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後場に注目すべき3つのポイント~半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に

2024/3/8 12:25 FISCO
*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に 8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶりに反発、半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に ・ドル・円は小じっかり、148円付近に値を戻す ・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■日経平均は4日ぶりに反発、半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に 日経平均は4日ぶりに反発。前日比336.53円高(+0.85%)の39935.24円(出来高概算12億8000株)で前場の取引を終えている。 7日の米国市場は続伸。ダウ平均は130.30ドル高(+0.34%)の38791.35ドル、ナスダックは241.83ポイント高(+1.51%)の16273.38、S&P500は52.60ポイント高(+1.03%)の5157.36で取引を終了した。10-12月期単位労働コストが予想を下回ったことを受けた金利低下を好感し、寄り付きから上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6日に続き上院議会証言で経済が予想通りに展開した場合の年内の利下げの可能性を繰り返したため利下げ期待を受けた買いがさらに強まり続伸した。特にエヌビディアなど半導体セクターの上昇が相場を一段と押し上げ、終日堅調に推移し、終了。S&P500種指数は史上最高値を更新した。 米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後は3月限先物・オプション取引の特別清算値(SQ値、概算39863.92円)に絡んだ売買などが影響して、寄付き後の日経平均は、一時前日比マイナス圏に突入する場面が見られた。ただ、値がさ半導体株が強かったことから日経平均は切り返し、39900円台で前場の取引を終えた。なお、前場のプライム市場の売買代金はSQ値算出に絡んだ売買が加わったことから、3.7兆円まで膨らんだ。 日経平均採用銘柄では、鹿島建設<1812>、大成建設<1801>、大林組<1802>など建設株が総じて上昇したほか、日本銀行の金融政策決定会合への思惑が高まっていることから、みずほ<8411>、三井住友<8316>など銀行株も強い。このほか、大阪ガス<9532>、エーザイ<4523>、東エレクン<8035>、アドバンテスト<6857>が買われた。日経平均採用以外の銘柄では、子会社の自動翻訳機を手掛けるポケトークの上場報道を受けて親会社のソースネクスト<4344>がストップ高買い気配となった。 一方、保有するオリエンタルランド<4661>株式を譲渡することで期末配当予想を26円から34円に修正した京成電鉄<9009>が売られたほか、京王電鉄<9008>、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、JR東<9020>など鉄道株も総じて安い。このほか、為替の円高推移がネガティブ視されて、いすゞ自動車<7202>、スズキ<7269>など自動車株も連日で売られた。 セクターでは、銀行業、建設業、保険業、卸売業、電気・ガス業などが上昇した一方、陸運業、空運業、海運業、鉱業、輸送用機器などが下落した。 後場の日経平均は40000円台回復を試す展開となりそうだが、今晩の米雇用統計発表などが意識されて上値は重くなろう。為替が1ドル147円台まで円高ドル安が進行したことでトヨタ自<7203>など自動車関連が総じて安いことも上値を抑える要因となる。心理的な要因も踏まえ、SQ値(概算39863.92円)を終値ベースでしっかり終えたいところだ。 ■ドル・円は小じっかり、148円付近に値を戻す 8日午前の東京市場でドル・円は小じっ仮の値動きとなり、147円52銭から148円12銭まで値を上げた。米10年債利回りは底堅く推移し、ドル売りは抑制されている。一方、日経平均株価は再び40000円台を目指す展開となり、円売り基調を強めた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円52銭から148円12銭、ユーロ・円は161円62銭から162円18銭、ユーロ・ドルは1.0944ドルから1.0955ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・地域新聞社<2164>、エスポア<3260>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・1月家計支出:前年比-6.3%(予想:-4.1%、12月:-2.5%) ・日・1月経常収支:+4382億円(予想:-3304億円、12月:+7443億円) 【要人発言】 ・鈴木財務相 「デフレから脱却したとは考えていない」 <国内> ・14:00 1月景気動向指数・先行速報値(予想:109.7、12月:110.2) ・14:00 2月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:50.6、1月:50.2) <海外> ・16:00 独・1月鉱工業生産(前月比予想:+0.6%、12月:-1.6%) 《CS》
関連銘柄 21件
1801 東証プライム
6,771
11/22 15:30
-104(%)
時価総額 1,240,217百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
1802 東証プライム
2,120
11/22 15:30
+86.5(%)
時価総額 1,529,601百万円
1892年創業の大手ゼネコン。国内建設事業を中心に、海外建設事業、エンジニアリング事業等を展開。東京スカイツリーなどで施工実績。グループ社数は140社超。建設バリューチェーンの強化などに取り組む。 記:2024/08/09
1812 東証プライム
2,704.5
11/22 15:30
+53.5(%)
時価総額 1,429,750百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
2164 東証グロース
353
11/22 15:20
+7(%)
時価総額 943百万円
千葉県や茨城県で発行する地域フリー情報誌「ちいき新聞」の広告枠販売が柱。富裕層向け情報誌、子育て支援情報誌を発行。ちいき新聞の週間発行部数は約173万部。キャリア教育副教材は配布対象の小中学校を拡大。 記:2024/10/27
3260 名証ネクスト
3,695
11/22 15:30
+95(%)
時価総額 6,481百万円
宅地及び建売物件の販売等を行う開発・販売事業、賃貸・管理事業、不動産コンサルティング事業などを手掛ける。名古屋地盤。中古戸建のリフォーム販売、商業施設の賃貸等に注力。ストック事業の拡大などに取り組む。 記:2024/10/24
4344 東証プライム
194
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 26,453百万円
ソフトウェア、ハードウェアの企画・開発・販売等を行う。筆王、ZEROウイルスセキュリティ等を手掛ける。AI通訳機のポケトークなどを傘下に持つ。サブスクリプション型テキスト化サービスは会員数が順調増。 記:2024/10/11
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4661 東証プライム
3,382
11/22 15:30
-21(%)
時価総額 6,150,001百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
3,663
11/22 15:30
+64(%)
時価総額 14,375,561百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
3,835
11/22 15:30
-13(%)
時価総額 9,738,024百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
9001 東証プライム
2,569
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 516,921百万円
私鉄大手の一角。関東私鉄で営業距離最長。東京スカイツリー、東武動物公園、東武ワールドスクエアなど豊富な観光資源が強み。不動産事業、百貨店業等も。25.3期は小幅増収計画。鉄道業の利用者回復などを見込む。 記:2024/07/07
9007 東証プライム
1,552
11/22 15:30
+15.5(%)
時価総額 571,909百万円
大手私鉄の一角。新宿駅と小田原駅を結ぶ小田原線など3路線を展開。小田急百貨店等の流通業、小田急不動産等の不動産業、ホテル業等も。25.3期は増収計画。不動産分譲業における計上予定戸数の増加を見込む。 記:2024/07/07
9008 東証プライム
4,068
11/22 15:30
-9(%)
時価総額 522,945百万円
私鉄大手。東京都中西部で京王線や井の頭線、高尾線、相模原線などを運行。東京都多摩市に本社。京王百貨店等の流通業、不動産業、ホテル業等も。鉄道事業、バス事業は輸送人員の回復進む。不動産販売業の拡大図る。 記:2024/07/04
9009 東証プライム
3,839
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 661,886百万円
東京都心と成田国際空港を結ぶスカイライナーなどを運行する大手私鉄。1909年創業。流通業や不動産業、ホテル運営等も。オリエンタルランドの大株主。今期は運輸業における成田空港輸送の増加などを見込む。 記:2024/06/04
9020 東証プライム
2,780
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 3,153,665百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9532 東証プライム
3,183
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 1,304,750百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス販売量は家庭用減少も業務用増加で補う。電力販売量は小売が増加。脱炭素へ投資拡大。 記:2024/07/13