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後場に注目すべき3つのポイント~バリュー株強く下げ幅をじりじりと縮小する展開

2024/3/6 12:25 FISCO
*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~バリュー株強く下げ幅をじりじりと縮小する展開 6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、バリュー株強く下げ幅をじりじりと縮小する展開 ・ドル・円は小動き、戻りは限定的 ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は続落、バリュー株強く下げ幅をじりじりと縮小する展開 日経平均は続落。前日比99.97円安(-0.25%)の39997.66円(出来高概算9億株)で前場の取引を終えている。 5日の米国市場は続落。ダウ平均は404.64ドル安(-1.04%)の38585.19ドル、ナスダックは267.92ポイント安(-1.65%)の15939.59、S&P500は52.30ポイント安(-1.02%)の5078.65で取引を終了した。利益確定売りが続き、寄り付き後、下落。その後、2月ISM非製造業景況指数など経済指標が予想以上に悪化したため景気への楽観的見方が後退し、相場は続落した。アップルやテスラの下落も相場の重しとなり、終日軟調に推移。さらに、6日から2日間にかけて行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えた調整売りに終盤にかけ下げ幅を拡大し終了した。 米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は40000円台を割り込んだが、売り一巡後は大型バリュー株を中心とした買いが入ったことから、じりじりと下げ幅を縮小。40000円台を回復する場面も見られるなど底堅い展開となった。なお、TOPIXは小幅ながら続伸しておりNT倍率は14.6倍台まで縮小しており、日経平均の過熱感は徐々に収まりつつある。 日経平均採用銘柄では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比2.05%下落したことから、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>など半導体株の一角が下落。また、宝ホールディングス<2531>、ソフトバンクグループ<9984>、村田製作所<6981>もさえない。日経平均採用以外ではさくらインターネット<3778>が心理的な水準である10000円を前に失速。 一方、川崎重<7012>、横河電機<6841>、三井金属鉱業<5706>が上昇したほか、あおぞら銀行<8304>、りそなホールディングス<8308>など銀行株もしっかり。また、好調な2月既存店売上高が引き続き材料視されてニトリHD<9843>が続伸。日経平均採用以外では、三井ハイテク<6966>が業績予想の上方修正を発表し大幅高となったほか、アインHD<9627>がヘッジファンドのオアシスマネジメントが大量保有したことからストップ高。 セクターでは、精密機器、サービス業、電気機器、金属製品、その他製品などが下落した一方、鉱業、繊維製品、電気・ガス業、不動産業、非鉄金属などが上昇した。 為替市場では、1ドル149円90銭台と前日大引け時点との比較では60銭ほど円高ドル安にふれている。ただ、今晩、米国雇用関連の経済指標発表やパウエルFRB議長の議会証言などを控えていることから様子見ムードが強まり、一気に149円台前半を試すような展開はないと考える。後場の日経平均はバリュー株上昇を材料に切り返しを試すと想定する。 ■ドル・円は小動き、戻りは限定的 6日午前の東京市場でドル・円は小動きとなり、150円を挟んでもみ合った。前日低下した米10年債利回りは持ち直したが、ドル買いは小幅にとどまり戻りは限定的に。一方、日経平均株価は40000円付近で下げ渋り、日本株安による円買いを弱めた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円81銭から150円08銭、ユーロ・円は162円65銭から162円91銭、ユーロ・ドルは1.0842ドルから1.0858ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・住石ホールディングス<1514>、地域新聞社<2164>など、15銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・10-12月期GDP:前年比+1.5%(予想:+1.5%、7-9月期:+2.1%) 【要人発言】 ・関係筋 「英財務相、国民保険料負担の2ポイント引き下げ発表へ(英TIMES紙)」 <国内> 特になし <海外> ・16:00 独・1月貿易収支(予想:+210億ユーロ、12月:+224億ユーロ) 《CS》
関連銘柄 18件
1514 東証スタンダード
824
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 48,528百万円
住石マテリアルズを中核とする持株会社。石炭の輸入販売が主力。人工ダイヤなど先端素材の製造・販売、砕石の採取等も。麻生と資本業務提携。新素材事業部門では化合物半導体関連企業との関係強化などに取り組む。 記:2024/06/09
2164 東証グロース
353
11/22 15:20
+7(%)
時価総額 943百万円
千葉県や茨城県で発行する地域フリー情報誌「ちいき新聞」の広告枠販売が柱。富裕層向け情報誌、子育て支援情報誌を発行。ちいき新聞の週間発行部数は約173万部。キャリア教育副教材は配布対象の小中学校を拡大。 記:2024/10/27
2531 東証プライム
1,215.5
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 239,760百万円
宝酒造、宝酒造インターナショナル、タカラバイオなどを傘下に収める持株会社。京都府京都市に本社。焼酎、清酒で国内シェアトップクラス。宝酒造インターナショナルでは商品ポートフォリオの拡充等に取り組む。 記:2024/10/05
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3778 東証プライム
4,920
11/22 15:30
+445(%)
時価総額 206,104百万円
データーセンター運営会社。国内有数規模のデータセンターを自社所有。双日の持分法適用会社。クラウドインフラストラクチャーサービスは成長。24年1月から生成AI向けGPUクラウドサービスの提供を開始。 記:2024/06/07
5706 東証プライム
4,772
11/22 15:30
+57(%)
時価総額 273,827百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6841 東証プライム
3,553
11/22 15:30
+148(%)
時価総額 954,425百万円
生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器等の制御事業が主力。1915年創立。波形測定器、光通信関連測定器等の測定器事業も。分散形制御システムに強み。マテリアル部門は化学、マイニングの顧客基盤拡大図る。 記:2024/10/10
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6966 東証プライム
763
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 150,566百万円
モーターコア製品等の製造・販売を行う電機部品が主力。リードフレーム、プレス用金型、平面研削盤等も手掛ける。福岡県北九州市に本社。車載用モーターコアで世界トップシェア。生産性向上、原価低減に取り組む。 記:2024/10/14
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
8304 東証プライム
2,464
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 344,440百万円
旧日本債券信用銀行。レバレッジドファイナンスや不動産ファイナンス、エクイティ投資、環境ファイナンス等を手掛ける。大和証券グループ本社と資本業務提携。国内外向け貸出は増加。総資産は7兆6000億円超。 記:2024/07/01
8308 東証プライム
1,247.5
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 2,995,223百万円
りそな銀行を中核とする大手金融持株会社。クレジットカードや信用保証、リース事業等も。埼玉りそな銀行、関西みらい銀行なども傘下に持つ。収益・コスト構造改革の加速図る。26.3期当期純利益1700億円目標。 記:2024/10/28
9627 東証プライム
4,937
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 174,908百万円
保険調剤薬局「アイン薬局」等を展開するアインファーマシーズを中核とする持株会社。グループ薬局総数は1230店舗超。セブン&アイHDと資本業務提携。ファーマシー事業ではM&Aの活用等で事業規模の拡大図る。 記:2024/06/09
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17