賃貸事業も。クラウド形態の契約社数は増加傾向。クラウド解約率は低水準。 記:2024/08/29
4268 東証グロース
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時価総額 8,902百万円
AIソリューション会社。AIアルゴリズムの組込や実装、運用のAI個人向け、法人向けAI教育サービス、AIを活用したプロダクトの開発、販売を行う。今期3Q累計は増収も、採用強化に伴う採用費や人件費が増加。 記:2024/04/15
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人工知覚アルゴリズムの研究開発及びライセンス提供を行う。自己位置推定、環境地図作成を同時に行うSLAM技術を独自開発。製品関連売上の拡大図る。フィンランド天然資源研究所に独自の人工知覚技術を提供。 記:2024/07/08
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時価総額 15,468百万円
AI開発を支援する「ABEJA Platform」を展開。DX推進に向けたコンサル等のトランスフォーメーション領域が主力。生成AIの利活用推進。継続顧客からの売上比率は9割超。LLM関連の引き合いが順調。 記:2024/05/12
5586 東証グロース
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機械学習活用のオーダーメイド型AI「カスタムAI」を展開。特定産業に依存しないポートフォリオが強み。味の素などが主要取引先。2社の新規顧客獲得。旺盛なDX投資需要が追い風となり、24.9期1Qは売上堅調。 記:2024/04/09
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ChatGPT活用プラットフォーム「ChatMee」、生成AI活用支援、AIツール開発、AI内製化支援などを手掛ける。支援実績は700社超。AIソリューションコンテンツの拡充、顧客開拓などに注力。 記:2024/08/10
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時価総額 1,524百万円
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6232 東証グロース
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時価総額 13,489百万円
商業用ドローンを製造・販売。独自開発の自律制御技術に強み。取引先は221社。外国籍従業員比率は約2割。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収見通し。インドの大型案件などの売上貢献見込む。 記:2024/04/14
2,700
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時価総額 39,566百万円
成果報酬型のデータ解析ツールやWeb接客ツールを通じて顧客の販促を支援。AI活用のLTV予測に強み。24.4期3Q累計は新規案件の受注堅調。前期買収会社もフルで上乗せ。通期大幅増収増益を計画。記念配予定。 記:2024/04/10
7097 東証グロース
984
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時価総額 4,431百万円
東京23区を中心に認可保育園を運営。食育などの子育て支援も。24.7期上期は新規開設施設が貢献。業務効率化も進み計画を上回る増収増益に。通期計画を上方修正。東京・西麻布の子育て支援住宅は今年6月引渡しへ。 記:2024/04/10
9166 東証グロース
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-100(%)
時価総額 182,244百万円
国内外のアミューズメント施設運営会社を買収して急成長。M&Aを活用してエンタメ・コンテンツ領域の拡大にも取り組む。24.10期は前期買収会社が上乗せ。プライズゲームの人気も続く見通し。連続最高業績を計画。 記:2024/04/10
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時価総額 1,337百万円
M&A助言会社。中小企業向け事業継承案件に強み。24.10期1Qは提携金融機関数が順調増。だが成約延期案件が発生した影響などで収益足踏み。2Q以降は成約件数が好調に推移する見通し。通期では最高業績を計画。 記:2024/04/09
9237 東証グロース
1,582
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-38(%)
時価総額 3,069百万円
シニアホーム紹介サービスが柱。病院の医療ソーシャルワーカーとの連携に強み。シニアホーム運営コンサルも。24.10期1Qは成約数が順調に増え、シニアホームから受け取る成功報酬が拡大。人件費増こなして黒字に。 記:2024/04/09
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10/8 14:59
-1(%)
時価総額 2,164百万円
IT・データ戦略の策定からシステムデリバリー、内製化支援まで手掛けるテクノロジーコンサルティング企業。顧客数は220社超。情報・通信業向けが主力。コンサルタント稼働率の向上等により、利益率は改善。 記:2024/06/07
9348 東証グロース
672
10/8 15:00
±0(%)
時価総額 62,575百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09